- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062868808
作品紹介・あらすじ
昭和17年、兄の勧めで港蘭女学院に入学した中禅寺敦子は、寮生活をおくることになる。同室の上級生に万引きのうわさがたち──。
感想・レビュー・書評
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京極夏彦の百鬼夜行シリーズに登場するキャラクターたちを
使い他の作家が物語を紡ぐ、いわゆるシェアード・ワールド
ものである。今回百鬼夜行シリーズの新刊が出ていないかと
探した時にこの薔薇十字叢書の存在を知り、勢いで読んで
みようと思った次第。この歳になってラノベというものに
手を出すことになるとは全然考えてなかったし、全然期待も
しておらず、あまりにひどい出来だったら読んだ本にも数え
ないで記憶から消してしまおうとまで思っていたのだが、
いやいや、なかなかの出来であった。中短編ということも
あって謎解きは弱いし、万里と榎木津のキャラが被り気味と
いう難点もあるが、登場人物たちに大きな違和感はないし、
京極本人の手による新刊が出るまでの渇きを癒す役目は十分
に果たしていると思う。
だが、いかんせんこの本には圧倒的に足りないものがある。
それは「妖怪成分」だ。私にとって、百鬼夜行シリーズの
楽しみの半分以上は妖怪が占めているのだから、いくら良く
出来ていても、この本を認めることはやっぱり気が引けると
いうものだ。それとも「弾が減るから妖怪は使うな」とでも
お達しが出ているのだろうか?(笑)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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可愛い。面白かった。でも少しでいいから関口の事、見たかったなー。
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敦ちゃんの女学校寮生活。榎さんじゃないけどとにかく可愛い可愛いと言いたくなる。兄さんからの分厚い手紙の内容に興味ある。
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昭和17年、兄の勧めで港蘭女学院に入学した中禅寺敦子は、寮生活をおくることになる。同室の上級生に万引きのうわさがたち──。
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京極夏彦さん公認「百鬼夜行」シェアード・ワールドシリーズ「薔薇十字叢書」の第1弾。
敦子ちゃんがただただカワイイ。 -
京極堂こと中禅寺秋彦の妹・敦子が主人公。
サクッと読める少女小説。
ミステリーって感じより
華やかな女学校にも戦争の影、
そんな中で過ごした敦ちゃんの短かったけど
濃い内容の女学校時代のお話。
女の子特有のキラキラ感がある。
開戦の翌年である昭和17年。
京極堂の年の離れた12歳の妹・敦子は
兄の進めによって東京・中野を離れ横浜の港蘭女学院に入学。
寮で同室の2人の先輩、
みんなの憧れ本栖紗江子とボーイッシュな高宮万里と親しくなる。
そんなある日、
紗江子が本屋の万引きの常習犯と言う噂が流れる…。
表題作を含む3編収録。 -
2015/11/30(月曜日)
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ホワイトハートとか買うのなんて、十二国記以外初めてじゃないかな!
まぁ、敦っちゃんかわいいし、可愛がられるのがかわいいし。はい、「アンティークFUGA」系統女の子版でございました。
これまでで一番安心して読めるし、かわいいし。(何度目だ)。これこそシリーズ化してほしいですが、時代的に無理、という悲しさよ。
やっぱタイムスリップするとしたら昭和10年位かなぁ。