- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062868624
作品紹介・あらすじ
降龍殿での事件から数日後。精神的ショックによって声を失った薔は、学園内の病院に入院していた。一方、教団本部にいる常盤は、冷遇されている元陰神子・紫苑に同情を寄せる。優しい常盤へ叶わぬ恋心を抱いてしまった紫苑は、託宣を得る儀式に耐えられないほど苦しんでゆくーー。罪の意識に囚われた常盤を、さらに杏樹の言葉が追い詰める!窮地に陥った愛する常盤を自らの手で救うため、薔は危険を冒して学園脱出を図るが!?
感想・レビュー・書評
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シリーズ4作目です。
まさに狂信的な勢いで読んでる(^_^;)
4作目に至っても波乱続きで、
ラブラブとは程遠い展開になってます…。
今回は常盤視点がメインです。
薔が話し相手になるのと、常盤が尽くすのとでは、全然受ける印象が変わるよねぇ〜。
もう序盤から嫌な予感しかしませんでしたもん(-_-;)
しかしまたしてもそれを上回る相次ぐ展開で………ってあれ?今回……エチありましたっけ??
もはやエチがあろうとなかろうと気にならないくらい面白い(≧∀≦)
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シリーズ4作目。教団本部に移った常盤は冷遇されている元陰神子・紫苑のお世話をするうち同情を寄せる。そんな優しい常盤に叶わぬ恋心を抱いてしまった紫苑は…。今作の常盤の行動にちょっとモヤモヤ〜と。あんなに優しくされたら好きになっちゃうでしょー!と…。紫苑が不憫だった…。 少しづつ謎が明かされていきつつまだまだ謎が多いこのシリーズ。 読み出したら読む手が止まらない面白さ!続きが気になって仕方がありません(笑)
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衝撃的な事件現場から脱出した薔は、ショックのため声を失っていた。命がけで薔を救った常盤も深刻なダメージを負っていた。
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『ブライト・プリズン』4作目。
前作で常盤と椿が本部に異動して、残された薔は酷い目に遭ってしまって心配したけど、淋しくても辛くても耐え抜いていて健気。女々しくなくて強いところがいいです。
…それに比べて、何でしょうね、常盤の周囲の鬱陶しくて、女々しい集団!元カノ(元カレ?)椿姫にも最初は同情してたけど、今も未練たらたらだとはっきりわかったし。
紫苑もすごくかわいそうだけど、恨んだり絶望したりでどんどんマイナス思考になった挙句にあれで。
銀了に至っては、イジワル役そのもののやり口で腹立たしかったですね~
皆さん男らしくないですね…w
大奥もびっくりレベルの愛憎劇でした。
でもよく考えたら、原因は完璧に常盤ですよね!誰にでも親切すぎです。ちょっとは気があるんじゃないかと誤解されるレベルですね。特にあんな閉塞状態の中で、カッコいい色男に優しくされたら勘違いしますよ~
そんな常盤にはちゃんとバチが当たり、ほらねと思わず頷いてしまいました。でも、結局それで一番悲しむのは薔なんですよ!
今回は、学園や教団本部ばかりではなく常盤の周辺の人物まで登場して、また人が増えました。紅子こわいです。「暴君竜」の可畏の母親と似たイメージしかないです。青一とか一般人出てくるのが新鮮。
エロ的にはHできない中、今回はあまりツボがなかったけど、最後の最後、18年前に育児書やベビー用品カタログ熱心に見て育てた結果に満足する常盤にそんな場合じゃないよとツッコミました!尻揉んでいる場合じゃないと思ったけど!薔も嬉しそうでラブラブ確認できてよかったです。
ハイスペックで威厳があって完璧な男だと思ってた常盤が、男としてはけっこう普通にダメダメなのがわかって面白かったです。
次回はまた学園に舞台が戻るんでしょうか?早くHしないと大変なのに、と焦ります。ドキドキするけど続きが楽しみです。 -
幸せそうな人は誰一人として居ないなぁ。鬱々としちゃう。椿の事では過去の事として清算されたかのような振舞いの常盤だけど、屈託ありまくりがここに露呈。そこへ来て今度は紫苑の件を抱え込んじゃう災難。そして事故と言う災難の追い討ち。その上あのキョーレツな常盤ママ!怖いわ~怖いわ~。