黒田官兵衛は名探偵!!-タイムスリップ探偵団と中国大返しを成功させよ!の巻- (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062853910

作品紹介・あらすじ

●今回、香里、拓哉、亮平の3人組がタイムスリップしてしまったのは、天正十(1582)年六月三日、本能寺の変直後、豊臣秀吉が備中高松城で毛利輝元軍と戦っているときである。織田信長が亡くなったことを知らせる密書が、このとき毛利方へ届けられるべきところを間違って豊臣方に渡ったことによって、秀吉は形勢を有利に展開させ天下統一へと突き進むことになったのだった。しかし、その重要な密書が史実に反して毛利方の手に渡る可能性が出てきた。その原因は香里たちとたまたま一緒にいた黒田官兵衛の失態によるものだったから大変である。官兵衛の主人である秀吉に知られたらただではすまされない。いや、それよりもこのままだと日本の歴史が変わってしまうことになる。タイムスリップ探偵団3人組と軍師官兵衛は、密書を豊臣方へ取り返すべく直ちに追跡を開始するのだったが……。

感想・レビュー・書評

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  • つぎつぎのなんかんを乗り越えて最後には衝撃の事実があって面白かった。

  • 今年の大河ドラマに合わせて黒田官兵衛が主役。
    本能寺で信長が自害したことを毛利に届けるはずの密使が間違えて官兵衛に渡してしまう事件あたりがテーマ。

    密使を取り逃がして追っている最中に秀吉が試練を出して官兵衛の邪魔をしたりと、先に密使を捕らえなくていいのかと思ったらそこはちゃんと考えられていた。
    でも、もうタイトルの人物は名探偵でも何でもなくただ出会って一緒に危機を乗り越えるだけになっている。

    サバイバル度も増し、ミステリー要素よりも冒険要素が多い。
    サブタイトルの中国大返しはこれから、というところで現代へ…。
    確かに結果的には中国大返しをすることになるけれど、それが成功させよ、と言えるのか…。

  • タイムスリップ探偵団シリーズ。

    今回はNHK大河の黒田官兵衛。

    妖術マニアという設定で面白かった。

  • 今回は、戦国時代にタイムスリップ。黒田官兵衛という名前はこの本を読んで知りました。かおりクイズで歴史の力ごついていきます。

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著者プロフィール

1960年福岡県生まれ。1982年日本大学法学部卒業後、出版社に勤務。歴史雑誌編集者を経て、現在作家。『名探偵夏目漱石の事件簿』(廣済堂出版)で第8回日本文芸家クラブ大賞受賞。主な著書に『 選書775 日本史・世界史 同時代比較年表 そのとき地球の裏側で』(2005、朝日新聞社)『選書 水戸黄門は旅嫌いだった!?』(2006、朝日新聞社)『真説の日本史365日事典』(新書、2004、文藝春秋)『1日1時間 1週間でわかる図解日本史』(2005、二見書房)『1日1時間 1週間でわかる図解世界史』(2000、二見書房)『信玄と勘助111の謎』(文庫、2006、成美堂出版)『石原莞爾—「満洲国」建国を演出した陸軍参謀』(文庫、2002、PHP研究所)『実朝を殺した男—『吾妻鏡』殺人事件』(2004、有楽出版社発行・実業之日本社発売)『坊っちゃんは名探偵!—夏目少年とタイムスリップ探偵団』(青い鳥文庫、2001、講談社)『お宝探偵団とわがままミカド』(2004、学習研究社)『吸血鬼あらわる!—帝都〈少年少女〉探偵団ノート』(2005、ジャイブ)ほかがある。

「2007年 『日本史人物「第二の人生」発見読本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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