モテたい理由 男の受難・女の業 (講談社現代新書)

  • 講談社 (2007年12月19日発売)
3.14
  • (13)
  • (29)
  • (90)
  • (17)
  • (8)
本棚登録 : 347
感想 : 55
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784062879217

作品紹介・あらすじ

もう疲れたよ……でも、止まれない。女たちを包囲する“モテ”の真実! モテ服にモテ子……女性誌はなぜ「モテ」を大合唱するのか? エビちゃんブームの深層、蔓延する自分語りの文法から恋愛至上主義とオタクの関係まで、混迷する男女の今をえぐる! (講談社現代新書)


女性誌がふりまく幻想に踊る女、逃走する男なぜエビちゃんOLが流行るのか? 次々に現れては消える理想のライフスタイル。女性ファッション誌に伏流する主題を、グルーブ感あふれる文章で明快に読み解く。

みんなの感想まとめ

男女の恋愛観やモテに対する幻想を鋭く分析した一冊で、特に女性誌が描く理想像に対する疑問を投げかけています。著者は、モテを追求する女子とオタク男子の行動が実は共通していることに驚きを覚えつつ、混乱する現...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 男女の認識の差って虚しい‥というか、滑稽だなぁと感じた一冊。
    とくに女性誌(ファッション誌)が扱う特集についての考察が笑えた。
    女たちが自分の株を上げるために彼友さえ利用し、「○○の彼女って、いい子だな!」という一言を引き出させようと裏でせっせと策を講じているというのに、当の男たちにしてみれば「友だちの彼女について、男同士であれこれ言うことはない」んだそうな。…がっくし!笑
    それって裏を返せば、女は友だちの彼氏について「○○の彼氏って、かっこいいね/優しいね」とか言ってるってことなんだけどね。だから男も同じと考えたか、あわれ世の女子たちよ…。( ̄∀ ̄;)
    こういうところに、男女の見方の違いが表れていて面白いなと思った。女性にとって大事なのは関係性だ~というのが、なるほど頷ける話である。

    しかしタイトルに似つかわしくない、意外とお堅い内容にビックリ…。Σ(゚v゚;)
    そのわりに文章は砕けた感じで、ちょっと読みづらかった。

  • 最後の1章はいらないおまけ。モテかわを目指す女子とオタク男子のやっていることが同じというのには驚いた。

  • 結論が分かりにくく、読みにくい本だった。

  • なんでしょう。なんかわかる。
    2007年初版。17年前の本。
    当時は、もう子育て真っ只中(子どもたちは小学生)でしたので、前線離脱していましたが、結婚に向かう女子の気持ちや、それを煽るファッション誌の記事への解説。
    なんかわかる。

    「FRAU」記事…
    〜私が決めるというプライド〜
    20代女子、「望む時期に相手にプロポーズさせた」ことかプライド。
    30代女子、「とにかく年下で、低収入がある男性を狙おう」と決めた。「家探しと一緒です。2つ以上の条件を望んじゃダメですね」自分が決めるがプライド。
    著者は、この特集を男友達に見せると…
    ・昔のホットドッグプレスみたい。
    ・男のナンパの基本は数撃て!数撃ちゃいつか当る!ナンパ理論の「ヤレる娘」と同じ。
    ・偏差値を見て志望校を下げる合理感覚と同じ。「不遜な考えを持って謙遜して事に当たる」目的のために感情を抑えるのは、男らしい!

    あとは…
    ファッション誌のあり得ない設定で、憧れさせる。まあ、商品を売るための雑誌なのでしょうがない。
    ライフスタイルを憧れさせる。
    中身無く、ファッションや仕草で男心を掴む。

    そんな中、突然、出産を特集さた「FRAU」。2007年12月号。
    仕事も子育ても完璧!

    一時期、問題になってたね。
    雑誌に踊らされて、仕事も子育ても完璧にこなさない私はダメ。って、落ち込む女性が増えている。と。
    そんなん出来るわけないじゃん!
    まあ、そもそもそんなに流行の先端を行こうと思っていない私は、美容院でファッション誌を見るくらいです。たまに、気合いを入れて服を買おう!ヘアスタイルを変えよう!と、思った時だけ、ファッション誌を買います。
    そのファッション誌を見て、娘曰く
    「え〜ママこんな服着るの〜おかしい!私でも着られる!」と。
    40代向けのファッション誌のコーデでも、20代で着れるのもあります。20代向けのファッション誌のコーデで、40〜50代の着れるコーデもありますよね。
    これ、本と全く関係ないですね。


    あと、最後。面白かった点。
    著者が、高校でアメリカ留学していた時に、美術の先生に言われたアドバイス。
    「あなたは日本語のアクセントをなくしてはだめよ。でないと、あなたの特徴がなくなる。アメリカ人はあなたが英語をはなすのも当然に思ってしまうからね」
    発音がネイティブ並みなのは、単にネイティブスピーカー社会の下層に入れるだけ。
    なまじ発音がネイティブ並みだと、何かミスコミュニケーションをしたとき、言葉の技術的な事かもしれないと考えてもらえなくなる。

  •  軽いテーマの本かなと思ったら、女性誌を題材にして本質に切り込むようなするどい内容で驚いた。「モテたい」という気持ちの後ろには何があるのかを解明していくので、なぜモテたいのかが分かるが、どうすればモテるかは全然分からない。また、他の著作にもあるような戦争やアメリカなどにも言及していて面白い。話題がハンカチ王子など15年くらい前のもので、藤原紀香と陣内智則の結婚が高評価されている。

  • 新書って、ワンテーマをわりと客観的に概説してくれる類かと思っているんだけど、まるでエッセイのような新書だった。しかもタイトルと中身がだんだんずれていく感じも。
    けっこう述べていることはうなずける。でも、それを支えてくれるような論が展開されているわけではないので、共感はできるけど知識が深まる・広がるってわけじゃない。こんな新書もあるんだね。

  • 39523

  • 時間があれば

  • 理由もなくもてたい

  • 女性誌を中心にモテブームを消費の観点から分析。男性との差も面白い。

  • FRaUのくだりから、一気におもしろくなった。

    終始皮肉に満ちているが、心が元気な時に読んだら面白いと思う。

    173 支えは、「そのことが好きで、向いている」

    187 成功したのち子供も持つ

    227トラウマを語る自助グループは、重症者は回復に向かうが、軽症者は悪化する

    228人間は、自己を支える物語がなければ生きるのがむずかしい。

  • 斎藤環の本には赤坂真理が引用されまくってるし赤坂真理の本には斎藤環が引用されまくってる。仲良しかよ!

    女性がモテたい理由は、突き詰めれば女性には男性が必要ないから?
    ヤンキーの精神分析にしても、わたしの嫌いなものの輪郭がつかめる感覚がたのしくてはまる。
    そして軽蔑しているものに対する批判になると饒舌になるあたりに親近感を覚える。赤坂真理、文章おもしろいしすきです。

  • 男は一直線で専門特化。
    女は広く浅く気を遣う。

    そして思い出した、こんなにも苦しいのは、たぶんぐっさりとやられたのにも関わらずそのあと猫かわいがりにされてもう誰も信じられなくなったから。

  • 日本の女性ファッション誌の「モテ」志向がいかに女性の欲望を表現しかつ駆動しているかを書いたエッセイ/論考です。
    女性が書いた本とはいえ、ジェンダー論的に反論しておきたくなる感じもある。

  • 恋愛資本主義を斜め上から見たような内容

    言ってることはおもしろかったし興味深いけど最後の戦争の話はあまりにも前触れがなくて首をかしげるものだった

  • 良くも悪くも女性の時代がやってきた。

    でも、女性向け雑誌の中身があんなだったなんて・・・

    筆者の言う通り検討違いな気がする。

    今度立ち読みしてみよう。

    男との駆け引きを繰り広げながら、同性とも横並びの戦いを繰り広げる女としての人生も神経すり減りそう。

  • 女の生き方としての話の中心が著者と同世代の二谷友里恵(この世代ってココがベンチマークなんだとちょっと感心。九州の田舎から出てきた高卒アイドル松田聖子は対象外なんだなとか)だし、最後は太平洋戦争・日米関係にまで話が及んでしまうし、50歳ぐらいの結構有名な作家のようだが、バブル世代特有のステレオタイプというか古臭い価値観やモノの見方に囚われているような。
    但し、20代女性向け雑誌コピーで消費を煽る(オシャレでモテる私)で自己実現から、ライフスタイル(結婚・仕事・出産の3つセット)で自己実現という昨今の中高年女性向け雑誌にまで話が展開している点は、中高年の女性目線として多少現代的ではあるかな?という気はするけど。

  • 単純に筆者の文章が面白い。科学的かといえばそうでもないけれど、筆者の視点は鋭いなと感じました。

  • 女性誌の滑稽さを笑ったり、それに追随する者の心理的意識を描いている部分が面白い。話がポンポンと飛ぶのも女性的だな〜と思いながら読めた。

  • 講談社現代新書だと思って読むとちょっと。。。小説家が書いたモテ批評だと理解すれば腑に落ちる。自分語り,集団の中での差異など,ヒントは多い。最後の戦争とアメリカについての考察が本文とどう結びつくのか,イマイチ良く分からなかったが。。。

全51件中 1 - 20件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。作家。95年に「起爆者」でデビュー。著書に『ヴァイブレータ』(講談社文庫)、『ヴォイセズ/ヴァニーユ/太陽の涙』『ミューズ/コーリング』(共に河出文庫)、『モテたい理由』『愛と暴力の戦後とその後』(講談社現代新書)など。2012年に刊行した『東京プリズン』(河出書房新社)で毎日出版文化賞・司馬遼太郎賞・紫式部文学賞を受賞。

「2015年 『日本の反知性主義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

赤坂真理の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×