探偵チームKZ事件ノート 緑の桜は知っている (講談社青い鳥文庫 286-5 探偵チームKZ事件ノート)

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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062852791

作品紹介・あらすじ

エリート4人組の男の子たちと「探偵チームKZ」を組んでいる立花彩。ある朝、KZの中でも、いちばんクールで大人っぽい黒木とランニングを始めることに。その途中、1人暮らしの老婦人の姿が消えているのを発見します。行方が心配な黒木にひきずられて、誰もいないその家の捜査を始めるのですが…。失踪?事件?超・本格ミステリーにドキドキです!小学上級から。

感想・レビュー・書評

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  •  今回のは難しい事件だなあ。
     「バックドラフトって何?」とアーヤが聞くシーンが好き。犯人の気持ちを想像するアーヤも良かった。
     黒木くんばかりすごいすごいと言われている印象だが、小塚くんの活躍がもっと認められるべきではなかろうか。

  • 黒木が珍しくちょっと突っ走った巻。

    おばあさんが恐い。傷が治ればまた殴って看病を楽しんでいる。なんでなんだろうか。老いていくと自分が何をしているのか分からなくなるのかもしれない。(ん?私もなんでリビングにきたのか理由わからなくなるときあるな……それとは別!絶対別!)

    でも黒木くんは暴走しても大人っぽくてカッコいい。

  • タメになるお話が多かったです!KZは勉強になります!

  • うっかり4巻目をとばして読んでしまいましたが、
    KZシリーズ、数年を経ての続編となる5巻目。
    皆中学生になっていますが、あまりそういう意味での変化もなく、
    正直児童書刊行になったこともあってか、コバルト時代の巻に
    比べ、ジュブナイル風味が減り、事件を解決する要素が
    多めになった印象がないでもないです。
    事件も少し丸投げ感があるので、悪い意味での子供向け感が
    少し強くなったかなぁ。

    今月出る最新刊は、上下巻!構成ということで、奥行きのある
    話になるかもですね。楽しみ。

  • ▼探偵チームKZ(カッズ)シリーズの5作目。主人公たち小6で始まったシリーズはもう中1になってます。

    ▼今回の事件はメンバーの1人がジョギングルートの家の新聞が取られてないとこから異変を感じて…というもの。
     そんな事件と並行して、このシリーズは主人公アーヤの一人称なんで、中1女子のわくわくや葛藤やコンプレックスなどが綴られます。まあ実はそっちが読ませどころなんだろうな、と。


    ※以下、ネタバレ※



    ▼事件は、一人暮らしのおばあさんが失踪?かと思いきや、ちょっと頭と心が?おかしくなっており、たれかを看護したいがため、たれかを怪我させたりして軟禁していた、という、ちょっと怖い話。  


    ▼とはいえ、一人暮らしの老人の孤独みたいなシンパシーもあったりして、ただたんに悪人、にしないあたりは好感でした。

  • 庭で見た植物から
    毒性がある植物だってことに気づけて
    気づいただけで終わらずに
    その対抗薬を準備して行動できる
    気づく機会なんて、それほどなかったはずなのに
    あの植物だけでそこまで動ける
    何が起こるのかはわからない中で
    最悪の事態の中で
    ここまで想定できる中学生
    すごいなぁ

  • テンポよくサクサクっと読める本でした。年頃の5人のキャラクターが立っていて、衝突しながら事件に向かう姿がよかったです。

  • 本なのにめちゃくちゃドキドキした!
    やっぱりこのシリーズも好きです。

  • コンプレックスを作り上げているのは自分自身。
    女だからって思い込んでるのは誰よりも自分。
    …と言ってもこの作品、周りからの影響が強すぎると思うんです。この状況から誰か彼女を救って欲しい。
    成績によって、子供たちの間でも明確に差別を受ける塾、学校に行っても嫌がらせを受け、仲間といても女だからと言われ、親は成績や学歴でしか人を見ておらず、本人の価値観も学歴第一になってしまっている。
    地獄だと思う。

  • 前回の卵ハンバーグが面白かったので、ちょっと期待して読んだら

    あれ・・・っ? 笑

    今回は、イマイチでした。
    緑の桜とか、おばあさんの失踪疑惑とか、ネタは面白かったのになあ。
    オチもよかった。ヤンキーたちの登場は急展開すぎるような気もするけど、ボリューム上こんなもんか。
    ヤンキーたちも、伏線と考えればすっごい凝ってるし!

    でも、何がイマイチかって


    若武の扱い、ヒドないかコレ!? 笑


    イヤイヤイヤイヤ、原作ではおもいっきし若武推しで、原作が書かれた当時(30年以上前だよね・・・)のことを思うと

    若武みたいなヤンチャボーイがモテた時代だよネ・・・

    とか、今やとちょっと違うやろうなーとか薄目で読んでいたけれどもね!?
    それでも、ここまでひどい扱いを受けるいわれはない!!
    この子は、この子で、かっこいい!!


    だって、キモのワッフルを欲張って食べて倒れるキャラは、小塚クンやろ?
    この子、ちょっとぽっちゃりでくいしんぼうキャラじゃなかったっけ!?

    それが・・・。どうよ・・・。

    シャリができたからってどうよとか思ってたはずやのに、なんかもうただの鑑識班小塚って感じでカッコよすぎるわ!!
    確かに社会ではこういう知識が役に立つよ? イヤマジで。
    この調子で小塚クンは料理もできそうやなあ。
    彩よりもずっと、KZの潤滑油状態ですけれども・・・?

    あー・・・。そういうことか。大人向けKZが上杉と黒木と小塚が出てるらしいのは、そういうことか。

    完全、

    黒木×上杉と(ふたりに世話を焼く)小塚

    って感じか・・・。ハイBL-

    いやいや、読んでないですよ!? 読んでないから知らんよ!?


    そういう(どういう)流れやったらもう、若武は彩ちゃんとまとまっとけ!
    と、思うのに、今回は彩ちゃんすら

    「出会ったころはそう感じなかったけど、若武はKZのなかで一番ガキ」

    とか、すごいクサしよう・・・。

    イヤァ、若武がガキっぽい(と、いう表現もどうかと)のは、30年以上前から知ってましたよ?
    でも、そこが、いいんだよね? 藤本氏原作やとそこがキラキラ輝いて見えていたよね、彩ちゃんの眼を通すと!!

    その彩ちゃんがそこまでクールになっちゃうからますます若武がかわいそうでー!
    毒まで盛られるし、それが回復したあとの
    「お前に心配されたい」
    って、すっごい殺し文句のはずなのに、なんだかバカっぽく聞こえちゃうのよ・・・。

    ここは、藤本氏ならすごい殺し文句に仕立て上げてたやろうなー、と、思った。

    ほんまに今は若武みたいなタイプははやってへんねんな・・・。

    クリームシチュー系男子やんね・・・。婚活女性のターゲットは。
    最早食べ物かとか思うけど(笑)、それでいうたら小塚くんやろ。
    黒木クンがクリームシチューと思わせといて、ロールキャベツ男子やと思う。理想。


    今回はそんな黒木クンと、絶食系男子の上杉クンがチョイチョイ出張っていた。
    彼らのバックグラウンドとか、キャラクタに重きを置かれたぶん(若武含め)事件性がサラリと書かれちゃって、
    「面白かったけど、イマイチ」
    に、なっちゃったんやろうな。今回は彩ちゃんももひとつなんもしてへんしな。

    かといって、このままKZの面子を掘り下げないのもつまらないので、事件性とキャラクタの掘り下げを絶妙なバランスでやっていってくれることを期待しております。
    そもそもこの本、挿絵が多すぎるねん・・・。挿絵がもっと少なかったら、文字数が増えるのにー・・・。

    (児童書ですから!!)

    なんだかんだいいつつ、もちろん、次も読むよー。

    緑の桜はかなり興味深い。
    見てみたいなあ。

    あと、作中は3月なので、これは中学1年生の3月ってことよね。
    前作から1年近く過ぎてるってこと? すごいな。このまま成長していってくれたらいいな。
    小学生や中学生よりも、高校生くらいの設定のほうが面白い。

    ほんで前回、彩ちゃんにとってええ感じやった砂原くんは、今後もええ距離感で登場してくれるんかと思ったらアッサリ転校。
    あ、そうなのかー。やっぱりKZメンバーはこれ以上増えたり減ったりもせんか。(;^ω^)

    (2016.04.23)

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著者プロフィール

千葉県生まれ。大学では心理学を専攻。ゲームとまんがを愛する東京都在住の小説家。性格はポジティブで楽天的。趣味は、日本中の神社や寺の「御朱印集め」。

「2019年 『探偵チームKZ事件ノート 特装版 校門の白魔女は知っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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