首狩りの庭―英国妖異譚18 (講談社X文庫 しD- 22 ホワイトハート)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062865210

作品紹介・あらすじ

『首に気をつけろ。失われし我が主の首が誘う』ユウリはロンドン塔のカラスにそう告げられる。さらに、予知夢を見るシモンの弟アンリからは、シモンが首を切り落とされる夢を見たと聞かされ、現実でも、学園の霊廟跡地では首なし死体が発見され、不安を募らせるユウリだった。シモンに迫る女の影、忍び寄る罠。霊廟跡地の謎。卒業まであと半年余り。どうするユウリ-。

感想・レビュー・書評

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  • 読了。

  • コンフィ未亡人と好青年アシュレイw、ユマとデート、カラスとアシュレイーーっv、ユーディットと首、アンリの夢、シモンの口封じw、バレンタインチャリティ、シモンの怪我。

  • 2010年3月9日読了

    シモン、危機一髪編でしたー><
    なんていうか、濃い。情念的な面と真逆の霊的現象が重なり、更には物理的にシモンとユウリの間も広がっちゃって、前半は読んでて辛かったお(-_-;) でも、ちゃんと収まるところに収まったので良い。
    ただ、終章の穏やかさがこの後い続く話で失われてゆくのかと思うと非常に切ないです…orz

    しっかし、前回から思うことですがアシュレイがヒドイ(>_<)
    そういう男だってのは分かってんですけどね?情報を引き出せなかったことに苛立ってるのかなんなのか、シモンへの風当たりが「これが本性か!?」と思うくらい強くなってるんだよね。もちろん以前からユウリの守護者たるシモンを煙たがって嫌っていたけれど、それなりに共存(笑)できていたのに。けど、分かってやっていたことだとしても、遺跡のところでの仕打ちは"シモンはしぶといから死なない"というアシュレイ理念に基づいているわけで、やっぱりそれなりに認めてるってことなのかな…。あのトラップはアシュレイのせいじゃないしねww
    でも、図書室の一件は本気だったんだろうなー。アシュレイって本当にコワイ…(>_<) 反面、「ユウリ泣かれちゃ、俺が困る」とかなんなの!レアな人材とか以上の好意を持ち始めているけれど、そういう感情に縁遠い人なので、それがなんなのかイマイチ自分で掴みきれてないような感じでしたね?また協力的な感じに戻るのかなあ?

    で、図書室の一件といえば。
    アレですよ、アレ!(´Д`*) シモンの大暴走www
    やっぱりパスカルやウラジミールたちの言葉は正しかったなー。シモンは立場上自分を抑制することに長けているだけで、中身は普通の高校生だって。つまり今回の行動は積りに積ったものが大爆発な上、ユウリの爆弾発言にイラッとしてやっちゃったって言うことですね、そうですね!!私的には大いにやってもらって構いませんよっ!!!(黙れ)
    シモンは大人びてて高校生ライクなとこないから、ああいう人間っぽい部分が最高>< もちろん、抑制しすぎて焦れて嫉妬しているシモンも好きです。寧ろ、今回のように暴発しちゃうとか好物ですwww 最後、ユウリはちゃんとシモンの元に向かい、今までの溝が無くなったような2人の時間でしたが。一緒についていけなかった時のユウリの悲痛さはすごかったなあ。あの後、シモンがそのことを聞いても責めたりはしないできっと褒めるか慰めるんだろう。
    うう、完結時のこと考えると、このままの2人が切ないっ><

    オスカーはアシュレイに諭されてイライラしてましたが、やはり理解したとはいえ、ユウリが危険な目にあうのは慣れていないようですねー。アシュレイやシモンはそれなりに心配はあっても、経験上無事に帰ってくるのがわかるから平然としてるんだよね。
    オスカーはまた活躍する場が登場するんでしょうかねー?今回は主に日常部分での活躍ばかりだったので、そうじゃないオスカーも見たいところです(*^_^*)

  • シモンが危ない!!!
    この話で、ユウリとシモンが初キッス!?
    なんか、シモンのユウリへの愛情がどれだけのものか
    如実に分かる内容だった。

  • 更に増える謎。

    53ページ、139ページの挿絵が好きvv

    どうか、シリーズのラストがシモンにとって幸せでありますように。

  • シモン壊れつつあるなぁ。
    あとがきにびっくりした。

  • ユウリ争奪戦女子部始動。
    相変わらずモテモテのユウリとやきもきするシモン。
    霊廟の謎が明らかになりつつあり、話は佳境に。
    本編からカットされた話を携帯サイトにアップするパターンもいいんですが、そろそろ短編集に纏めて欲しいところ。

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著者プロフィール

横浜市在住。「英国妖異譚」でホワイトハート大賞〈優秀賞〉を受賞しデビュー。シリーズ化され大人気に。主人公たちの成長に伴い、パブリックスクールを卒業した後は「欧州妖異譚」シリーズとして書き続けられている。その他ホワイトハートでは、「セント・ラファエロ妖異譚」「あおやぎ亭」がある。「ヴァチカン図書館の裏蔵書」シリーズ(新潮文庫nex)、「琥珀のRiddle]「倫敦花幻譚」シリーズ(ともに新書館)ほか著作多数。

「2023年 『シモン・ド・ベルジュはかく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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