探偵チームKZ事件ノート ハート虫は知っている (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062854153

作品紹介・あらすじ

彩のクラスに、超・美少年で勉強もスポーツもできる、「完ぺきな」転校生がやってきた! しかも彼には特殊な能力があって……。一方、探偵チームKZでは、リーダーの若武がまたまた新しい作戦を発表! それはあまりにも意外!?な方向転換だった。いったい探偵チームはどうなるのか。不安になる彩たちの前で起こった恐るべき大事件とは!?

感想・レビュー・書評

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  • ・新キャラ登場。まさかの特殊能力持ち主。とはいえ元々みんなチート気味か。
    ・ハート虫って…。思ってたのと全然違った。
    ・そしてまた救いようなく凄惨な事件。

  • 翼登場!(ちなみにツバサと書いてタスクと読みます)*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
    素晴らしい活躍!最高だった。
    もう、推しがコロコロ変わっちゃいます。

  • ハート虫っていう名前のセンスが良い!アーヤと翼の相性がいいのか、読んでいてほっこりする。

  • 努力を重ねた先にあるもの
    努力ではどうにでもならない才能
    スポーツができることも
    勉強ができることも
    努力を積み重ねたからこそ
    努力を積み重ねられることこそ
    才能って考え方もあるのかもしれないけど
    感覚がものすごく鋭敏で
    それが謎を解明するのに役立つなんてね
    人はここまで辿り着けるのか?
    物語としてのキャラクタなのか?
    ありそうな感じがする面白さ

  • 美門翼登場

  • ハート虫という名前が可愛かったです!でも、ハート虫大量発生は怖いかも…

  • ネタバレで、KZにもう一人メンバーが追加されるということをウッスラ知ってたけど、ここでか~。
    ほんで、彩ちゃんのクラスメイトなのか~。
    なるほどな~。
    美門翼という名前も
    いかにも藤本氏設定
    ちゅう具合で、ヨロシイデスネ。ちゅうかこれまでにこんな感じの名前のキャラ、いなかったっけ?
    (それは美馬某か)

    まァ、よくこういう感じの名前を思いつかはるよなあ・・・、と、さすがな少女漫画設定に単純に感心するけど、それやったらタイトルももっとなんとかならんの。
    このシリーズって、タイトルがびみょうすぎるよね。
    ハート虫って。
    ハート虫・・・。実在(?)してるんやろうけど、どんな虫なのか想像もつかへんし、あんまり清潔なところにいる珍しい虫というわけでもない様子。

    でもこの
    「清潔でないところに生息する虫」
    が、今回の謎のキモではある。

    正直、筋はめっちゃ面白かった。
    仮入部の翼の持ち技が「人並み外れた嗅覚」と、いうのもどうよ、と、思わなくもないけど、小塚くんと合わせるとすごい科学調査班・・・。

    黒木くんの推理は、(聞き込みの描写が皆無なため)いまひとつ説得力がないので、小塚くんと翼の科学調査班は見ていて面白い。
    下水に頭やら手をつっこんで淡々と調べる様子はすっかりプロやし、こういう描写を見ると
    「著者のマジメなミステリ小説が読みたい」
    と、思うわー。著者の書く男子は(基本ストイックで)格好いいんやから、その男子を横で見ている女子は書いてくれなくてもいいのに・・・(面倒臭いので)。

    だって、彩ちゃんだんだん面倒臭い・・・(笑)。

    今回は冒頭で黒木くんを避けてたけど、ええ加減これもなあ。
    目立つグループの人に声をかけられたら周りになんやかや言われる、ちゅうのはわからなくもないねんけど、いい加減コソコソするのもKZのメンバーに失礼でしょうよ。

    自分たちよりも周囲の目ばっかり気にする彩を、そうまでしてメンバーに加えなあかん?
    彩本人も気づいてると思うけど、それって大概KZメンバーに失礼やで? だって彩は自分のことしか考えてへんねんもん・・・。

    確かに妬まれるのは、いややけどなあ。
    いい加減、他人に妬まれるかKZを抜けるかの二択しかないことを気づいてほしいなあ。
    なんとなくそのあたりをぼやかしてこれてるのは、黒木くんや上杉くんはじめKZのメンバーが優しいからやで。
    それに胡坐をかいているのは、ちょっと・・・。
    果たして今回も、彩が黒木くんを避けた理由を「黒木くんは気付いてない」んやろうか。
    気づいてなかったら携帯なんて貸さんのちゃう?
    ちゅうか、これもなあ。携帯の貸し借りは、どうやろう~・・・。

    「借り物なので発信はしないでおこう」
    と、思うのは、ちゃんとしてるな、と思うけども、そもそも貸し借りが・・・。

    ほんで、メールの送受信は結構やってそうやん? とか。
    あっ、こっちはパケットやから何回送受信しても無料なんかな・・・。お金のことばっかりですいません。

    イヤでもお金大事よね!? 最後に彩もいうてたやん、お金は大事やし、持つのも使うのも分相応であるべきやって。
    スタバで低料金のものをオーダーする彩は、相当好感が持てるよ! こういうところをしっかりできるなら、中学生でこんな活動をやっても大丈夫やんな、と、思える。

    (最早何目線かわからない)

    あー、もう、高校生設定にすればいいのに・・・・・・・・! (いやいや青い鳥文庫やから)

    まあまあ、そこにイラッとしてもしょうがないよね・・・。彩がこういう性格のも踏まえてのこのシリーズやもんね・・・。

    (ちゅうかハーレム設定にする時点ですでにリアリティはほぼないんやから、「妬まれる」とかそういうひくつな考え方もここではおいてきてええんちゃうの)

    (まだいう)

    あと、ところどころギョッとする表現があるんやけど・・・(笑)。

    「どことなくアブない感じがする」うわさのカレを見てるだけで「ドキンドキンしちゃう」そうなんやけど、

    ドキンドキン・・・!?

    そ、そこは「ン」がいらないんじゃないですか(しかも二つも)。
    ドキンドキンすることもあるけどな・・・、いやあるかな。昭和の少女まんが感すごいな。


    何がやりたいかわからないから、かたっぱしから新しいことに挑戦していく、と、いうのは、まさに青い鳥文庫世代にはぴったりの考え方やと思います。
    失敗してもいい。そもそも若いうちの失敗なんて、失敗のうちに入らないから大丈夫(とはいえ、当人には一大事やけどね)。

    翼は器用やからそう言えるんやろうなあ、と、思うところもあるけど、基本、新しいことに挑戦するスタンスで過ごすべきやと思います。

    などと考えると、フォーティーズも挑戦してええんちゃう・・・とも思いはじめてきて・・・。だって自分の道は年齢がいくつであろうと常に探し続けるべきやし、フォーティーズだってさらにその上の年代の人から見れば
    「若いうちにする失敗なんて失敗のうちに入らん」
    って思われるんやろうし・・・。

    そういう意味では、いつまでも挑戦なんやねえ・・・。気持ちの持ちようやねえ。


    誰かが心を開いて見せてくれたら、それを応援すべき、と、いうのも、青い鳥文庫世代にこそ心に留めておいてほしいことかも。
    その「応援」も、「がんばれ」と、口先でいうだけではなくて、自分のできることで何らかの協力を(ここぞというときに)することだというところまで含めて。

    他人にも自分と同じように、理由も、都合も、事情もあるのだと思えば、多少馬が合わない人でも気にくわない人でも、「排除しよう」と、いう結論には至らないと思う。

    世の中にはいろんな人がいる。世の中のすべての人とうまくやっていけるわけではない。いかないことのほうがむしろ多いかもしれない。
    学校という限られた世界のなかではより、自分とその世界が馴染めたらラッキーぐらいの気持ちでいい。

    友だちは大切にすべきだ。誰かが心を開いてくれたら応援すればいい。
    でも、それができないから悪というわけでもない。順列があるわけでもないのよ。


    ・・・でも、彩自身が順列もつけるし、「みんなと同じで、目立たない」と、いうことを至上主義にしてるからなあ・・・。

    あ、そうか。
    逆に、まったくそういうことを考えず、自分の得意分野だけを徹底的に武器にする面子が、KZか。
    彼らとの対比で、彩の考え方では世界が狭くなって勿体ないよ、と、思えばいいという、反面教師なのかこれは。笑

    (複雑やなあ)

    だって、現実的な話をするなら近い将来、高校でも大学でも環境が変わってKZとしての活動をやらなくなったときに、
    「中学生のときに、もっと他人の目ばっかり気にせずに思いっきり彼らと接しておけばよかった」
    と、彩は後悔するよ?

    (そこ、確定か)


    ■■■■■

    ■人事不省(じんじふせい)
    意識不明・昏睡状態になること。

    ■朝飯 (いや、意味はわかるけど、こういう言葉があるのは知らんかった・・・)
    朝の食事。朝食。あさはん。

    (2017.06.03)

  • あの虫はハート虫って言うのか…。
    というか、相当猟奇的な状況だし、シャレにならない事件なんだけど…「なんで警察呼んだんだよ」とかそんな場合じゃないと思うんだけどな。

    それにしても、本当に母親は…怖いよ。
    痛い耳かきが普通ってどういうこと?それは耳大丈夫なの?というか痛いと言った時点で母親は止めないの?
    恐ろしい。
    そして、彩さんも、その母親によく似ていると思う。
    自分が辛い目にあうことを恐れているのはわかるんだけど、その説明をしないことで、他の人が傷ついていることには気づかない。
    自分が嫌なことには敏感なのに、他の人がどう思っているかには鈍感なのだ。
    それは、自分の世界だけを見ていて、子供たちがどう考えているかには考えが及ばない彼女の母親とそっくりだと思う。

    人の気持ちを考えることができなくて、何が国語のエキスバートなんだろうっていつも思うよ。

    そして、また何気なく挟まれる、「女だから」「男だから」。
    女を潤滑油としか見てないの?男はお金が好き?
    それは何の固定観念?
    それが変だとか誰も思ってない。それがとても怖い。

    この作品は子供たちに何を伝えたいんだろう。

  • ハート虫ってなんだろうと思っていましたが、、、あれね。。。すごい発想だなと思いました。もっとかわいいてんとう虫みたいなのかと(汗)

    新しいキャラが登場して、KZの特技を考えると(全教科網羅)、あ、そういう方向ねと思いました。今後、絶対音感の人とか出そう。。。

    話の内容が、私の嫌いな虫や不衛生な描写もあって、ちょっと苦々しい思いでしたが、新キャラと皆の今後の絡みはどうなるのか楽しみです。

  • 犬なみの嗅覚を持つ美貌の転校生・美門翼を臨時雇いとしてくわえ、社会奉仕団KZとしてスタート。
    原作者藤本ひとみの持ち味の細やかな心理描写はなく、作者の力不足を感じるな。
    そして、何より気になるのが、性役割にとらわれた発言の多さ。
    「男子ってそういうところあるよね」みたいのはまだしも、「男の序列ってもんがあるんだ」とアーヤの発言を拒否したり、「女が戦場にいると、なんとなく雰囲気がやすらぐ」とアーヤに「行動の安定剤」の役割を持たせたりなどなど。
    これはかなり時代錯誤では…
    もともとアーヤは国語のエキスパートとして探偵チームで対等に関係をつくってきていた。それが今では記録係と安定剤が役割とは…
    なんだかなって

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著者プロフィール

千葉県生まれ。大学では心理学を専攻。ゲームとまんがを愛する東京都在住の小説家。性格はポジティブで楽天的。趣味は、日本中の神社や寺の「御朱印集め」。

「2019年 『探偵チームKZ事件ノート 特装版 校門の白魔女は知っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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