大柳国華伝 花の王は桃園に誓う (講談社X文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 29
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062867610

作品紹介・あらすじ

華姫暗殺未遂事件から半月後、春華は皇帝と派手な喧嘩をやらかした父親によって実家に連れ戻されてしまう。恋人となったばかりの雪に会うことも叶わず、仕方なく街に出た春華は、個性的な二人の男性と出会い……。そして、彼らの周辺には、春華の命を狙ったあの女性の影が!!

 国一番の寵姫が選んだ仕事は、酒楼の看板娘に、花街の妓女――!? 新たな敵や仲間が待ち受ける都で、天然女官と美形皇子が華麗に大活躍! 中華風宮廷ラブロマン第三弾!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ3作目

  • 祝!シリーズ3冊目です。
    表紙の春華が可愛いです!

    1巻と2巻は、どちらかというと王宮内での春華の味方になってくれる仲間達との出会いの物語でしたが、この巻では雪が心を許せる新たな仲間との出会いが描かれています。
    少しずつ志を同じくする仲間が増えていくのは、まるで『水滸伝』か『三国志』のようで楽しいです。
    ただ、雪がメイン(?)だった事もあるのか、前巻迄の厠と春華と女官達との関係に比べると、賄賂や不正取引といった政治的な話が絡み、全体的に少々難しい(堅い)雰囲気になっている印象を受けました。

    春華の母親である紅鸞(クラン)の死の謎や春華の出生にも秘密があるようで、天有は雪との結婚に猛反対します。
    槐国に向かった天有ですが、次巻は槐国が舞台になるのでしょうか。
    余談ですが、天有と紅鸞の出会いから春華が誕生する迄のお話が読みたいです!

    兎にも角にもシリーズ化され、物語もまだまだ続くようですので、すっかり『大柳国華伝』が好きになった身としては嬉しいです♪
    次巻も待ち遠しいです!

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著者プロフィール

2011年下半期「ホワイトハート」新人賞受賞。

「2017年 『公爵夫妻の幸福な結末』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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