- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062868198
作品紹介・あらすじ
古代、神と人とがまだ近しく生きていた時代。太陽を司る昼女神が失踪して以来、里には太陽の光が届かない。病弱に生まれた巫女・雪荷は、長く生きられないといわれる身。それでも役に立ちたいと躍起になる彼女の前に目映いほどに美しい若き男神が現れる。美貌の神は雪荷の歌声をいたく気に入り、ひとときも離したくないと言う。無邪気に甘えてくる男神に戸惑いを感じながらも、彼に仕える決意をした雪荷。だが、運命を変えるもうひとりの男神が現れて……! 賢明に生きる一人の少女が神々を突き動かし、世界に光が取り戻される――!?
感想・レビュー・書評
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スサノオとかクシナダあたりの古代の神々をベースにした恋物語。
綺麗に纏まってます。
ただ主人公が酷く卑屈な上、きちんと伊布夜に言う事言わずに逃げるから事件が起きるので、人に対しての誠意が薄い印象。
そのせいで主人公があまり好きになれませんでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ1作目
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おお、これはヒット。古事記をイメージしたファンタジー。登場人物それぞれのキャラ設定も配置もいい塩梅。伊布夜は悪役ではないし美形だしモロ好みで断然プッシュだが、こういうキャラって大抵憂き目をみるのよね。対する炬だって正反対ながらも好みだから困った。でもまぁ納得の展開だな。いや、ラストのオチにはビックリ仰天だけれども(笑)あり得るの?ま、神の御業は計り知れない(笑)イラストも“5人の王”の絵歩さんで好き。
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ご都合主義な終わり方をしなかったのは大変よろしいと思います(笑) そして驚きの懇願もの(笑) 古代で神と人とが共存している場。イウヤ神が神々の悪戯のバルドルと重なって仕方なかったわ。イタイ感じとかね(^_^;) だからといって炬神はロキにはなりえないし、性格も全然違うね~(当たり前だけど) イウヤ神に振り回されるイオヒキ神の見た目は嫌いじゃない、つうか好物です(プッ
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ちっと休みたい感じで表紙を見てマンガだと思って買いました。ところが、中身は文字、文字、文字。なるほど、「古事記」が現代風にアレンジされると・・・・。
登場人物は、二人の美神とヒロイン。お決まりの嫉妬に駆られる美女ですが、「古事記」を思い浮かべながら
読むと、「古事記」番外編でこんな物語もいいかも。なにより作者の感性に、拍手。他の神話も読みたい。 -
久しぶりの新作でしたが、やはりこの方の作品が私は好きです。次回作も待ってます。