トキメキ 図書館 PART6 -絵の中の女の人- (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062853934

作品紹介・あらすじ

萌のクラスに転校してきた加賀雅は、美人だけどタカビー。男子のみだったバスケ部に強引に入っちゃうし、無理やり図書委員になっちゃうし……。
そんな強気な雅が苦手な萌だが、雅によりそう着物姿の不思議な女性を何度か見かけていた。
ある日、忘れ物を届けに雅の家を訪れた萌は、壁に飾られた絵を見て、この人こそが着物姿の女性で、雅のおじいさんの伯母だったことを知る。
戦前に若くして亡くなったという小夜さんの絵から目をはなせなくなってしまった萌。その瞬間、
「……かえして。おねがい。かえして……。」という、かぼそい声を聞く。
かなしげな表情で萌に語りかけてくる小夜さんの想いとは?
声が聞こえることを打ち明けた萌に、雅のおじいさんは、小夜さんの話をぽつりぽつりと語り始めた--。

感想・レビュー・書評

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  • 子どもが借りてきた本を借り読み。

    トキ図書シリーズに出会ってしまったー。

    修学旅行に向けてのクラスの盛り上がりや班決めのザワつく感じは「あーそうそう」と共感しながら楽しめました。

    最後の図書室での小夜さんとの対話がやや雑な印象。
    2人のエピソードや心の機微がもぅ少し欲しかった〜。

    1巻から読み始めよう。

  • 戦前のものにしてはものすごく可愛いですね。
    絵だけでなく、その家具作った人も、相当凄いセンスを持っていたと思いますよ。とても戦前のものとは思えない…。

    修学旅行の班を子供たちに自由に決めさせるなんて怖いことしますね…。すごい勇気。でも、それで案の定あぶれちゃう転校生に対して、「自分から動け」と叱るなんて…。
    それは無神経で済まされる問題ではない気がします。

  • 【図書館本】ようやく図書館開かずの部屋の話になって安心したw 事件がひと段落した後のキャラの変わりように唖然。まぁそんなもんだと思ってれば支障はないが。みんな仲良くわいわいやってる姿が微笑ましいので。雅は今後可愛くなっていくのだろう。
    次は修学旅行か。自由行動の行先決まったのかな? 楽しみ。

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著者プロフィール

京都府綾部市出身・京都市在住。『グッバイ!グランパ』で第19回福島正実記念SF童話賞大賞受賞。主な作品に「四年一組ミラクル教室」「ここは京まち、不思議まち」「トキメキ❤図書館」「もしも、この町で」シリーズ『卒業うどん』『たまたま たまちゃん―うちは食べものやさん!―』(以上講談社)『さらば、シッコザウルス』『おたんじょうび、もらったの』(共に岩崎書店)など多数。

「2019年 『はじめまして、茶道部!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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