ムーミンパパ海へいく (新装版) (講談社青い鳥文庫)

  • 講談社 (2014年7月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784062854368

作品紹介・あらすじ

ムーミンパパは、一家のあるじとしてのプライドと責任から、海をわたり、小さな島であたらしい生活をはじめることを思いたちます。灯台もりのいない灯台に、岩だらけの島。慣れない土地での生活は、思っていた以上にきびしくて、ムーミンパパは大奮闘! いっぽう、ムーミント
ロールは、モランやうみうまと出会い、友だちになろうとするけど……?
森絵都先生の巻末エッセイ付き。

みんなの感想まとめ

テーマは、ムーミンパパが一家の主としてのプライドを持ちながら、新たな生活を海を渡って始めることです。独善性や支配欲が見え隠れする中で、パパは思い通りにいかない現実に直面し、家族との関係が試されます。美...

感想・レビュー・書評

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  • 岡田斗司夫がこの本を紹介していて、なんかすごい物語だなと思って読んでみました。
    ムーミンって、思ったよりも深いなとすごい感じましたが、この本を気に入って読んでいる子どもたちを想像することができなかった。
    児童書だけど、大人向けだと思います。

  • これまでの話でもちらほら見えていたムーミンパパの独善性と支配欲が全開!
    うおーキツい。
    でも、「ムーミンパパの思い出」でそれについてははっきり書かれており、トーベ・ヤンソンは意識して書いているのがわかっているので読める…。
    ものすごく美しい情景描写に、ムーミンの成長、家族という枠が一回弾けてしまいかけてまた緩く戻る変化などが織り込まれていて、物語としては大きく動くわけではないのだけど、読ませる作品だった。
    踊るモランが愛おしい。

  • ムーミンパパは、一家の主としてのプライドと責任から、海をわたり、小さな島で新しい生活を始めることを思いたつ。だけど、パパはなかなか思いどおりにいかなくって、プライドを保つのは難しいのです。そんな時ママは、パパのプライドが傷つかないようにふるまってくれます。でもママ自身が潰れないように、上手いぐあいに発散しているようです。
    ムーミンは独立心が芽生えています。ただ、パパと一緒に事を成し遂げた時、とっても嬉しく感じています。
    ミイは、唯一しっかり者です。こんな冷静な子がいてくれたら安心できます。

  • 灯台の話をしていて話題になり、気になって読んでみた。孤島の灯台に移住したムーミン一家がだんだん変になる話だとか。
    確かにそう。今更のようにムーミンパパの身勝手さとか、ちびのミイの凶悪さとかにびっくり。
    最後に灯台守が戻ってきた灯台に灯がともる、のはなるほどの終わり方なのだけれど、このあと一家はムーミン谷に戻るのだろうか。

  • パパ、結構わがままだし、困った時は一回寝てみるといって寝てしまって驚いた。ママは頑張ってるなと感心しました。
    ミイはすごくドライで現代的。

  • 海のことを理解するのは不可能と悟った瞬間、「理解する必要がないぞ!」と理解することを放棄するムーミンパパの潔さが素敵。
    モランという厄災の権化のような生き物が常に生活の近くにいて、恐れながらもうまくつきあっているムーミン達は人類の手本そのものだ。

  • ムーミンの世界には独特の異世界感があって嫌いじゃないんだけど、ムーミンパパは苦手。

    ムーミンはまだ子供だから視野の狭いことをしても仕方がないし、そこから学ぶ姿勢も感じられるから良いんだけれど、ムーミンパパはいつもムダに威張っていて、自分が王さまじゃないと嫌なタイプ。

    やることはたいてい無計画だし、自慢の知識は怪しいし、ことばの割にはたいしたことが全然できていないのに空威張りしていて、それほど反省もしないんだよね。

    今回も勝手に海の孤島の灯台守になると決めて、家族を連れてムーミン谷を離れた割には前の灯台守との話はできていなかったみたいだし、島に前から住んでいる漁師さんがいるのに「ここはオレの島!」とか言って調子に乗っているし…。

    灯油でアリを虐殺して大喜びのちびのミィとか、まわりのものをすべて凍らせてしまうモランとか、ダークな部分が良いスパイスになってはいたけれど、やっぱりムーミンパパは脇役で、ムーミンママとムーミンがメインのお話のほうが面白いな…と思いました。

    ママはパパを毎回めちゃくちゃ持ち上げているけれど、同じ種族の男性が他にいなくて、選択肢なしの状態だったのかな~。

    こんな人(ムーミンだけど…)が旦那さんってのは、いろいろと大変だろうな~。

    今回は「何でもできるムーミンパパ」が、海すらも手なづけてしまうという「設定の」物語でした。

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著者プロフィール

1914年、ヘルシンキ生まれ。画家・作家。父が彫刻家、母が画家という芸術家一家に育つ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。66年、国際アンデルセン賞作家賞、84年にフィンランド国民文学賞を受賞。主な作品に、「ムーミン童話」シリーズ(全9巻)、『彫刻家の娘』『少女ソフィアの夏』(以上講談社)など。

「2023年 『MOOMIN ポストカードブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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