創価学会の研究 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 199
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062879651

作品紹介・あらすじ

批判でも賞賛でもないはじめての学会論!社会学者が知られざる実像に迫る!なぜ日本社会は学会を嫌うのか。勤行、教学、折伏、財務-学会員の日常とは。保守化、巨大化した組織のゆくえは。

感想・レビュー・書評

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  • 私は創価学会員なので、この本は通読したかったが、時間がなく、ツマミ読み。

    創価学会員と言っても、活動らしい活動は長らくしていないので、60歳になるのを目前にして、今までお世話になった学会に恩返しをしないと、後悔することになる。
    それに、長いこと、会社と自宅の往復の生活を続けているので、地域とのつながりが情けないほどない。

    そのようなことで、ここにきて、学会活動をしようという気になっている。

  • ヨーロッパでは労働者が自ら労働者階級に留まり、世代的に再生産していくことを望み、それゆえ労働者階級全体としての生活の保証と向上を求める。
    それに対して、日本は個人の努力なのだ・・・!

  • 創価学会の研究。玉野和志先生の著書。創価学会の歴史や創価学会と日本社会の関係をわかりやすくまとめた良書です。

  • 著者の玉野和志氏は社会学者である。
    著者が本書で語っている通り、創価学会自体を評価するものではなく、創価学会に対する社会の態度を分析することで、日本社会の精神性を浮き彫りにすることに主眼が置かれている。
    創価学会を中心に、日本社会を考察する以上、創価学会に対する著者の主観が入りそうであるが、著者は極めてクールに、中立に、創価学会を考察し、日本社会を考察している。
    経済成長による都市化の過程において、地方から出てきた労働者を取り込むことで創価学会は急成長した。その証拠に、オイルショックによる行動経済成長の終焉と同時に、創価学会の会員数が頭打ちになる。この間は、経済成長に伴う生活の向上を信仰の功徳と捉えることができたため、会員は功徳の体験を得やすかった。
    しかし、成熟社会を迎えたいまの日本ではどうか。この中でも会員が功徳を実感することができなければ、宗教団体としての求心力を失うことになるだろう。

  • 創価学会について私の周りの反応は悪い。私もあまりよいイメージはない。そもそも特定のものを「意識的に」(強調)信仰すること自体にいい印象は持っていない。

    けれども、その悪い悪いといわれている創価学会についての私の知識は全くないのだ。否定するにも(否定する気はないが)、知識がなければできないのである。ということで手に取ったのが本書である。

    著者は中立的な立場で本書を上梓した。
    創価学会は創価教育学会が前身である。おそらくここでは学問をしていたのだろう。今は創価学会になり、学問している印象はない。だから創価学会ではなく、「創価宗教」とか「創価の会」とかにすればいいのに。
    学会員になるのは簡単で、入会したい!ということを学会や学会員になればよいのだ。御本尊をもらって朝夕にお経みたいなのを唱える。『聖教新聞』と『大百蓮華』を講読するだけで他にお金はかからない。

    また、公明党とのつながりもよく言われている。ただ公明党に票を入れるのではなく、その入れる理由を聞くと納得してしまうのである。
    「公明党の議員さんとはいつも応援する関係ですから、たとえば、あそこに階段があるから何とかしてくれないかというようなことは、すぐに言える関係です」 p.45

    他にも創価学会についての文献研究や変遷、政党との関係についても触れている。創価学会を知るにはぴったりの一冊だろう。紹介されていた『盗聴教団』、『創価学会を斬る』も読んでみよっと。

    (まっちー)

  • 創価学会の研究。

  • ここまでニュートラルに学会の内実を描く研究も珍しい、そう元学会員の父が言うからには間違いない(笑) 長い間離縁するうちに僕は仏教と逆の方向に行ってしまったが、顕彰会との対立、学会がよく言われる現世利益的な側面をむしろ肯定的にとらえていることなど、知らずに知ったつもりでいたところも多く良かった。

  • 『完全教祖マニュアル』参考文献

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著者プロフィール

略 歴
 1960年石川県金沢市生まれ.
 東京都立大学人文学部卒,東京大学大学院社会学研究科博士課程中退.
 東京都老人総合研究所研究助手,
 流通経済大学社会学部助教授を経て
現 在
 東京都立大学人文科学研究科教授
専 攻
 都市社会学,地域社会学
著 書
『東京のローカル・コミュニティ』(東京大学出版会)
『近代日本の都市化と町内会の成立』(行人社)
『実践社会調査入門』(世界思想社)
『創価学会の研究』(講談社現代新書)
編 著
『東京大都市圏の空間形成とコミュニティ』(共編・浅川達人,古今書院)
『ブリッジブック社会学』(信山社)

「2020年 『都市社会学を学ぶ人のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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