- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062855105
作品紹介・あらすじ
ぼくの名前は佐々井彩矢。背は低い。6年生だけど、よく3年生とまちがえられる。
背が低いことをのぞけば、たいした特徴のない小学生だ。でも、まわりからは「彩矢は、ものすごく変わってる」と言われる。
その原因は、ぼくが人よりも神経質な性格をしているからだ。自分でもイヤになるんだけど、細かいことが気になって仕方ない--。
そんな主人公の彩矢が、クラスメイトで大ざっぱな性格の大山昇と、常識的でしっかり者の真中杏奈とともに難事件にいどむ、本格ジュブナイル・ミステリ!
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
神経質な性格で、解けない謎があったら放っておけない佐々井彩矢。
目立ちたくない彩矢の代わりに“神の目をもつ名探偵”として動く大雑把な性格の大山昇。
二人の幼なじみの真中杏奈。
そんな小学六年生の三人は、“大中小学校の謎”について調べることにします。
大中小学校は、第二次世界大戦のころに研究所として使われ、行方不明になった江藤博士が完成させた秘密兵器『終』が、現在もどこかに隠されているという噂がありました。
『終』はどんな薬なのか、江藤博士はどうして消えたのか、私には全くわかりませんでした。
三人と顧問の風街先生による『大中小学校探偵クラブ』の今後も楽しみです。 -
神経質で些細なことが気になる小学生彩矢と大雑把な昇、しっかり者の杏奈という組み合わせが楽しい。
大胆な仕掛けと緻密な謎解きのバランスが、キャラクターの性格とかけ合わせて読者を引っ張る面白さ。ミステリの魅力が詰まっています。 -
3人が個性的で面白い。彩矢の神経質すぎるキャラクターがツボ。
-
はやみね先生新作。
図書館で借りてわりと早いうちに読めたのは嬉しかった。
はやみね先生の話は高頻度で(特に女性キャラ)イラッとすることが多いのだけどこれはなんとかまだ大丈夫そう。
謎は割とあっけなかった感じもするけど、シリーズなので次も楽しみ。 -
"「彩矢は神経質なくせに、ちっとも、わたしの気持ちに気づいてくれないのね。」
その横では、昇がふてくされる。
「杏奈だって、おれの気持ちに気づいてくれないじゃないか。」
「べつにいいじゃない。ノボゥは、クラスの女子からモテモテなんだから。」
「まぁな。」
うれしそうに微笑む昇。
最近、昇は"神の目をもつ名探偵"と呼ばれている。"[p.21]
表紙絵出る前はタイトルから学年が違う子たちかと思ってたけど同級生同士だった。
椎名ちゃんにも秘密がありそうと思ったり。
昇の行動は面白いなぁ。 -
新しい感じで面白かったー!
著者プロフィール
はやみねかおるの作品





