アザゼルの刻印 欧州妖異譚1 (講談社X文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062866576

作品紹介・あらすじ

英国の全寮制パブリックスクールで、唯一無二の親友だったユウリとシモン。が、二ヵ月前のある事件でユウリが行方不明になり、シモンは失意の底にいた。そんな兄の姿を見て、予知能力を持つ弟のアンリは自分の見た夢の話をするかどうか迷っていた。一方、パリに住む画家志望のミリアムは奇妙な夢のお告げで、一心不乱に梯子の絵を描いていた。アンリの夢とミリアムの夢、その先には…。

感想・レビュー・書評

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  • 待っていました、新シリーズ……!!
    あの衝撃の最終巻(と呼ぶのもアレなほど、納得の行かないものでありました)から待っていましたが、いやあ、まさか、こういう形だとは!
    あっさりご帰還されていたので、逆に驚きました(笑)。
    たぶん、相当苦情来たんだろうな……。あのラストはないよ、と私も思った。意味わからんし。

    さて、始まった新シリーズは、大学生になった彼ら。
    二ヶ月の行方不明を経て、ユウリへの過保護っぷりが更にエスカレートしております。ってか、BL臭が上昇してますが(笑)。まあ、別に、それはいいんだけど……でも、あからさまにユウリ争奪戦っぽいのは興ざめするので、ほどほどに。
    大学生になって舞台が移った分、新しい面子で争奪戦になるのかしら。相変わらず、アシュレイはアレな人でしたが、シモンの従姉妹がいい味を出していました。
    どうなることかと思った第一部終了から考えたら、結構期待できる第二部のスタートです。
    次を待ちたいと思います。

  • ユウリやっと帰ってきたのはいいけれど,のっけからまた恐ろしげなものと関わりを持ってしまった.アザゼルの刻印,禍禍しい響きが感じられる.いよいよ新シリーズが始まる期待が高まっています.

  • 舞台が英国から欧州へと変わり、第2部開始となりました。現在16巻まで展開しておりますが、私は6巻目を読破中です。ユウリとシモンの繋がりは相変わらずですが物理的な距離にシモンの方が悶々としてるようです。

  • 読了。

  • 意外に、あっさりと帰ってきた主人公。
    これからどう展開していくのか楽しみ。

  • 意外に、あっさりと帰ってきた主人公。
    これからどう展開していくのか楽しみ。

  • なんかもっとユウリの帰還に時間がかかると思っていたのにあっさり帰ってきてしまいちょっと拍子抜け・・・。女の子がいっぱい登場しましたがいまいちまだよくキャラがわからない。シモンの従姉弟はレギュラーになりそうなアクの強さだな。このまま健全路線をつっぱしるの?個人的にはBL目線で読み続けてきたのでニアホモじゃなくただのライトノベルになるならもうやめてしまおうか。・・・なんて思うけどアシュレイのためだけに読み続けるかもw

  • 長い長いハシゴ。天使と悪魔。呪い(黒魔術)。シモン従姉妹とアシュレイw。

  • 「人には、知らされるべき知恵と、知るべき知恵があります。知らされる知恵は容易に知れますが、知るべき知恵は、簡単には明かされません」


    内容紹介です。

     英国の全寮制パブリックスクールで、唯一無二の親友だったユウリとシモン。が、二ヵ月前のある事件でユウリが行方不明になり、シモンは失意の底にいた。
     そんな兄の姿を見て、予知能力を持つ弟のアンリは自分の見た夢の話をするかどうか迷っていた。
     一方、パリに住む画家志望のミリアムは奇妙な夢のお告げで、一心不乱に梯子の絵を描いていた。
     アンリの夢とミリアムの夢、その先には……!?


    欧州妖異譚シリーズ1巻。
    以下、感想でがっつりネタばれしてますので(いつものことかも知れませんが)お気をつけください。

    もう、帰って来るんですか。
    早くね?私てっきり新シリーズは彼なしで進むんだと思っていました。
    ま、帰って来方は激しく彼らしいですが。
    あのままミリアムが梯子の絵を描かなかったらどうするんだろうか…いや、きっと描かないって選択肢はないんでしょうけれど。

    アシュレイが今なにやってるのか、気になるなー。
    と、思っては見たものの、昨年までもあの人、高校生じゃなかったんですから、彼としてはまったく変わらないのか。

    大学生になったからか、シモンが車を運転する描写があって、ああ、年取ってんだなーとしみじみ思います。
    次の巻は日本が舞台なのかな?
    ユウリが日本に戻ってるみたいだし。
    隆聖出てくるかな?わくわく。

    この新シリーズは一つの話を軸に展開されるようななので、順番に読んでいかなくちゃいけないようです。
    『英国妖異譚』シリーズも一応続き物でしたけど、途中だけ読んでもある程度は話分かりましたから。

    あとがきで篠原さんも言っている通り、『英国妖異譚』シリーズを読まなくても、話は分かるので、前シリーズを読んでない方でも大丈夫でしょう。
    が、個人的には前作から読むことをおススメします。

  • ユウリ…第二部一巻目の半ばで戻ってきよった…(笑)!
    でも第二部が始まる前の大方の読者の予想通り第二部がユウリを奪還するための話だったとすると主人公がユウリじゃなくなってしまうのでよかったと思います。
    ユウリの帰還に一巻丸々使うのは難しいし、それだったら前半にユウリ帰還、後半にミリアムを使ってアザゼルを登場させて第二部の序章!みたいにさせるんでよかったのでは、と…
    第一部からぶっ続けで読んだら「えー物足りないよ!」と思ったかもしれませんがもう一年以上空いているので落ち着いて読めました。

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著者プロフィール

横浜市在住。「英国妖異譚」でホワイトハート大賞〈優秀賞〉を受賞しデビュー。シリーズ化され大人気に。主人公たちの成長に伴い、パブリックスクールを卒業した後は「欧州妖異譚」シリーズとして書き続けられている。その他ホワイトハートでは、「セント・ラファエロ妖異譚」「あおやぎ亭」がある。「ヴァチカン図書館の裏蔵書」シリーズ(新潮文庫nex)、「琥珀のRiddle]「倫敦花幻譚」シリーズ(ともに新書館)ほか著作多数。

「2023年 『シモン・ド・ベルジュはかく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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