わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)

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  • 講談社
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感想 : 316
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062880039

作品紹介・あらすじ

テレビの現場で培ったノウハウをすべて公開。

感想・レビュー・書評

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  • 私は職場において、年に5回程度の研修の講師を行うことがある。
    あがり症であり、話下手な私が30人程度を前にして講師を行うのはかなり大変な思いをしている。

    著者の池上彰氏は、テレビでもわかりやすい丁寧な説明をしてくれており、参考にさせていただこうと思い、読むこととした。

    まず、「リード」=「話の地図」を作成することの大切さに納得。
    私の場合、目次に沿ってその内容を示すようにはしているが、リードといえるかは疑わしい。
    最初の掴みとともに大切にしていこうと思う。

    このリードによって全体の流れ、構成がしっかりできるわけで、その点においても重要なポイントとなろう。


    次に、文の一つ一つの長さ。
    あまりに長く、修飾語ばかりだと、聞き手にとって理解しづらいものとなる。
    話し手にとっては意外と気づかない点であるので、ぜひ気をつけていきたい点である。

    研修の講師ともなれば当然、内容についてはしっかり理解して、何を聞かれても回答できるはずであるものの、実際に説明しようとしたときに、思うように説明できないこともある。
    自分は分かっていたつもりでも、相手にわかるように解説できないということは根本から理解できていない証拠である。
    この本の中でも著者の経験が書かれている通り、注意していきたいし、自分の知識を確認するうえでも役立てていきたい。

    また、原稿を書かずにメモを作ること。
    これはその通りだと思う。
    実際に人前で話すときは、原稿を書きたくなるのであるが、原稿を書いてしまうとついついそれを読んでしまい、途中で詰まるとかなりあわててしまう。

    メモであれば、話すことは自分で考えながらなので、意外とスムーズにできるもので、私も経験している。
    まずは原稿は作るが、講義の場では使わないようにしている。

    そして「三の魔術」
    実際に使わせてもらった。
    使いこなすには技術も必要だと思うので、まだまだ生かし切れていないと思うが、確かにちょうどいい数ではあると思うので、選ぶべき3つの事柄をしかkり選べるようにしたいものである。

    最後に使うべきではない言葉。
    「そして」「ところで」「話は変わるが」。
    私もよく使っているように思う。
    確かに話は変わるようでは、使えたいことをしっかり話せていない証拠である。

    何を話すべきで、何を伝えたいのか。
    図を利用しながら、わかりやすく伝えるための技はシンプルではあるが、使いこなすのは結構大変である。

    事前に人に聞いてもらって、ちゃんと評価してもらうことは必要であろう。

    これからも人前でプレゼンを行うことも多くなると思うので、いろいろ試しながら自分のものにしていきたいと思う。

  • まずは反省させられた。
    以前から池上さんの話はどうしてこんなに解りやすいんだと感心していた。なるほど!と感じるところもあるし、既出のノウハウもたくさんある。伝える技術を洗練させてゆくためには、何よりも伝えたいという熱意が必要なのだということ。また、人に伝えるためには、理解、知識が十分であることが求められる。これまた反省。

  • 久々の岩隈の本が面白かったので、もう1冊読んでみた。今回はTVでよく見る池上さんの本です。『主人公は聞き手』というよくあるフレーズを最初に取り上げた後は、NHK時代から築きあげてきた技をご紹介っといった内容です。使える内容も多いので、ちょっとでも話がうまくなれたらって思いますね。

  • 池上彰さんの話は経験に基づき咀嚼されていて大変分かりやすい。
    そんな池上彰さんによる分かりやすい伝え方の教科書。

    記者時代からキャスター時代、そして子供ニュース時代を経て現在に至るまでの自身の経験に基づき書かれている。

    プレゼンの技術や、資料の使い方、間の置き方など多岐にわたって書かれているので大変ありがたい。

    それにしてもこの本のタイトル、本自体がわかりにくかったら話にならないけど、わかりやすい説明をわかりやすく書いている所は流石。

    自分のことを話し上手だと思っている人よりも話し下手だと思っている人の方が努力したり調べたりするので、
    人は感動するという所は納得しました。

    自分自身も驕らず努力を続けていきます。

  • すばらしい!!
    内容をどれだけ実践できるかは分かりません。

    今回の衆議院選挙後、下記のコメントをされています。

    ”(石原慎太郎氏へインタビューする際に)「パプアニューギニアやフィリピンを北朝鮮と同列に語るから、暴走老人と呼ばれるんじゃないですか?」
    (橋下徹氏に対して)「原発に厳しい意見を言っていたのに、石原さんと組んだ瞬間に意見が変わっていませんでしたか?」
    (安倍晋三氏に言及)「首相退陣時の記者会見では、体調不良に一言も触れていませんでしたよね?」
    (鈴木宗男の娘・貴子氏に向かって)「お父さんが出れなかったから、代わりに出たんですよね?」
    (福島瑞穂氏に痛烈なひと言)「社民党と共産党、政策が似ているのに、なんで一緒にならないの?」

    それでも、つっこみがないのは分かるような気がしました。

  • 話すべき内容を箇条書きにしてみよう。
    その箇条書きに基づいてリードを作る。
    今度は箇条書きの内容がそのりード通りになっているか検討する。

    世界各国にいるスパイの情報源も90%以上はその国の公開情報。誰もが入手できる情報を分析することで情報をインテリジェンスに加工して本国に送っている。

  • 仕事で人に説明する機会が多くあるのに分かりやすい説明をできないので興味を持った。分かりやすさに定評のある池上さんに少しでも近づきたいと思って。
    相手が分からないことが何かを知ることが大切。相手のレベルに合わせて説明を変えなければいけない。当たり前のようでできていなかった。あとはテクニック的なことも書かれていたが、分かりやすい説明はどういうものか考え抜くことが上達の秘訣のように感じた。
    身近な話の上手い人を見つけて勉強したり自分の説明の至らない点など考えていきたい。

  • 池上彰氏が、自身が記者からテレビ番組で<伝える>立場になった気付きをもとに、どうやったらものごとをうまく伝えることができるのか?という小さなコツを紹介している一冊だ。

    説明には「リード文」をつけ、まずリードを読め、それから詳細を話せ、というコツはなるほどな、と思う。
    最悪、時間がなくなったら詳細は削ってもリード文があればニュースの大意は伝わる、というのはその通りなんだけど、実際に自分の仕事を誰かに説明しようとすると、案外このリード文というのがすぐに出ない。だから回りくどい説明になる。というのが、よくわかった。

    時間が限られる上に状況によっては予定時間を削ったり伸ばしたり臨機応変に対応しなくてはいけない生放送のテレビ番組の現場体験に基づいて書かれているので、理にかなっているしわかりやすく、参考になる。

  • 話にはリードをつける。今からこういう話をしますよと最初にリードを言っておくと、聴く側も心の準備ができる。
    この報告に見出しをつけるとどんなキーワードになるか。本当によく理解している人はざっくりと一言で説明ができる。
    わかりやすい説明をするときには、絶対に必要な情報と、なくても良い情報を峻別し、絶対に必要な情報だけを伝えること。これでノイズをカットしたクリアな情報が伝えられる。

    聞いている人は、具体的なエピソードに加え、それを一段次元を上げた抽象化した内容を聞くことによって、大事なことを聞いたという気持ちになれる。

    わかるとは、自分が持っているバラバラな知識が1つにつながると言うこと。また、自分が理解すると言う事と他人に説明できると言うことの間には大きな落差がある。
    アウトプットをしてみることでアウトプットには何が必要かがわかり、そのためのインプットの方法も見えてくる。

  •  大学や、バイト面接、職場など様々な場面でプレゼンや自己紹介のような話すことが求められると思います。
    そういった時どう話せば相手に伝わるのか、それを教えてくれる一冊です。
     紹介されているテクニックを一つお伝えします。
    話にはリードをつける
    あらかじめ「いまからこういう話をしますよ」と聞き手にリードを伝えることを、私は”話の「地図」を渡す”と呼んでいます。「今日はここから出発して、ここまで行く」という地図を渡し、「そのルートをいまから説明します」という形をとることで、分かりやすい説明になります。
     このような、役に立つテクニックが盛りだくさんなので、プレゼンや自己紹介が苦手だなと感じている人には助けとなる一冊です。
    進撃の巨人
    蔵書なし

    • tokudaidokusho2さん
      投稿者:メロン
       私はもともと池上さんが好きでテレビなどでよく見ていたのですが、いつも話し方や説明の仕方がうまいなあと思っていました。その方...
      投稿者:メロン
       私はもともと池上さんが好きでテレビなどでよく見ていたのですが、いつも話し方や説明の仕方がうまいなあと思っていました。その方が書かれた本であり、なおかつ私は人に説明することが苦手なので読みたいと思いました。
      2020/06/22
    • tokudaidokusho2さん
      投稿者:mia
       私は自分ではわかりやすく説明しているつもりなのに意図が全く伝わっていないことがあるので,相手にきちんと伝えられる方法を学...
      投稿者:mia
       私は自分ではわかりやすく説明しているつもりなのに意図が全く伝わっていないことがあるので,相手にきちんと伝えられる方法を学ぶために読みたいと思いました。
      2020/06/22
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著者プロフィール

ジャーナリスト。1950年長野県生まれ。慶應義塾大学卒。NHKで記者やキャスターを歴任、94年より11年間「週刊こどもニュース」でお父さん役を務め、わかりやすい解説が人気を博する。2005年よりフリージャーナリストとして多方面で活躍中。現在、名城大学教授、東京工業大学特命教授。本書の元となった関西学院大学をはじめ、立教大学、信州大学、日本大学、順天堂大学などでも講義を担当。著書に、『そうだったのか!現代史』シリーズ(集英社文庫)、『池上彰の世界の見方』シリーズ(小学館)、『知らないと恥をかく世界の大問題』シリーズ(角川新書)、『池上彰と現代の名著を読む』(筑摩書房)他多数。

「2022年 『武器になる!世界の時事問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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