VIP 番外編 桎梏 (講談社X文庫)

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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062869881

作品紹介・あらすじ

高級会員制クラブBMのオーナー・宮原は、創設者であるジョージの息子・アルフレッドから、突然BMの返還を要求される。そして宮原はアルフレッドに有無を言わさずイギリスに連れていかれ……。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ10作目に続く番外編で、スピンオフ作品となり、受の働く高級会員制クラブBMのオーナー宮原の話となります。
    また本作から挿絵が沖先生に変わります。

    ずっと明かされなかった宮原の過去が明らかになり、そして10作目を宮原視点で追い、さらに10作目の先へと向かいます。

    攻視点に変わるので直接的な生々しい描写はありませんが、受がドラッグや性的暴行を受けた描写がありますので、苦手な方はご注意を。

    受である宮原の性格が性格なので、何というかあまり悲壮感がないと言うか、淡々と話が進むような印象でした。攻の気持ちは早い段階で想像がつきますが、受との気持ちのズレがもどかしかった。

    10作目の先の描写はまさにBMの同窓会みたいな感じで、受とともに読んでるこちらも幸せいっぱいな場面でした(≧∀≦)
    10作目を読んだときに謎だったことはすべて明らかになり、ここまで読んでファーストシーズンは完結と言えますね。

  • んん〜よかったねー。宮原さん。しかしものすごく綺麗に終わったけど!セカンドシーズンなんだよね?宮原さん編てことは宮原さんとニコで話が続くんだよね??
    貴族と監禁とタキシードにチャリティパーティ。それらと同じ本に人材派遣で出社しなくなる現代の身近な話が紛れて変な感じ(笑)
    久遠の職業的にもBMの立ち位置的にも、泥臭い人材派遣のサラリーマン宮原さんが相容れなさすぎてなんとも。それも今後の展開を見据えた設定なのかなぁ??あんだけありえない事に対処してた宮原さんがアパートに出向くとか上司の合コン断れないとかちょっとがっかりするからハイソなところに戻ってほしいな!

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著者プロフィール

1999年9月商業誌デビュー。シリーズものを多く手掛ける。

「2018年 『仮面皇帝と異界の寵妃 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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