皇軍兵士の日常生活 (講談社現代新書)

著者 : 一ノ瀬俊也
  • 講談社 (2009年2月19日発売)
3.50
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062879828

作品紹介・あらすじ

軍隊という格差社会をどう生きたのか?徴兵・手当・食事から死亡通知まで。

皇軍兵士の日常生活 (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

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  • もっと兵営での生活のことが書いてあるのかな~と思って読んだけど、軍事研究ではなくて歴史研究だったのでちょっとアテが外れたかな。
    日中戦争以降の資料からの内容が多いので、あくまで「戦時の兵士の生活」の話が中心。平時の話はあまり書いていない。

  • 特定の思想の人々に美化されがちな「皇軍」の実態はどうだったのか、資料を元に検証したもの。現実は学歴差別もあるし、位が低いとメシも食えないし、教育と称してぶん殴られるし、戦地へ行けば偉いやつだけいいもの食って、死んだって遺骨もまともに扱ってもらえないのである。

  • 戦前、まだ階級差の有る時代に、当時の人には軍に入れば平等に扱ってくれるという感覚が有った。そんな旧日本軍の中の平等と不平等を一つのテーマとして資料を元に組織の中での扱われ方を紹介している。

  • レベル低いなぁ、ページ数のせい?

    何が言いたいんだろう。
    皇軍が~とか軍が~って、日本人の国民性なんじゃないのってことがたくさんある。

    不公平、不公平って。
    それは戦時下で特別なことじゃないし、戦後も特別なことじゃない。
    世界を見ても。

    ~と思うとか、想像の記述が多いし。
    研究ってそういうものなのかなと感じてしまった。

  • やはり戦争は物量作戦なのだろう。

    →戦争の同質化理論
    =戦争が格差を縮減する方向に機能する
    *中小企業間格差、応召の負担。

  • 視点がフラット。一次資料の読み解きが丁寧。著者の今後に期待。

  • 徴兵制が話題となる昨今。嘗ての日本帝国軍隊の兵士がどういう扱いを受けていたか、どういう資質の兵士だったか。そして、彼らは時代によってどう変わっていたのか。

  • 淡々と積み上げられたデータを使って皇軍兵士の日常を提示して、戦争で徴兵制度により社会がリセットされるこう思考(あるいは嗜好)を丁寧にひっくり返してくれる。社会の構造って戦前から変わってないorz

  • 本書は入営から戦死まで軍隊という社会がどのようなものであったのかが書かれている。著者は軍隊は平等社会ではなく、学歴(学力)、貧富の差、階級の差などによる不公平があったという。
    本書を読んで初めて知った事がある。著者は不公平の一つに挙げているが大企業では応召者に対し、手当を出して月給を保証していたそうである。(対して中小企業や自営業、農業者には保証が無かった)

    本書では、これも含めいくつかの点について「不公平」という言葉を使っている。私は全てを不公平だとは思わないが是正すべき格差ではあると思う。

    大企業の手当の件については、長引く戦争に伴う負担増に喘ぐ経営者側が、社会的公正の名の元に低い方へ合わせコストカットを図ろうとしている。社会の底上げを図らない点は、現代社会に通じる問題であると思う。

    本書では、軍隊内での私的制裁にも触れているが、果たして日本軍だけの問題だったのか?他国ではどうだったのか気になるところである。

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