- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062879255
感想・レビュー・書評
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割とスラスラ〜っと読めたのだが自然数の証明(特にフォン・ノイマンあたり)になると数学を大学で専攻した人間の解説が文系の自分の場合は必要だった。
最後まで読めると面白いが、人に質問できない場合は詰まると寧ろ苦手意識が増えそうなのでそんなに分からなくてもOKくらいの気持ちで読むと良いかも。(最後は大学数学のさわりと聞きました。)
無限に関するまとめ方、後書きも情緒的で良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
数学の本でアフォーダンスについて触れられるとは思わなかった。
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単に教え方を述べた本かと思いきや、最後の方はけっこう難解な理論へ。しかし無限というものを目にするたびに、写像というのはすごい概念だと思います。
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[ 内容 ]
数学的センスは誰のなかにもある!
学校教育の落とし穴から抜けるための、まったくユニークな伝授法。
[ 目次 ]
第1章 代数でのつまずき-規範としての数学(マイナス掛けるマイナスはなぜプラスなのか 負の数は商業取引の便法として普及した ほか)
第2章 幾何でのつまずき-論証とRPG(何がこどもを幾何嫌いにするのか ギリシャ幾何学vs.バビロニア幾何学 ほか)
第3章 解析学でのつまずき-関数と時間性(文章題との運命の出会い 関数こそ、この複雑な世界への入り口だ ほか)
第4章 自然数でのつまずき-人はなぜ数がわかるのか(幼児は数を何だと思っているか 「次」を使って数をとらえる派 ほか)
第5章 数と無限の深淵-デデキントとフォン・ノイマンの自然数(「自然数」は数学者にも難しい ラッセルの批判 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
<本書まえがきより>
この本は、こどもたちと数学のあいだがらのことを書いた本だ。
でも、「どうやったらこどもたちに上手に数学を教えられるか」ということを書いた本ではない。どちらかというと、
「どうやったらこどもたちから数学を学ぶことができるか」、それを書いた本である。
こどもたちから学ぶっていう考え方がいいな!!
って思います
数学でつまずいたことのない人っておらんと思う。
なぜつまずくのか、どこでつまずくのかってことは
自分が学生だった頃に知りたかったことで
もう少し早くこういった本に出会いたかった・・・
例えば
負の数を理解するには、負の数がどう生まれてきたのかを知ることがよさそう。
歴史的に、負の数は商業的な要請から発明されたそうなので、
商業取引「負の数=借金」という例を用いることがいいってことだが、
ホンマにそう思います -
レビューは後ほど。
数学が苦手だ!という予備校生や専門学校生の疑問に答えようと購入。
もう少し自分も勉強しないといけないと痛感。 -
2008/3/4 アシーネダイエー甲南店にて購入。週刊文春のブックコーナーで勧められていたので。
2009/3/27〜4/1
職場から帰宅途中の電車内で読了。
数学とは何か、ということを過去に塾講師をしていた経験上出あった例をとっかかりに数学ならではの思考法等の解説をしていく。代数学、幾何、解析学、自然数、集合、無限などが題材。昔は結構数学関係の本を読んだがこの本は久しぶりに読む関連書。なかなか新鮮であった。ただ、最初は題名通りの本であったが、途中から純然たる数学書のようになってしまったのは、?という感じ。 -
[第3刷]2008年2月6日
公理系の話や、無限論など面白いトピックが満載。
難解の部分があっても読破すべき良書! -
「なぜ、マイナス掛けるマイナスはプラスになるのか?」……それが(多少)理解できただけでも、あ〜よかった。最終章の集合で、ぼくは「つまずいてしまった」。
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ちょっと難しいけど、限界までわかりやすく書いてあると思う。
おもしろかった。
あとがきでしびれたw
”それは、人間がものを考え、ものを考えることを考え、ものを考えることを考えることを考える、そういうことができるからなのだ。”