惑いの鳥籠 ~身分違いの恋人~ (講談社X文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062868020

作品紹介・あらすじ

貧しい家に生まれたエミーネは、エルトゥールル帝国の後宮で皇太后に仕える女官(カルファ)。美しいと評判の姉の代わりに後宮へと差し出されたて以来、自分は美しくないと思いこみ、煌びやかな後宮のなかで常に目立たぬようにふるまってきた。新帝の即位を祝う宴で、ラレンデ君侯の世子バヤジットから皇太后の情報を教えてほしいと頼まれる。彼の大胆さに驚くエミーネだが、後宮を一生出られないという絶望のなかで、主への裏切りや後宮の女として禁忌を犯すこととへの葛藤を抱きながらも、バヤジットの間者となる決心をする。 バヤジットによって今まで経験したことのない外の世界を知っていくエミーネ。自分を対等な人間として尊重し穏やかな時間を与えてくれるj彼に、しだいに惹かれていく。そしてバヤジットもまた、彼女の存在が自分を動かしていたことに気づいていくーー!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ4作目

  • エルトゥールル帝国シリーズ4作目。
    1作目の囚われの歌姫と同じ時期、政変のその時の話。
    政変のあたりをもっと詳しく読みたかったのでうれしい。
    あっちのほうでああいう駆け引きがあったのかあ、とか、にやける。

  • ウードの調べで言っていた「信じられない」という所がここでリンク!

  • よかったと思うけど、ヒロインの性格がちと暗すぎて辛かった。暗いというか、あとがきでも書かれてた通り、後ろ向きって感じ? まあ元々大人しい性格の子が後宮なんて場所で育てば、そうならざるをえないのかもしれないが。終わり方はたとえ小さくても確かな一歩って感じで好感触でした。

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著者プロフィール

神奈川県在住。立教大学文学部卒。2012年講談社「ホワイトハート新人賞」を受賞しデビュー。主に中華世界やオスマン世界を舞台にした女性向けファンタジー小説を講談社X文庫ホワイトハートにて発表する。デビュー作を含めた「エルトゥールル帝国シリーズ」が人気を博し、そのうちの『囚われの歌姫』『運命の皇帝』のほか、短編『流離の花嫁』がコミカライズされている。

「2022年 『後宮の屍姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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