ムーミン谷の夏まつり (新装版) (講談社青い鳥文庫)

  • 講談社 (2013年12月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784062853972

作品紹介・あらすじ

2014年トーベ・ヤンソン生誕100周年!
青い鳥文庫ムーミンシリーズが新装版で登場!!
平和な6月のムーミン谷に大洪水がおしよせる。
ムーミン一家は、大水をのがれて、流れる一軒の家にうつる。そこは劇場だったので、一家はすばらしい劇をすることになって……。
国際アンデルセン賞大賞受賞作家トーベ・ヤンソンがおくる傑作ファンタジー。
『五体不満足』『だいじょうぶ3組』などで知られる乙武洋匡の巻末エッセイつき。

みんなの感想まとめ

多様なキャラクターたちが織りなす愉快なドタバタ劇が展開される物語で、ムーミン一家は洪水の中、漂流してきた劇場で新たな生活を始めます。劇を通じて、彼らは演じることの意味や、他者との関わりの大切さを学びま...

感想・レビュー・書評

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  • 山が噴火し、洪水が起き、
    水浸しになったムーミントロールの家。
    仲間たちは水の上を漂ってきた怪しい屋敷に腰を落ち着けたが、
    それは劇場で、口うるさい掃除係のおばさんに陣頭指揮を執られ、
    夏至の祝いのために脚本を書き、
    芝居を演じることになった――。

    ムーミンパパ、遂にシルクハットを(恒常的に)被る!

    芝居って何だろう、演じるとはどういうこと?
    ……と、とまどっていた彼らは、
    客席の側にいた「ちびのミイ」が乱入したところで
    第四の壁(fourth wall)を蹴倒して、
    観る者と観られる者の区別を失わせ、奇妙なお茶会に突入。

    誰もが何かの役割を務め、他者と関わりを持つのが人生であり、
    生活の場はどこも一種の舞台なのだった……という、
    愉快でありながら一抹の哀愁を感じさせるドタバタ劇。
    クールな放浪者スナフキンが
    チビッ子たちに慕われて父性本能を発揮するくだりが胸キュン(笑)。

  • 子供向けの物語ではあるけれど、大人になってから改めて読むと大切なことが書いてあることに気づきます。

    この本の中で、スナフキンが『たいせつなのは、自分のしたいことを、自分で知ってるってことだよ。』といっています。
    ほんとにその通りだと思います。

    登場人物それぞれの個性的なキャラクターが、人間の性格の特徴をうまく現していて、だめなところもあるけれどそこを含めて愛しいし、読んでいてあたたかい気持ちになりました。

  • ムーミン谷の住人は意外と自己主張が強く、ズケズケとものを言ったりします。でもそれは相手の考えを共感できなくとも認めることが出来るからなんですね。個性が強い人たちが一緒になったり離れたりしながらも、それぞれが自分の居場所を見付けていきます。この個を重んじる感覚は作者独特のものなのか、お国柄なのか判りませんが、それがすごく心地いいです。

  • ムーミン谷を洪水が襲い、流れてきた劇場に住むことになったムーミン一家。しかし水の流れから、ムーミンとスノークのおじょうさん、ミイは劇場から離れてバラバラになってしまう。とはいえ、そこまでムーミン一家は危機だとは思わず、劇場で演劇をすればみんな集まって再会できるということで、劇をやることに。いやぁスナフキンが面白かった。ミイとの出会いや、子どもへの困惑、公園番とのバトルなど、面白い。さすが…

  • (小6息子)夏のおまつりというテーマは最初の方では触れられていませんでした。
    途中でだんだんとおまつりのテーマになってきました。

    祖父母を招待しているのに、パーティーに来てくれないフィリヨンカ(娘)は毎年悲しがっていました。
    そしてヘルムの立て札をムーミンとフィリヨンカとスノークお嬢さんが燃やしてしまう。そしてヘルムに投獄されてしまう。
    小さなヘルムもいて、皆を助ける為にするべからずを5千回書いた。
    次に、エンマという鼠のおばあさんが出てきて、劇場の人なんだけれど、
    ムーミン達が住んでいたところが劇場だったので、その劇場の使い方をとやかく言い出す。
    それで、エンマは毎日娘に招待状を送っているという事でフィリヨンカと繋がっていく。
    最終的には登場人物全員も劇を通して繋がっていく。
    ムーミン谷の夏が始まってきたところで登場人物の係わり合い方がよく見えてきて良かったです。
    洪水が来た所で突然話が急展開していくところなど、起承転結というより、ファンタジーだとしてもちょっと戸惑う所があり、そこら辺が星4つになった理由です。

  • でこぼこでてんでバラバラな皆が愛しくてしょうがない。
    一つ一つの情景もすごくいいんだなぁ…。
    スナフキンの育児、大好き。

  • トーベ・ヤンソン生誕100年を機に、初めてムーミンを読み始めたのだけど、彼らの名前を知っているに過ぎない私には衝撃的な事実ばかりだった。
    ムーミントロールの皮膚が分厚いだなんて・・・。ムニュムニュしていると思っていたのに・・・。
    あとミィは思った以上に辛辣で、スナフキンは思った以上に男前だった。

  • スナフキン!

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著者プロフィール

1914年、ヘルシンキ生まれ。画家・作家。父が彫刻家、母が画家という芸術家一家に育つ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。66年、国際アンデルセン賞作家賞、84年にフィンランド国民文学賞を受賞。主な作品に、「ムーミン童話」シリーズ(全9巻)、『彫刻家の娘』『少女ソフィアの夏』(以上講談社)など。

「2023年 『MOOMIN ポストカードブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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