獣の奏者(6) (講談社青い鳥文庫)

  • 講談社 (2011年6月10日発売)
4.47
  • (34)
  • (23)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 375
感想 : 13
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784062852197

作品紹介・あらすじ

最古の闘蛇村に連綿と伝えられてきた遠き民の血筋、リョザ神王国の王祖ジェと闘蛇との思いがけないつながり、そして、母ソヨンの死に秘められていた強い思い……。みずからも母となったエリンは、すべてを知ったとき、母とはべつの道を歩みはじめるのだった。
巻末には、上橋菜穂子氏とブックコメンテーター・松田哲夫氏の対談を収録。

※小学上級から

みんなの感想まとめ

物語は、エリンが王獣を訓練し、王獣部隊を作る決意を固める過程を描きながら、彼女とイアル、ジェシの家族の絆と試練を深く掘り下げています。エリンの母ソヨンの死に秘められた思いと、王祖ジェとのつながりが明ら...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 何度も危機を脱し家族が巡り会えた。

  • 王獣を訓練して王獣の兵隊を作ることに悩むエリンだが、ついに王獣部隊を作ることを決心する。また、イアルは大公の兵と真王の兵との架け橋になるために闘蛇乗りになることを決意する。
    今までの疑問がどんどん解決していって物語が終盤になっていくのを感じる。

  • 話は、どんどん深刻になっていく・・・。
    エリンとイアルとジェシの家族は、これからいったいどうなっていくのだろう。
    たまには、3人の明るい笑顔をみたいな。

    最後のエリンの提案には、びっくりした。
    イマイチぱっとしなかった真王(ヨジェ)、これから強くなって国を守るのか?

    イアルの決意も意表をつくもの。
    エリンとイアルとジェシ、家族の幸せは 当分来そうにないかも。

    世界を大きく見ることのできる人物 ロランやオリが、
     これから活躍してくれることを期待しています。
     
    ひとつの国が幸せになることだけでなく、世界が平和になることが大切!!

     次が楽しみです。

    2012/2/5 予約 2/14 借りる。 2/23 読み始める。2/28 読み終わる。

    内容 :
    最古の闘蛇村に伝えられてきた遠き民の血筋。王祖ジェと闘蛇のつながり。
    そして、母ソヨンの死に秘められていた思い。
    すべてを知ったエリンは、どうするのか? 
    巻末に著者とブックコメンテーター・松田哲夫の対談を収録。

    著者 : 上橋 菜穂子
    立教大学大学院博士課程修了。専攻は文化人類学。川村学園女子大学助教授。
    「夢の守り人」で路傍の石文学賞受賞

    絵 : 武本 糸会

  • エリン30歳。
    この一冊では冒険がメイン。
    最後に大きな決断を下す。
    クライマックスに向かい、盛り上がってきているように感じる。

  • 子を持つ二人が何を思い、なぜにあのような選択をしたのか。壮大な続きを感じた。

  • エリンがサイガムルらに狙われるとともに、イアルとジョシも何者かに襲われた。家族で静かに自由に暮らすことは出来ないのか?ぎりぎりまで悩むエリンだが、リョザ神王国の命をうけ、王獣を増やし、戦争に使えるように訓練する道を選ぶ。そして、イアルは闘蛇乗りになることを志願する。

  • 探究編の下巻。はじめから重く深い空気に満ちた物語世界でしたが、エリンが母となってからも、彼女と家族の置かれた境遇は、決して穏やかなものではありません。
    たったひとりの王獣使いとして、国の存続を左右させるほど重要な立場であるだけに、他国からは命を狙われ、自国からは自由を制限され、次第に身動きが取れなくなっていくことが感じられます。
    八方ふさがりのがんじがらめの中、大切な王獣と家族を守るために彼女はどんな決断を下すのでしょうか。

    主人公エリンとその夫イアル、息子ジェシとも、みんな、意思が強い人々ですが、言い方を変えると誰もが頑固でマイペース。
    目立ちたがり屋ではないのですが、内なる我が強いのです。
    己の信じる道をつき進む姿勢は、潔く美しく、一般には人の憧れとなりますが、実際には周りの人々に迷惑をかけることもしばしば。
    とはいえ、主人公たちがそういった性格でなければ、この物語は進んでいかないのですが。

    彼らとは違う、他己愛に満ちた人物としては、幼少期のエリンの親代わりとなったジョウンが思い出されます。
    もう彼のような人物はおらず、作中での癒しの存在が探せなくなってしまいました。

    エリンは、歴史の中で培われた禁忌を、一つまた一つと壊し続けてきています。
    もちろん邪心や破壊衝動ではなく、王獣と人間の共存ために良かれと決断してのことですが、決められたルールを破ることの大変さと、降りかかる責任の重さは、この物語のメインテーマにもなっており、彼女が報いのように受ける困難な人生を追っていくことは、読者にとってなかなか息苦しい作業となります。

    人が作ったルールは、自然界の掟とはまた別ものであり、人が変えられるものでもある、全ての既存観念を鵜呑みにすべきではない、という大きな教えも含まれているようです。
    ジェシがあまりにも子供らしく甘えん坊ですが、これはエリン・イアルとも叶わなかった子供時代を体現させてあげようとしているのでしょうか。

    表紙と挿絵を担当しているイラストは、コミック版とかなり絵が似ているので、もしかしてと調べたら、やはり同じ武本糸会さんによるものでした。
    両方読む読者にとって、イラストが同じだとイメージが途切れずに広がるため、嬉しく思いました。

  • 母となったエリン。
    父となったイアル。
    誰にも理解しえない孤独を抱えた者同士の、切ないまでの絆。

    大きな運命という名の激流が二人を呑みこんでいく。
    続きが気になる。
    エリンにもイアルにも、しあわせになってほしい。

  • 獣の奏者シリーズ。母となったエリンが今までの身一つではない責任と自らの使命に挟まれてもまれていく様がとても人間らしく、よかった。

  • 今までわからなかったことが明かされてきて、1から読み直してみたりしました。どうなってしまうのか気になりつつ、もうすぐ終わるのかと寂しく思ったり‥。8月が待ち遠しいです。

全10件中 1 - 10件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

上橋菜穂子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×