職業とは何か (講談社現代新書)

  • 講談社 (2008年8月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062879552

みんなの感想まとめ

職業に関する深い問いを探求する内容であり、特に若年層の職業観や人生との関連性に焦点を当てています。第一章では若者の職業感を疑問視し、第二章では職業と人生の密接な結びつきを強調。さらに、各職業に必要な能...

感想・レビュー・書評

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  • あまり実質的な意味はないですね。はっきり言って。
    「職業とは何か。」この問いに、どのように答えていくのか、少し興味が
    あったのですが、この内容では、だから何ですか?と言わざるを得ないです。

    そして内容は、第一章では私達若年層が抱いている職業感を軽く否定して、第二章では、
    職業と人生の密接なつながりを、第三章では各職業で必要とされる能力を、第四章では、
    様々な生き方、キャリアの築き方を述べて終わるって感じです。

    感想は、冒頭に記載しましたがより詳細に述べると、「揚げ足取り的」なんですよね。
    これは筆者自身も本書の中で述べています。つまり、定義が不確定的な「言葉」に対して
    色々と講釈をたれて、彼ならではの定義を行っていく。それだけなんです。
    つまり、仮に正確に定義出来たとして「それが私達に何の利益をもたらしてくれるのか?」
    という事にはあまり関心がないみたいなんですよね。
    (だから読んでいて面白くなかったのかもしれません)

    結局上記の定義の問題は「解釈」の問題であり「コミュニケーション」の問題であるから、
    食べ物とは何か?果物とは何か?に答えるようなものであり、そこから何か有益な知見を
    得られるとは考えにくいのと同じだと個人的には思います。

    ただし、これは私自身(就職活動を通して、それなりに職業・仕事について考えた事のある人間)
    の評価であるから、これから就職に関して考えてみたい人、中学生や高校生、大学生には、
    一読する事は決して不利益(時間的・費用的)にはならないと思います。

    特に、職業とは私達が歩たいと考えている人生を切っても切れない関係になる事は、
    自明の事なので、別々に考えて行動するのではなく、同時並行的に考える事が重要で、
    そのきっかけを考える一利にはなると思います。

    時間の有り余る人達へお薦めできる内容です。

    • amtlsさん
      わたしもそう思います
      わたしもそう思います
      2011/12/01
  • ビジネス
    思索
    自己啓発

  • 職業とは何か?

    →職業はその職業にふさわしい人材を選ぶという側面もある
    自己分析はほどほどにして、自己理解より社会理解に重点を置くべき
    仕事のやりがいは、苦しみや困難を避けたいという姿勢からは決して生まれず、壁を打ち破る努力が必要
    当事者がどれほどの気持ちと能力を職業活動に込めたかが、報酬の違うを生み出す源となる
    リカレント、つまり生涯に渡って学習し続け職業的能力のレベルアップとリューアルをすること、なしのリセットは砂上の楼閣で終わってしまう

  • 今の企業ブランド優先の就職観を快くは思わないし、組織の社会性などという研究にも関与しているので、職業の本旨を説くスタンスは理解できます。ただ、なぜか共感はあまりできませんでした。専門性の端緒となる職業教育は確かに必要なのでしょうが、その前に…という気もしてしまいました。

  • 資料ID : 10800884
    所在 : 展示架
    請求記号 : 366.29||U74||1955

  • 職業とプロフェッショナル。
    リカレント!

  • あまりよくない。

  • 「自分に適したものを自分で選んだ仕事が職業」は間違い。自分本位だし、自分探しに時間を取られすぎていつまでも就職できない

    適職は予めあるとか、見つかるものではない

    パスカル「一生のうちで一番大切なのは職業選択。しかし、偶然がそれを左右する」


    職業が人を選ぶ
    職業にふさわしい人格的、精神的要件

    適職診断や性格判断に惑わされるな
    人間は生き働き成長するもの。やってみなければわからない。若いうちに型にはめられるな

    社会のなかに身を置いてみないと、自分はどういう存在か、何を期待されているのかはわからない

    自己理解はほどほどにして、社会理解をし、社会が要請する職業を探そう

    人と違ったこと(専門的なこと)をし、そのゆえに(その分野で)人より勝った事をすることで、人さま(社会)から報酬を得る。お互いがそうすることが職業。他人本位のもの。夏目漱石「私の個人主義」「道楽と職業」

    職業とは社会の一員として社会の発展のためにする分業。社会的役割の一端を担って個人が手にする社会的肩書

    古川俊治(弁護士、医師)
    長山靖生(歯科医師、作家)「若者はなぜ決められないのか」

    基本的に、当事者がどれだけの気持ちと能力を職業活動に込めたのかの差が報酬の違いを生む(福沢諭吉「学問のすすめ」)

    充実した人生を送るために必要なもの
    経済的資源(収入や資産)
    教育的資源(知識やノウハウ)
    関係的資源(家族や人脈)
    威信的資源(人望や信用)

    若い時ー自分を鍛え成長させてくれる職業。「人生これでやっていけると自負できる職業的能力」を身につけさせてくれる
    社会との関係を意識できるほど年をとったらー充実した生き方、納得した生き方

    生き方と働き方はセット
    お金や生活のためだけだと、お金亡者になったり、厭世的になったりする

    職業を有意義なものにするかつまらないものにするかは自分次第。仕事を自分にとって有意義なものに転換させるためには、絶え間ない努力が必要(ラッセル 幸福論)

    「やりたい」と「やりがい」は直結しない
    半数がやりたくなかった仕事についている、その半分以上が満足している

    「やりたい」基点の職業選びは、職業の社会的側面を軽視している

    「やりたい」は本人の好奇心に応じて変わる。プロへの夢を封印して早稲田に進んだゆうちゃんのように、自分の進路を見据えて進路を判断しよう

    なぜ「やりたい」のか。根拠は?できるから?向いているから?

    社会はこうなる「べき」で、それにかなう職業を探す

    仕事は夢をかなえる手段
    人は仕事を通じて社会とつながる
    (ドリームマップ)

    「やりたい」という主観的目標に、他人や社会との関わりを考え、現在でなく将来の視点を入れて客観化すべき

    専門的な職業から得られる充足感?それとも組織に属してどんな仕事にでも対応する生き方?

    苦労なしにその先の充実感や達成感、自己成長の実感はない

    「楽しさ」は仕事そのものよりも、職場や組織の人間関係、風土に関わる

    専門性のない人をサラリーマンというのか

    就職活動とは、もとは職探し。雇用主探しではない。なぜ学生は職業でなく会社を探すのか。「何をするか」につして具体的な展望を持っていないし、特別な能力も身につけていないから

    どんな仕事でどんな人生を切り開いていくのか自分に問う

    就社したあとで会社に自分の取り組むべき「事」を決めてもらうのでは、後悔するかも


    キャリアとは職業的生き様

    職業によってどういうライフスタイルを強いられることになるか
    どれくらい職業能力が磨かれ、より望ましい職業に向けた転身への道がどれくらい開かれるか
    どれくらい人生を充実したものにできるか

    会社員として働くとはどういうことか
    組織の縛りとどう戦い、ローテーション人事のなかでどう自分の職業に磨きをかけ、仕事の成果をどう認めてもらえるか

    勤め甲斐のある職場かどうかー組織の精神構造を汲み取る(組織体質、職場風土)←って何?

    職業観が未熟な日本社会

    社会の複雑化に伴い、労働の単純化と職業の専門化が進む

    質の高いやりがいや充実感には、専門性の高い職業がいい
    得意技や専門性は人生資源になる

    職業能力としての専門知識と技術

    志と心 使命感、責任感
    行動力 情報収集、交渉、目標達成
    知力 深く探求し考え抜く

    死語との達人は高度な専門的能力をつけている

    挨拶する
    人の話をしっかり聞く
    自分の意見や気持ちを伝える

    もともと、職業とは社会とともに存在するもの。しかし、最近は「自分探し」と個人主義よりになっている


    サービス業の分類
    routine production service
    inperson service
    symbolic analytic service プロフェッショナル人材 市民としての蘇陽に支えられた高度の専門知識と技術を備えた職業人

    社会の問題解決は職業活動に取りこまれる
    困難な問題を解決できる人材の需要
    知識をいかに有効かつ創造的に活かすか

    公共への寄与ないし貢献がプロの所以、存在意義(倫理観につながる)

    プロフェッショナルの本質
    公益に資する(波頭亮)
    顧客志向性(大前研一) 国や企業に頼らず、自分自身の市場価値を高める

    プロフェッション(外部市場にある確立された専門性)公益への奉仕
    企業内プロフェッショナル(その企業のことを熟知して発揮される特定の専門性)企業への貢献 組織の方針に従って顧客価値を提供し、企業価値を高める

    プロの専門職かプロのマネージャー以外、契約・派遣社員で充分

    これでやっていけるという技をひとつ身につける

    急患対応のために麻雀を辞めた医師 自分の職業に対する確固とした使命感。役割意識はセンス


    センス(本質を見抜く価値観、感性)を下敷きにした専門性

    決めない学生ー選択によって進路が束縛されるのを嫌う

    他の道を封じて一つに絞り込む展望力、決断力、実行力
    一芸に秀でるには、早い年齢から修行を積んだ方がいい

    大学の専攻とは関係なく、趣味が転じて職業になることも(音楽家とか)

    理想的なコース
    最初はメンバー→独立→事業主(従業員を抱える)

    山田真哉「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」
    教えることが好きで、予備校講師の達人になりたかった。しかし、この業界で達人はすでに多く、道のりは長いと実感。公認会計士に。
    自省に基づくスイッチを切り替える俊敏さと行動力

    ダニエル・レビンソン「人生の四季」
    22-28歳 大人の世界へ入る時期
    28-32歳 30歳の過渡期


    人は発達段階に応じて、人生の課題に直面する。それを適切に解決できないと、問題の先送りをすることになる

    「これでよかったのか」という想いは、初職のときだけでなく、その後もありうる

    坂野尚子「女30歳、ひとり海を渡る」

    組織の価値観と個人の価値観が合致していないと、勤めがいを感じず、ストレスが溜まる

    職業人生を全うするには、学び続ける姿勢と行動は絶対条件

    時代の流れが変わると、社会のニーズや職業構造も変わる。それに合わせて、職業能力も常に向上・リニューアルしなければならない

    人生において何を目指し、何を実現したいか・べきか

    今、時代は、自分で自分の仕事を創っていくことの重要性と必要性を指し示している

    坂巻美和子「社員教育講師業」転職3回
    転職は懸命に自分と向き合うチャンス
    しかしリカレント(=学習し続け、鍛え続け、職業能力のレベルアップとりニューアル)なしのリセット(転職)は不毛

  • もっと早く読むべきだった。

  • [ 内容 ]
    就職の常識は間違いだらけ。
    自分の就職観をもう一度チェック。
    「やりたい仕事」が見つからない理由。

    [ 目次 ]
    第1部 あなたは「職業観」を持っているか(「適職」こそ職業なのか 「やりたい仕事」こそ職業なのか 「楽しく働ける仕事」こそ職業なのか 職業学習を深める)
    第2部 職業は私たちに何を与えてくれるのか(キャリアという考え方 職業は人と社会をつなぐもの 職業により与えられる人生資源)
    第3部 職業能力を考える(職業能力とは何か いま脚光をあびる基礎力 高まるプロ人材への関心)
    第4部 「リセット」と「リカレント」で人生を拓く(さまざまな職業選択 職選びは一回では終わらない 「リカレント」を実践して大変革期を生きる)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 職業に就くときに人は何を考えて選ぶのだろう。
    大学生の就職活動を支援していると「職業を考える」ということを飛び越えてどこに就職するのか、ということに意識がいってしまう。
    現実的にはそれが求められているのだろうけれど、本当はそれは本流ではない、ということを突き付けられる一冊。
    でも・・・・
    改めて考えると「職業とは何か」というのは、答えを見つけるのはとてつもなく難しい、と思う。

  • よく理解できなかったけど,自分が学生時代に読んだら少しは役に立つかなと思った。

  • これは、図書館で借りてきたのですけれど、精神的に「私は何の仕事をすればいいのよ!?」って逆ギレ状態にあったときに借りてきたのでした。
    視点を変えるという意味では、この時期に読んだのはよかったかなぁと思います。
    これはあくまでも「職業」とは「何か」なので、「職業」と呼ばれるものは何なのかについてしか書いてありません。
    自分探しを推進する内容じゃないので、ものすごく読みやすかった。

  • [社会状況からの要請という観点から職業を決めてもいいのではないか・・]

  • なるにはブック はためになる

  • 途中で思わず奥付を確認してしまった…それくらい現在の雇用状況を完全無死して書かれた理想論。
    これ読んで役に立つ…といわず、怒り狂わずにいられるのは「正規の仕事を選べる」ごくごく限られたエリートのみ。
    非正規雇用の人とか、「この世に職業選択の自由なんかないじゃん」と思ってる就活中の学生さんは読まないほうがいいです。そういう多くの人たちの存在、そうならざるをえない社会構造そのものが無視されてるから。
    『職業は、基本的には社会と個人のマッチングとして存在します。したがって職業におけるミスマッチは、社会的な要因と個人的な要因の絡み合いで発生しますが、職業意識をしっかり身につけた人は、これを社会的要因には帰結させないものです。?個人が自分の好みを優先させすぎる、あるいは?社会的要請に応えられる職業的能力を身につける努力を個人が怠ったからだという捉え方をするでしょう』
    それはまさに今問題になってる「自己責任論」というやつでしょう。うつ病を増やしたいのかこの人は?
    これを2008年8月に出版するというその行為が既に暴力。

  • 中学生のときの社会科の先生が「社会に求められている職業」があるという言葉を思い出した。その再確認となる書だったと思う。そこら辺の就活本より先に読んでおいてよかったと思う、人生を見据えた上で職業を選ぶという概念が理解できたから。欲を言えばもう少し現状を無条件に肯定できる寛容さがあれば好感が持てた気がする、当然それは自分が大学生で、しかも就活まじかだからであるがww就活こえーww専門性とか今身についてねーww

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著者プロフィール

NPO法人 キャリア文化研究所理事。
東京大学文学部社会学科卒業。桃山学院大学,新潟大学,東京経済大学の教授を歴任。専攻は産業社会学。研究分野は職業社会学・企業文化論。
[主要著書(単著)]
『企業と社会―社会学からのアプローチ―』 ミネルヴァ書房,2000年
『職業とキャリア』 学文社,2001年
『組織文化 経営文化 企業文化』 同文館出版,2003年
『ナットクの働き方―職業学者が書いたキャリア論―』 TAC出版,2004年
『大学におけるキャリア教育のこれから』 学文社,2007年
『職業とは何か』 講談社現代新書,2008年,その他著書多数。

「2022年 『新版 キャリアデザイン支援と職業学習』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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