川は生きている (新装版) (講談社青い鳥文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 講談社 (2012年6月15日発売)
3.83
  • (8)
  • (5)
  • (8)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 156
感想 : 13
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784062852913

作品紹介・あらすじ

 水道のじゃ口をひねるとき、あなたは、その水が、どこから運ばれてくるか、考えたことがありますか?
 人間は、川の恵みを利用してきました。川からくんだ水を飲み、水田を作り、船で移動したり荷物を運んだりしてきました。もう一方で人間は、川との戦いを続けてきました。大雨に対しては、土手を築いたり土のうをつんだりしてそなえました。
やがて人々は、洪水をさけるため、コンクリートの堤防を作り、上流にダムを作るようになりました。ところが、洪水はなくならないのです……。なぜでしょうか?
 世界のなかでも、急流として知られる日本の川。
自然と人間の間にはどのような歴史があるのでしょうか?
そして、川と、これからどのように付き合っていくのがよいのでしょうか。
 サンケイ児童出版文化賞を受賞した、ロングセラー作品を新装版で。

みんなの感想まとめ

自然と人間の関係を深く考察したこの作品は、川の重要性やその歴史を通じて、私たちの生活に欠かせない水の源を探る内容です。読者は、治水工事や日本特有の急流の特性に触れ、過去の人々の知恵や努力に感銘を受けて...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 娘達の本棚にあった本を取り出してみたら、、、結構知らないこといっぱい書かれていた。
    昔の武将の治水工事が面白い。徳川家康の利根川の流れを変える治水工事が圧巻である。

  • 蛇口をひねりながら水について考えた。

  • 森林があり、川が流れ、下流に水田があるのが日本の原風景。
    水田に川の水があふれていたのを、堤防をどんどん高くして食い止めてきた。
    日本の川は世界でも激流。山が険しく、川が短い。

    水の原点は土にあり、土の唯一の形成者は森林。
    日本の国土の7割は森林。

  • 私たちは川と一緒に生きてきた。

    なぜダムだとダメなのか、どうして堤防があるのに大雨で洪水の被害が出るのか。その疑問に答えてくれる本。治水というのは、完全に押さえ込むことではない。これも「共生」を考えることではないか。語り口も易しく、子どもから大人までにぜひ一度読んでもらいたい。

  • 私の両親までは専業農家で田舎の実家には先祖代々の山林や土地があります。私は一人っ子で農業はせず、隣の県の都市部に住んで会社勤めをしています。
    父から山の敷地や土地について場所を言われても、到底一回行くぐらいでは覚えられるものではなく、車でも入れない雑木林に覆われている多くの場所を、どのようにしていけばよいか途方に暮れていました。いっそのこと断捨離や売却などして手放すべきか、私の子どもの代に渡すことになれば固定資産税や管理などの大変さに“負の遺産”になるんじゃないかとさえ思いあぐねていた時にこの本を読みました。

    命のためには水が、水のためには土が、土のためには森林が、必要な事を知りました。これまで父母やおじいちゃんおばあちゃん、そのまたおじいちゃんおばあちゃんとご先祖様が木を植えたり草を抜いたり毎日朝から晩まで畑や山へ行っていたその営みの偉大さとありがたさを知りました。
    今、近くにはメガソーラー建設中で一帯の森林が伐採された山もある中で、
    この本を読んで私は自分の生きている限りは実家の山林と土地を保持し続けることによって、例え手入れすることは難しいとしても、親やご先祖様が植えたり育ててくれた森林を守る(というのは大きく言い過ぎかも知れないけど)ことや、少なくとも伐採などはせずおいておく・そのままにしておくことはできるんじゃないか、それを通じて少しでも環境問題や水と川と命を守る一端になれるかもしれないということをこの本を読んで思いました。

  • ◎信州大学附属図書館の所蔵はこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB09591450

  • 水の素晴らしさ
    全てがつながっている

  • 川との付き合い方がよく分かる。昔と今との違い。

  • 近年の、水にまつわる自然災害を見るにつけ、これからの国土利用の課題が浮き彫りになってきていると感じる。つくづく自然とは人間の制御しきれないエネルギーを持っているし、そのような時にどこかを抑え込んでも、別の場所に歪みが出る。昔のように、ある程度その猛威さえ受容して、再建できる仕組みを作っていくことこそ、求められる知恵なのかもしれない。

  • 自然と人間シリーズ3部作。最後に読むのは川がテーマ。有名な歴史上人物の治水のエピソードが面白かった。人々の暮らしを支える政治とは、自然と共存していく方法を考えることなんだなぁ。そしてやっぱり水と土と森林のお話。現代の、人間本意な、川を閉じ込めようとする対策への批判と、これからどうしていけば良いかどうかの問いかけ。発展してしまった街はきっと元の水田には戻らない。けれど、昔のように自然のことを考えて共存できる道を探していく必要がある。まずはこの大事な繋がりを知ることから。多くの人に読んで欲しい(いつもこのまとめ)。
    201110読了。

  • 今年もまた川の氾濫による被害が広がっており、この本の訴えることの意味がさらに重みを増しているように感じました。ただ現代は、川自身もこれまで経験したことのないような大雨に晒されており、水と森と土に加え、もっと大きな「気候変動」にどう対応していくのか、地球規模での取り組みが求められているのだろうなと感じます。

  • きっと良いことが書かれているのだろうけれど、レイアウトが読みづらくて読む気にならなかった。

全12件中 1 - 12件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

●著者/富山和子(とみやま・かずこ)
群馬県に生まれる。早稲田大学文学部卒業。立正大学名誉教授。日本福祉大学客員教授。評論家。主な著書に『日本の米』『水と緑と土』(中公新書)『水の文化史』『水の旅』(中公文庫)がある。児童向けには、『川は生きている』『道は生きている』『森は生きている』『お米は生きている』『海は生きている』『びわ湖』(以上すべて講談社)がある。『海は生きている』は、青少年読書感想文全国コンクール課題図書にも選ばれた。川、道、森、お米、海と続く、「生きている」シリーズは、日本の自然と人々の営みをわかりやすく説いた児童向けノンフィクション作品としてロングセラーとなっている。

「2017年 『海は生きている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

富山和子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×