探偵チームKZ事件ノート シンデレラの城は知っている (講談社青い鳥文庫 286-7 探偵チームKZ事件ノート)
- 講談社 (2012年8月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062853057
作品紹介・あらすじ
初めての海外遠征先のフランスで、謎の死に遭遇した「探偵チームKZ」。「大事件を見事に解決し、世界的に有名になること!」が目標だったKZにとってはまたとない事件。慣れない外国で苦戦しながらも、ようやく犯人を追い詰めた!と思ったら、大ドンデン返しでイッキに大ピンチ!?KZはどうなってしまうのか!?夏休み特別海外編です!
感想・レビュー・書評
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今回はサッカーチームKZ初の海外遠征ということでなんと舞台がフランス。さらに前作『シンデレラ特急は知っている』を前編、今作を後編としての二巻仕立て。派手ではあるがその分いつもの読ませどころの半分を占める“中学生の日常における心の機微”は少なめかな。旅先、海外、事件の大掛かりさといった非日常のなかで、カッコいい男子たちに囲まれてドキッ!とか頑張らなきゃ!とかまあそんな感じ。
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▼8歳の娘の愛読シリーズ。読書を語りあいたいようですが、学校では上手くその仲間がいないようで、親バカ付き合い読書。
▼本シリーズ初、この「シンデレラの城」は、前作「シンデレラ特急は知っている」と地続きの物語、つまり前後編の「後編」なんです。ただ、なぜか娘は「シンデレラ特急の方はパラパラとはみたけれど、イマイチだったので飛ばした」と言っていたんです。娘のまんま読んでいこうと思い、「特急」を飛ばして「城」を読み始めてから、「この2作が前後編である」ことに初めて気づきました。
▼最初から、という訳でピンチとクライマックスの手に汗握る展開で、それはいいんですが、
「え?フランスにみんないるの?」
「え?アーヤがフランス語しゃべってるの?」
「いきなりカッズ全員殺される危機??」
という衝撃的なスタートで、ある意味なかなか強烈な読書でした。そして後編だけだけど、まあ楽しめた。
▼しかし、このシリーズは主人公の女子アーヤの、「劣等感と、カッズ探偵チームという共同体に居場所ができたことの喜び」のシーソー的気分表現、というけっこう土臭い湿った精神的な主たる題材かと思っていたのですが、本作あたりはちょいと純粋な「冒険物語、けっこうアクションもスリルも」になってきていて、人気の定番化とともに、マンガ「有閑倶楽部」的な純エンタメ方向になってきているのかも知れませんね。 -
めちゃくちゃみんなが頑張っていて感激した。タメになるお話もあって読み応え抜群でした!
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分析ってそんな場所でもできるのか…。
万能キーもたいがいだけど、化学分析や薬品調合をどこでもやっちゃう能力は本当にとんでもないと思うよ。
それはそれとして、彩さんの服、おしゃれ過ぎませんか? -
この、「シンデレラの城は知っている」は「シンデレラ特急は知っている」の続編なので、先に「シンデレラ特急は知っている」を読むことをオススメします❗
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(2017-04-02)
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フランスには行ったことないので、kzと一緒に行った気分で読みました。
ハラハラしながらも、事件の展開を楽しく読めました。
アーヤのフランス語が短期間でここまで理解出来るのは、若干ひっかかるところではありますが(笑)、ちょっと勉強したくなってきました。 -
で、下巻です。
うん、こっちのほうが色々と良かった!
まぁ、児童書なこともあってほとんど予想通り。
ゲスト人物の特徴描写でピンときていた部分がまんま…;
何気に上巻での駒形先生の挿絵もそれっぽく充分見えるし!
それにしても、先生がいいにしても、短期間で大学生でも難しい
フランス語を日常会話とはいえほぼ聞き取れるようになる
彩ちゃん凄すぎでないの?
この頭あればあ、そうか、畑違いの数学か。
しかしながら、今回は男性陣ほとんどに見せ場がありましたが、
メインヒーロー?若武君が今回地味目だったので
本人も悔しがってることでしょう(笑)。
続刊でのリベンジあるか?と思ったら、
2013年5月時点での最新巻予定は彼が主役?なエピか!