- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062879477
作品紹介・あらすじ
時間の感覚、死生観、恋愛と結婚、酒……今の暮らしは、どこかヘン!? 江戸を向いて歩こう! 恋愛こそすべてという圧力、名前に対する過剰な思い入れ、死んだらおしまいと言えないムード……どこか息苦しくないか? 落語のなかに生きる人々の姿から、近代人のおかしさを撃つ! (講談社現代新書)
感想・レビュー・書評
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落語の世界から除いた現代論。「我々は取り換え可能」に救われる。個性的でなくたっていいのだ。
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江戸の世界観を現代に伝える落語。子どもの頃に両親に連れられて上野鈴本で観た正月公演。そこから落語好きになったのだが、今は江戸、明治という時代の雰囲気を楽しんでいる。著者は京都生まれで上方落語や江戸(関東)落語に深い造詣があることをひしひしと感じる。ライブで落語を聞けないとき、DVDではなくCDを推す著者の主張に納得だ。桂米朝を聞いてみたくなった。
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○テレビウォッチャーでコラムニストの堀井氏の作品。
○落語の登場人物や描写、時代背景などを、テーマごとに選りすぐり紹介したコラム集。
○典型的な古典落語から、新しめの創作落語まで、様々な話について、横串をさして紹介している点が斬新的。
○内容がやや小難しい部分もあるが、全体として面白かった。 -
<閲覧スタッフより>
「落語」とは?
江戸中期に始まった庶民的な話芸。人情ものや怪談ものなど、様々なカテゴリがあり、噺の最後に「落ち」と呼ばれる結末がつくため、「落語」と言われます。また、同じ噺でも噺家によって違ったりと、色々な楽しみ方があります。
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所在記号:新書||779.1||ホリ
資料番号:10186169
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多く落語の舞台となった江戸下町の常識が詰まった一冊。
実際に音声として聞いてみたい落語も多く、ハンドブックとしての活用もアリか。 -
請求番号:S-K/1947
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落語を題材にした、江戸時代の庶民の生き方。
面白い。
が、ちょっとこの、舐めた文体が、時に苛つく。 -
落語噺の住人も現代人も、のぞいてみればおんなじだ。
人間ってもんをわかりやすく教えてくれる。落語にはそんなところもある。
古典落語を聴く。なんも難しいことなんてねえ。ただ、聞けばいい。ちょっとのぞいてみようかなって感じでいいんだ。 -
勉強になりました。ホリイ先生の文体が読みやすくて分かりやすくて好き。こういう文章を書きたいな~