世界の言語入門 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 458
感想 : 58
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062879590

作品紹介・あらすじ

90言語で世界一周!英語、仏語からサーミ語、ゾンカ語まで。

感想・レビュー・書評

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  • 世界の色んな言語について、見開き1ページの短いエッセイが続いてゆく。
    詳しく知ってる言語はともかく知らない言語についても書いてるってところはナゾだけど、どちらにしても同じ分量しか書いてないから短くて読みやすい。新しい言葉を学びたくなる本。

    「言葉の森から出られない」を読んだときにも思ったけど、言語学者の言語の捉え方って独特よね。

  • 言語学が専門の著者による、世界の90言語についての解説。序として「本書は、わたしがたった一人でさまざまな言語について考えていく。知識にも経験にも愛情にも欠ける、一人のアヤシい自称言語学者が、全世界の言語を相手になんらかの文章を捻り出そうというのだ。無謀な話ではないか」と書いており、その正直さに納得し、「そうだよね、無謀だよね」という共感を持てる人でなければ、この本は楽しめないだろう。

    そうは言いつつも、やはり言語学者なので基本的な「道の言語に対するマナーや接し方」といったお作法はしっかり押さえており、どの言語も見開き2ページしかない割にはそれなりにキッチリと論じられている。語族や語形変化、音韻や発音の特性など、複数の視点から各言語を見つめ、著者なりの感想や印象もしっかり出している。むしろ、その言語に詳しくないからこそ、ある程度、突き放した視点で深入りせずにその言語について論じることができているのではないか、という印象。

    取り上げている90の言語の中に、日本国内ですらほぼ知られていないアイヌ語が取り上げられているのも良い。「小さな存在を効率よく無視するのではなく、多様性から言語を考えていきたい」(P.20)という一文からは、著者がこの本を書いた思想の根幹を感じさせられる。

  • 801-K
    閲覧新書

  • BOOK BARで紹介されていた本。メジャーなものからマイナーなものまで、様々な言語を一言語2ページで紹介している。筆者の独特な感性で綴られる
    文章に、深い言語愛を感じた。言語学知識ゼロの人間にとっては難しい部分もあったが、とても読みやすく、海外旅行欲が強くなる一冊だった。

  • 「世界の言語入門」黒田龍之助 講談社現代新書 古本300円 著者自身も知らない言語を紹介するエッセイが面白い。ロシア語専門だけあって旧ソ連諸国の言語に関するエッセイは色々と面白いところが多くて、言語学習テキストを買いたくなったw

  • 105円購入2012-03-04

  • 密度が薄いため、読みながら、どんどん評価がさがっていったのだが、ある時点で、考え直した。これは、この薄さとか、毎日の役にたたなさとか、そういうものを楽しむ姿勢を教えてもらう本なのだ、と考え直したのである。というのは、著者は変人で、読めもしない本を買っては、ながめている。何の役にも立たないという意味では、勝間和代などの対極に位置する。だとすれば、それはむしろ珍重すべきなのでは、と思ったのだ。なので、襟は正させてもらったが、やはり薄くて物足りない。もっと濃い味がすきなおれは、向いてない。""

  • やはり、流石黒田先生のエッセイと言えよう、とての気に入った。当然著者は一人である訳だから、それぞれの言語の記述内容にムラはある。しかし、そのムラがまた味わいとなり楽しめた。また知らない言語に対する純粋で謙虚な姿勢、変わらない知的好奇心は心から尊敬する。

  • こんなにもいろんな言語があるのか
    エッセイであり研究本ではないので
    適度な適当感があって読みやすいし
    ユーモアがあって読みやすく楽しい

  • BookBar紹介本。90の言語を紹介するエッセイ。
    世界は英語さえあればとりあえず会話はできるだろう。と思いながら読んだ。
    まぁ、あるわあるわ。聞いたことすらない言葉たち。紹介されている90言語のうちの一割も知っている言葉はないのではなかろうか。
    もちろん、英語、ロシア語、スペイン語、日本語は知っているが、それ以外の言葉が多い。特に日本人にはあまりなじみのないアフリカ地方での言葉の多様性に驚かされる。
    この多様性が「世界は英語で通じる」によって駆逐されないか。一緒くたにされていいのか、そう感じた。
    言葉の多様性を守ることと生物の多様性を守ることの大変さに、共通点がある。マイナーなものはいつでも窮地に立たされるのかと思うと、社会の狭量にため息が出る。

    暗い話は置いておいて、90言語の中でも「コサ語」が気になる。生で聞いてみたい。

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著者プロフィール

1964年、東京生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科卒業。東京大学大学院修了。スラヴ語学専攻。現在、神田外語大学特任教授、神戸市外国語大学客員教授。

「2023年 『外国語の遊園地』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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