ブリッジマンの技術 (講談社現代新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062879729

感想・レビュー・書評

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  • コミュニケーションの要諦は、相手とのフレームワークを合わせること。
    読書とは、すでに自分が知っている考えをなぞることである。
    相手に関心を持つ× 相手の関心に関心を持つ○

  • コミュニケーションの本です。独自の手法を独特のネーミングで表現しているので、受け入れ難い人もいるかもしれません。相手が関心を持っていることに関心を持つ、ここが要だと思います。この部分は応用可能だと思います。

  • 火山研究家が一般の人に情報をわかりやすく伝えるために学んだコミュニケーション技術をまとめたもの。
    相手の思考パターン(フレームワーク)を知って対応することがカギ。
    相手のフレームワークを知るためにには、相手の関心に関心を持つこと。
    相手の話を聞くときは、事実と意見を分けて聞くこと。
    行動だけが真実なので、相手の行動を観察すること。
    自分の思い込みを知っておくこと。
    議論してもかみ合わないので、結果をイメージして相手に合わせて自分を一時だけ変える。

  • [ 内容 ]
    コミュニケーションの達人になろう。
    人間関係も広がるブリッジマンへの道。
    読解力と伝達力を飛躍的に向上させるメソッドが満載。

    [ 目次 ]
    第1章 フレームワークは人間関係の基本原理(テレビ生出演で大失敗 「大金」はいくらか? ほか)
    第2章 相手を知る(相手の関心に関心を持つ 恋の攻略法も同じ ほか)
    第3章 自分を知り、自分を変える(自分を知る 自分のフレームワークは見えにくい ほか)
    第4章 ブリッジマンになる(個人を相手としてブリッジマンになる 数多くの代替案を用意する ほか)
    第5章 フレームワークを使ってむずかしい内容を読み解く(専門家のフレームワーク 身近でない文章を読み解く ほか)

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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ブリッジマン、すなわち相手との橋渡し役として、コミュニケーションの大切さを説明している。ブリッジマンという名前はあまり馴染みはないと思うけど、中身は正論なので読んでいて納得できる。

    講談社現代新書HPより
    1 まずフレームワークについて理解しよう
     「大金」はいくらか?
     蝉の声はホントに静かか?
     人は見たいものしか見ていない……etc.
    2 次に相手のフレームワークを知ろう
     相手の関心に関心を持つ
     相手の言葉から探る
     非言語メッセージから探る……etc.
    3 自分のことも理解しておこう
     自分の体の感覚を点検する
     負けカードを出すと円滑に進む
     「翻訳機法」……etc.
    4 そしてブリッジマンの道へ
     まず相手の心に沿う
     指示するときは丁寧な口調で話す
     安全で気楽な「ゼミ・カウンセリング」……etc.
    5 読解もフレームワークがわかれば上達する
     専門家のフレームワーク
     解説やあとがきから読め
     「棚上げ法」……etc.

      まずは、相手を知るところから始まり、自分を知り、相手との距離を把握して距離を少しずつ詰めていく。さながら、目標と現状を認識し、そこから課題を抽出していくロジカルシンキングと同じだと思う。
      相手を知る、自分を知るノウハウが満載なので、いろいろ役に立つと思う。著者は理系の人間であり、火山学という専門分野をいかに一般人に説明するかを考える上で行き着いたテクニックであると思う。
      ただし、「フレームワーク」という言葉を連発しており、ちょっと気にはなった。便利な言葉ではあるけど、一般的に馴染みのある言葉ではないので、「ブリッジマン」と自称している著者であれば、できれば他の分かりやすい言葉に言い換えて欲しかった。

著者プロフィール

鎌田 浩毅(かまた・ひろき)
1955年東京生まれ。筑波大学附属駒場中・高等学校卒業。東京大学理学部地学科卒業。通産省、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、現在京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授・同名誉教授。専門は火山学、地球科学、科学教育。「京大人気No.1教授」の「科学の伝道師」。著書は『新版 一生モノの勉強法』『座右の古典』(ちくま文庫)、『やりなおし高校地学』(ちくま新書)、『地学のツボ』(ちくまプリマー新書)など。

「2021年 『100年無敵の勉強法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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