- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062870313
作品紹介・あらすじ
「ひらのみう」は、AKB48や桃が好きな女の子。
「いとうみま」は、少女時代やお肉が好きな女の子。
はじめての出会いは、4歳のとき。卓球日本選手権バンビの部の試合会場でした。それからのふたりは、ずっとライバル、でもずっと親友です。
10歳で出場した全日本卓球選手権で、ふたりとも愛ちゃんの最年少勝利記録を破ります。そしていまでは、平野美宇はアジアチャンピオンに、伊藤美誠は、オリンピックメダリストに成長しました。
そんなふたりを徹底的に描きます。小さいころのなかよしエピソードから、2020年の東京オリンピックに対する思いまで、いまもっとも注目を浴びる女子アスリートのふたりに、ズームイン!
感想・レビュー・書評
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卓球の平野美宇、伊藤美誠の紹介。
小学生向けの本。
二人とも、幼少期から卓球漬けの日々。
やりだしたらやり切りたい、究める性質などが共通点。
幼少期の親との関係との話も面白いが、ある程度自立しだした中学生以降、もう子供ではなく、一人前として世界と対峙しなければいけなくなったところからが面白い。
勝負の世界の厳しさ、のっぴきならない状況の中、身を削りながら這い上がっていく二人を感じ、痺れた。
リオオリンピックで美誠は銅メダルを取り、ライバルの美宇はリザーバーとして帯同する中で、色々なことを感じ、成長する。
自分のスタイルを大きく変え、生まれ変わる。
そして中国のトップランクの選手にも打ち勝つまでになる。
悩みながら、成し遂げてしまうところ。
これは簡単にいくことではないだろう。
この時点で、とんでもない偉業。
本人たちに尊大なところがないのも
今の世代らしく、かっこいい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どっちのお母さんも、初めから子どもにすごい夢を期待して育てていた訳じゃなくて、むしろ自分優先で子どもを連れて回ったり、コートから遠ざけたりしていたところから始まったんだと、少し意外だった。すごいのは、きっかけを機にお母さんががらっと変わったところかな。