道は生きている (新装版) (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062853095

作品紹介・あらすじ

毎日あたりまえのようにつかっている、道。いったい、いつできたのでしょう?どこまでつながっているのでしょう?並木の道、石の道、塩の道。さまざまな道がもつはたらきをしらべてみると、人間の歴史が見えてきます。これから、どんな道が必要なのかも見えてきます。世の中の見え方が、きっと変わる!名作ノンフイクションの新装版。

感想・レビュー・書評

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  • 道を通して人々が物々交換し、文化を交流させてきた。塩の道、お伊勢参り、そしてシルクロード。車なき時代の大きな遺産に気づく。
    娘達の本棚に眠っていた本にたくさんのことを教えられた。

  • 「毎日あたりまえのようにつかっている、道。いったい、いつできたのでしょう?どこまでつながっているのでしょう?並木の道、石の道、塩の道。さまざまな道がもつはたらきをしらべてみると、人間の歴史が見えてきます。これから、どんな道が必要なのかも見えてきます。世の中の見え方が、きっと変わる!名作ノンフイクションの新装版。」

  • 自然と人間シリーズ3部作の1つ。わたしにとっては2冊目。
    道をいろんな角度から見つめる。道の話には長い歴史がある。遠い過去に想いを馳せる。昔の人々の暮らしを思う。そして道に対する人の思いも変わっていく。最近訪れた日本三大峠"雁坂峠"を思い出す。
    自動車がとんでもなく悪者になっていて苦笑い。今回は道の物語だったが、それでいて道徳のお話であり、人々の暮らしと地球環境と歴史のお話だった。そして、橋とかトンネルとかこの目で見てみたいと思う場所も増えた。禅海の話はジーンときた。
    小中学生に読んで欲しい。
    201025読了。

  • 学校図書館で目にするシリーズ、正直全く読む気が起こりませんでした。
    よくあるリンクで、読友さんご紹介に背中押され読了。
    「道」ってユニークなテーマだと、着地点がわからないながらも非常に読みやすく興味深い内容。
    昔の道は両側に実のなる木を植えて、旅人が飢えないようにしたとか、犬のお伊勢参りとか…なんて人情豊かな世の中。
    後半以降、現在の車中心社会のあり方に触れていて、着地点が判明しました。
    その範疇だけでなく、著者さん曰く「生きるシリーズ5冊を読破したら、日本が見える」気がします。シリーズ制覇したい。良書でした。

  • ちょっと古いなあと思うのだが、道に関する古今東西の情報が載っていて、中高生の入門書としては最適。
    三国志とか戦国時代の武将とかを覚えることが歴史の勉強と思っている少なくない歴史ファンたちは、こういう「歴史」の叙述方法があることを知ると、また歴史の楽しみ方に変化があるんじゃないかなあ。

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著者プロフィール

●著者/富山和子(とみやま・かずこ)
群馬県に生まれる。早稲田大学文学部卒業。立正大学名誉教授。日本福祉大学客員教授。評論家。主な著書に『日本の米』『水と緑と土』(中公新書)『水の文化史』『水の旅』(中公文庫)がある。児童向けには、『川は生きている』『道は生きている』『森は生きている』『お米は生きている』『海は生きている』『びわ湖』(以上すべて講談社)がある。『海は生きている』は、青少年読書感想文全国コンクール課題図書にも選ばれた。川、道、森、お米、海と続く、「生きている」シリーズは、日本の自然と人々の営みをわかりやすく説いた児童向けノンフィクション作品としてロングセラーとなっている。

「2017年 『海は生きている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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