- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062879590
作品紹介・あらすじ
90言語で世界一周!英語、仏語からサーミ語、ゾンカ語まで。
感想・レビュー・書評
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世界の色んな言語について、見開き1ページの短いエッセイが続いてゆく。
詳しく知ってる言語はともかく知らない言語についても書いてるってところはナゾだけど、どちらにしても同じ分量しか書いてないから短くて読みやすい。新しい言葉を学びたくなる本。
「言葉の森から出られない」を読んだときにも思ったけど、言語学者の言語の捉え方って独特よね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
801-K
閲覧新書 -
BOOK BARで紹介されていた本。メジャーなものからマイナーなものまで、様々な言語を一言語2ページで紹介している。筆者の独特な感性で綴られる
文章に、深い言語愛を感じた。言語学知識ゼロの人間にとっては難しい部分もあったが、とても読みやすく、海外旅行欲が強くなる一冊だった。 -
「世界の言語入門」黒田龍之助 講談社現代新書 古本300円 著者自身も知らない言語を紹介するエッセイが面白い。ロシア語専門だけあって旧ソ連諸国の言語に関するエッセイは色々と面白いところが多くて、言語学習テキストを買いたくなったw
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105円購入2012-03-04
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密度が薄いため、読みながら、どんどん評価がさがっていったのだが、ある時点で、考え直した。これは、この薄さとか、毎日の役にたたなさとか、そういうものを楽しむ姿勢を教えてもらう本なのだ、と考え直したのである。というのは、著者は変人で、読めもしない本を買っては、ながめている。何の役にも立たないという意味では、勝間和代などの対極に位置する。だとすれば、それはむしろ珍重すべきなのでは、と思ったのだ。なので、襟は正させてもらったが、やはり薄くて物足りない。もっと濃い味がすきなおれは、向いてない。""
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やはり、流石黒田先生のエッセイと言えよう、とての気に入った。当然著者は一人である訳だから、それぞれの言語の記述内容にムラはある。しかし、そのムラがまた味わいとなり楽しめた。また知らない言語に対する純粋で謙虚な姿勢、変わらない知的好奇心は心から尊敬する。
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こんなにもいろんな言語があるのか
エッセイであり研究本ではないので
適度な適当感があって読みやすいし
ユーモアがあって読みやすく楽しい
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BookBar紹介本。90の言語を紹介するエッセイ。
世界は英語さえあればとりあえず会話はできるだろう。と思いながら読んだ。
まぁ、あるわあるわ。聞いたことすらない言葉たち。紹介されている90言語のうちの一割も知っている言葉はないのではなかろうか。
もちろん、英語、ロシア語、スペイン語、日本語は知っているが、それ以外の言葉が多い。特に日本人にはあまりなじみのないアフリカ地方での言葉の多様性に驚かされる。
この多様性が「世界は英語で通じる」によって駆逐されないか。一緒くたにされていいのか、そう感じた。
言葉の多様性を守ることと生物の多様性を守ることの大変さに、共通点がある。マイナーなものはいつでも窮地に立たされるのかと思うと、社会の狭量にため息が出る。
暗い話は置いておいて、90言語の中でも「コサ語」が気になる。生で聞いてみたい。
著者プロフィール
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