若者のための政治マニュアル (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 330
レビュー : 60
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062879699

作品紹介・あらすじ

社会の惨状に悩むあらゆる人々に贈る歴史の転換点を乗り切るテキスト。民主主義を使いこなすための10のルール。

感想・レビュー・書評

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  • そもそも政治ってよく分からないという人への入門書の役割を果たす本です。またTPPや雇用問題など、ふと見渡せばなんだか大変そうで、よく分からない問題がたくさんあって、どう考えたらいいかということにもヒントが見つかると思います。
    記憶に新しい小泉内閣の構造改革のことへの指摘が分かりやすく、何が問題とされていて、何が隠された問題だったのか、理解の助けになるのではないでしょうか。
    ルール10「当たり前のことを疑え」が非常に共感しました。
    東日本大震災のあと、特に原発問題に関してはさまざまな情報が行き交い、危険だという声、いや今すぐには危険でないという声、ほんとうのところはどうなのか。TPPに関しても然りですが、TVが言っていたという「当たり前」、政府の見解という「当たり前」を一度疑うことから、政治を考えるヒントが見つかると思います。
    民主主義を使いこなすには?誰かすごい人が使いこなすことはありえません。それはすでに民主主義ではないのですから。使いこなすのは私たち一人ひとりです。何か大変そうだけど、どう考えたらいいんだろう、と考えるお供にこの一冊はお勧めです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ルール10「当たり前のことを疑え」が非常に共感」
      ふーーんナルホドねぇ、、、読んでみようっと!
      「ルール10「当たり前のことを疑え」が非常に共感」
      ふーーんナルホドねぇ、、、読んでみようっと!
      2012/09/19
  •  生きづらさを克服するには、政治を変えるしかない、と主張する若者向けの本。著者のスタンスは左派。内容は自民党(特に小泉政権)の批判が中心。批判の内容そのものはよくあるもので、わかりやすかったが、特に見るべきものは殆どなかった。

     興味深い記述を挙げるとすれば「権利(right)」と「特権(privilege)」の相違について。権利は他者の権利を侵害しない範囲で有効なのに対し、特権は他者の権利を押し退けて行使されるというもの。

     最近蔓延する「権利だけ主張して義務を果たさない人間が増えている」という言説を、クレーマーやモンスターペアレントの身勝手な主張の内容は権利ではなく特権であることや、自分の生きる権利を主張できず過労死や自殺に追い込まれる人が後を絶たないことを根拠として批判している。

     この本を読んで、まず第一に政治においては「声を上げる」ことが必要不可欠であることを痛感した。この本の著者の政治的スタンスは直前に読んだ『奪われる日本』と大きく異なるものの、反小泉という共通点を持っていることには興味深さと一種の救い(?)を感じた。

  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

  • レビュー省略

  • 1 生命を粗末にするな
    2 自分が一番
    3 人は同じようなことで苦しんでいるものだ、だから助け合える
    4 無責任でいいじゃないか
    5 頭のよい政治家を信用するな
    6 あやふやな言葉を使うな、あやふやな言葉を使うやつを信用するな
    7 権利を使わない人は政治家からも無視される
    8 本当の敵を見つけよう、仲間内のいがみ合いをすれば喜ぶやつが必ずいる
    9 今を受け容れつつ否定する
    10 当たり前のことを疑え
    巻末に連絡先一覧あり

  • 政治に参加する意欲が湧きます。

  • 20161110

    政治の世界には常に対立や競争が存在する。その対立軸を見定めることで、現状が見えるようになるだろうと思った。

  • S310.4-ゲン-1969 300026499

  • 若者のための政治マニュアル
    (講談社現代新書)2008/11/19
    著:山口 二郎

    著者は、東京大学法学部卒、同学部助手を経て、北海道大学教授。論壇の第一線で政治評論を多く執筆している。

    生きづらい社会を変える最強の武器は、民主主義である。日本では、一応市民的自由が保障され、一人に一票が平等に与えられている。この権利を使えば、世の中を変えることができるはずである。

    しかし、普通の市民、特に若者にとって、学校で習った政治の知識と、市民としての実践の間にはとても大きな落差がある。

    そんな落差を埋めるため、特に社会の荒廃で様々な被害を受けている若人々に対して、政治のスキルを提示することを目指して本書は執筆されている。
    本書の厚生は以下の10のルールからなる。
    ①生命を粗末にするな
    ②自分が一番
    ③人は同じようなことで苦しんでいるものだ、だから助け合える
    ④無責任でいいじゃないか
    ⑤頭のよい政治家を信用するな
    ⑥あやふやな言葉を使うな、あやふやな言葉を使うやつを信用するな
    ⑦権利を使わない人は政治家からも無視される
    ⑧本当の敵を見つけよう、仲間内のいがみ合いをすれば喜ぶやつが必ずいる
    ⑨今を受け容れつつ否定する
    ⑩当たり前のことを疑え

    7月の初旬に参議院選挙が行われた。その前に少しでも知識を得よう。興味を持とうと本書を手に取った。本書を読んで改めて思ったことは政治の世界は奥が深い。政治を知ること=世の中を知ることとはよく言ったものでその通りだと思う。

    何かつかみどころのない分野。
    ふわふわしているけれど、自分たちの暮らしには直結してるとも言える。
    しかし、直接的に変えることはできず、何か大きな波の中で漂っているような感じとして受け取ってしまう。

    全容はわからないもののもう少し俯瞰出来るところまで知識をつけ、自分なりの考えで政治というものを捉えてみたい。
    まだまだ道のりは遠い。

  • あくまで本を読んだ感想なので、著者の主張とはずれるとは思いますが、印象に残った点が2つあります。

    1つは、守るべきルール(行使できる権利や良心的な義務)と、守らなくても良いルール(ステレオタイプなど)を見極めることが大切だということ。

    2つ目は、メディアリテラシーを身につけ、マスメディアに対してより積極的に声を上げていくことが視聴者として重要であるということ。

    筆者は、特に政治家とマスメディア、そして受け手の視聴者としての私たちのあるべき姿を強調しているように感じました。

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著者プロフィール

法政大学法学部教授・行動する政治学者
1958年生まれ。東京大学法学部卒、北海道大学法学部教授、同大学院公共政策学連携研究部教授などを経て、2014年より現職。最初の著作『大蔵官僚支配の終焉』(岩波書店)により、自民党と財務省による政治・行政支配の構造・実態を暴き、1990年代から2000年代に続く政治改革の深い底流のひとつを形作る。2009年の民主党政権成立をめぐっては、小沢一郎、菅直人、仙谷由人各氏らとの交友を通じて政権交代に影響を与える。立憲主義の立場から安倍首相を痛烈に批判、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」の結成にかかわる。

「2018年 『圧倒的!リベラリズム宣言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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