- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062869317
作品紹介・あらすじ
各務コーポレーション不動産部には、泣く子も黙る地獄の閻魔王の住まいの名を冠した「森羅殿」という部署がある。それはここで働くメンバーが、一般社員とは異なる特殊な業務に就いているから。その業務とはつまり、自社管理物件がらみの「この世ならざるもの」の苦情処理。配属されたばかりの新人・槇良実と、単なる出入りの花屋の店員でありながら、誰よりも退魔能力の高い漣蓮之介は、問題の物件に乗り込むが……。
感想・レビュー・書評
-
不動産屋の事故扱い部署に出入りしている花屋は
今日も今日とて仕事に連れ出される。
幽霊がかかわってくる話ですが、怖い事はなく
人間って…と再認識させてくれます。
最初の話は完全に洗脳(?)されていますが
幽霊、誰でもいいのでは? と思う話でした。
いっそ、特定してついていけばいいのでは??
二話目は、こうしてストーカーになっていくのか、と
思える状態でした。
本能と理性は違うもの。
という前に、結局自覚があったのかどうか、が
かなり気になります。
三話目は、ある意味悲しい現実ですが
これを利用しようとした最初の幽霊がすごい。
ある意味、お探しの物件はこれですか? 状態ですし
どこで見つけたんだか。
全体的に、そういう人がいて、そういう話があって、で
進んでいくので知り合った時や、最初の事件や
どうして分かるのが分かったのか、がないです。
そのあたりも知りたいものです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
各務(かがみ)コーポレーション不動産部には、泣く子も黙る地獄の閻羅王(えんらおう)の住まいの名を冠した通称「森羅殿(しんらでん)」という部署がある。それはここのメンバーが、一般社員と異なる特殊な業務に就いているから。その業務とは自社管理物件がらみの"この世ならざるもの"の苦情処理。配属されたばかりの新人・槇 良実(まきよしのり)と、単なる出入りの花屋の店員でありながら、誰より退魔能力の高い漣 蓮之介(さざなみはすのすけ)は、問題の物件に乗り込むが……。