平家物語 夢を追う者 (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062852623

作品紹介・あらすじ

帝と院(前の帝)は、自分たちのかわりに武士をやとって戦わせた。勝ったのは平清盛たち平家。土地も、財宝も、高い身分も手に入れた。敗れたのは源氏。「帝や貴族に関係ない、武士だけの国をつくる!」源頼朝はこう決意し、平家をたおすチャンスを待つ。古典の傑作『平家物語』を読みやすい文章で一冊に。平家と源氏の時代を生きた人びとの思いをえがきます。小学中級から。

感想・レビュー・書評

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  • 義経がなぜ死んでしまったのか分かった。

  • 耳なし芳一の印象が強いが、牛若丸とかは平家物語の人なのか、と驚きから始まった。『平治物語や『義経記』『吾妻鏡』などの物語を加えているとあり、どこを読んでも有名なエピソードで面白い。
    平清盛の専横が酷い影に隠れてるけど、源氏も一族で殺しあったり血生臭い。
    平家と源氏の武家争いだけでなく、頼朝は平家vs源氏vs後白河院等貴族の三つ巴で戦っていたのだと解った。最後の仲違いは頼朝は総領として義経に話をしてやれよ、と思った。頼朝の「日本の国を半分いただけますか」という取引は、ドラクエ1を思い出した。
    平清盛の息子重衡は「蓮の花の上〜」と仏教思想が見えたので育ちの良さを感じた。

  • この物語では幸せに生きた人は0人

  • 帝と院(前の帝)は、自分たちのかわりに武士をやとって戦わせた。勝ったのは平清盛たち平家。土地も、財宝も、高い身分も手に入れた。敗れたのは源氏。「帝や貴族に関係ない、武士だけの国をつくる!」源頼朝はこう決意し、平家をたおすチャンスを待つ。古典の傑作『平家物語』を読みやすい文章で一冊に。平家と源氏の時代を生きた人びとの思いを描く。

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著者プロフィール

長野県生まれ。歴史博物館にて、遺跡の発掘や歴史・民俗資料の調査研究にたずさわったのち、2003年作家デビュー。著書に「あさきゆめみし(全5巻)」(大和和紀・原作)、『平家物語 夢を追う者』『竹取物語 蒼き月のかぐや姫』『枕草子 清少納言のかがやいた日々』『南総里見八犬伝(全3巻)』『真田十勇士』(いずれも講談社青い鳥文庫)、『小説 ちはやふる中学生編』(講談社)ほか多数。日本児童文学者協会、日本民話の会に所属。

「2022年 『×××HOLiC  映画ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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