優しい夜 (講談社X文庫)

著者 : 高岡ミズミ
制作 : 水名瀬 雅良 
  • 講談社 (2012年6月1日発売)
3.20
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062867238

作品紹介

僕が好きなのは、将臣さんです-。家族を事故で失い、常磐家に引き取られた津川幸弘は、兄となった将臣から本当の弟のように大切に見守られ、恋人のように甘やかされていた。幸弘もまた、いけないと思いつつ、その気遣いを拒めずにいた。弟ではなく、恋人になりたい…。そう願う幸弘は、ある決心をするのだが!?家族から恋人へ、ふたりの関係が変わり始めた-。

優しい夜 (講談社X文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 私的に、受けの子の性格がダメで・・・
    後半はイライラしながらナナメ読みをしました^^;

  • 前半、胸が痛くて仕方がなかったです。

  • 家族を交通事故で失い、引き取られた資産家の家で10年間過ごしてきた幸弘が、兄となった11年上の将臣に禁断の恋心を抱いてしまうという、切ないけど優しく甘いお話です。
    なぜ、幸弘が兄を好きになってしまったのかというのは、将臣の行動にあるんですよね。事故の後遺症が残っている幸弘を、それはそれは溺愛しまくりなんです。大学を出て画廊をオープンさせた幸弘に尽力し、惜しみなく世話を焼きます。しかも、過保護。虫が付かないように絶えず目を配り、当て馬が登場した際にはあっさり排除!それじゃ話が広がらないよ、みたいな。
    そんなに独占欲丸出しでかわいがられたら、好きになるのももっともです。

    ところが、なんか気持ちがずれているんですよね。弟扱いじゃなく、恋人にして欲しいと願うようになる幸弘に対する、将臣の反応が意外でした…
    将臣は、とても頼りがいのあるオトナの男だと思い込んでたのですが、ひょっとして、抜けてる?
    どんどんかわいがって、溺愛ラブして、それは客観的にはどう見ても幸弘に対して弟以上の気持ちを抱いているとしか思えないんですけど。

    結局、思慮深い幸弘はこのまま将臣に甘えていてはいけないと思い、今まで世話になった恩義をアダで返すようなことはできないと、おとなしく身を引こうとするのです。

    うん、でもそれじゃ話がまわらない。このまま、兄弟としてつきあっていくのか?と一瞬納得してしまいそうになりました。三浦と長峰もあっさりした絡みでなんだか物足りなくて。派手なぶつかりあいも無く、全体的にぬるま湯のような感じでした。
    多分、将臣にも心の中では激しい葛藤があったに違いないと思うし、急に弟として見ていた幸弘を性欲の対象とするには道を踏み外すような罪悪感があったと思うんですよね。
    そのあたりの描写がないので勝手に妄想で補うしかないんですが。
    できれば、将臣視点で幸弘に対する心情をもっと知りたかったです。

    しかし、その分最後の最後で、恋人として付き合い始めたにもかかわらず手も握ることすらない清らかな関係に、幸弘が痺れを切らしたところからはすごく盛り上がりました。将臣に踏ん切りをつかせる場面は、どうなるのか思わず息を殺して見守ってしまった。
    なので、濡れ場は満足感もひとしおでした。

    焦れ焦れさせられたけど、結果的にはかなり好みの話だったようです。この後の二人もどうなるのか気になります。

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