職場は感情で変わる (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062880169

作品紹介・あらすじ

ベストセラー『不機嫌な職場』の解決編登場!崩壊寸前の組織を変える感情マネジメント。

感想・レビュー・書評

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  • 前作 不機嫌な職場の 印象が強すぎると感じる

  • 不機嫌な職場、が具体的で続編を期待した人には、全体的に抽象的で辛いかもしれない。帯の解決続編、がなければ見方も違っていたと思う。

  • 卒論を書くために借りてみた。
    崩壊寸前の組織を変える感情マネジメント
    ギスギス感情、冷え冷え感情、イキイキ感情、あたたか感情の4つの感情に組織の雰囲気が当てはめて、どうやって良い感情に持っていくようにするかが書いてある本でした。

  • 200円購入2011-01-02

  • 前作の「不機嫌な職場」の解決編と帯にある。
    確かにそのような内容なのだけれども、アイデアの羅列としか読めない。

  • 前作が良かったので、今作は期待しすぎました。相互理解不足が気づかぬうちに深い傷になっていくのでしょうね。

  • 前向きに働ける、よい職場づくりへのTipが盛り込まれている。
    感情の4分類については、どこまで適用ができるのかわからないが、考え方は納得。

  • 職場は感情で変わる (講談社現代新書)
    2009/9/17 著:高橋 克徳

    著者は㈱ジェイフィール執行役員。大学院卒業後、㈱野村総合研究所、ワトソンワイアット㈱を経て、㈱ジェイフィールの設立に参画。人間本来の力が輝く経営の実現を支援すべく、人材育成・組織改革手法の開発や研修・講演・コンサルティングに取り組む。

    職場の中での関係性を変えていくのは、一人ひとりの社員であり、身近な職場の仲間たちである。いくら、会社から方針や仕組が与えられても、それを実際に活かし、変わっていこうという思いをみんなで共有できなければ、何も変えることはできない。

    みんなで組織という生き物、組織に働くある種の力学を学び、理解する。その上でその組織にかかわるすべての人たちを幸せにする場に変えていくために、みんなで思いを伝え合い、知恵を出し合う。そういったことが当たり前のようにできる。そんな職場に変えていくことが大切である。

    この時鍵になる概念が組織全体に広まっている感情である「組織感情」であり、それをみんなが知り、それを良い状態になるようにマネジメントすることが幸せな組織づくりを助けてくれる。

    本書の構成は以下の5章から成っている。
    ①組織にも感情がある
    ②そもそも感情って、何?
    ③組織感情をマネジメントする
    ④組織感情を引き出し、共有する方法
    ⑤良い職場、良い会社をつくろう

    他人を変えることは出来ないとよく言われている。
    しかし、本書でも取り上げられているように感情は伝染する。プラスの感情もあれば、マイナスもしかり、変えることが出来るのは自分。自分の思いを変え行動を変える。その時現れた感情は少なくとも周りには影響することになる。この感染する感情をプラスに変え、そしてそれを継続し続けることが組織感情を変え、そして組織を変えることにつながる。

    組織感情を捉え組織を変えるということは、改善の筋道と大きな違いはない。まずは現状の組織の状況を知る。そして自分たちが理想とする組織の姿が何なのかをイメージする。そして現状とあるべき姿のギャップを問題として捉え、ひとつずつ階段を昇るようにその課題をクリアしていく。

    一人では階段を昇ることは出来ないし、皆で昇るからこそ価値がある。一人で昇るのは簡単ではある。一人で皆で昇っても昇る階段は同じかもしれない。しかし、昇り切った時の達成感やそこから見える景色は一人よりは皆で昇った時の方が素晴らしいのは確実ではある。

    難しいことはわかっている。
    しかし、長期的かつ成長しつづける強い組織をつくるにはトップダウンのみならずボトムアップから個々人の成長や思い・行動の蓄積の積み上げでしか方法はないように思う。

    具体的に明日からやることは明確ではない。
    ただ、プラスの感情を長期的な目線を持ち伝染させ続けることと、協力者を一人ずつ増やしていくことからまずははじめようとしよう。

  • 職場全体が一つの感情を共有しており、その目に見えない感情が、自分の行動に少なからず影響を与える。
    本書は組織感情を整理して、良くなるための具体的な方法が書かれているのが良いと思う。
    「不機嫌な職場」からの引用が多いので、そちらも読んだ方が良いのかも知れない。

  • 「職場のモチベーションをアップさせる」というのは、職場全体の「感情マネジメント」の一部でしかない、という考え方がおもしろかった。
    職場にいるメンバーの感情を良い状態にもっていくことが、結果的には会社全体の生産性向上につながる。

    自分が今いる職場は感情的にとても良い状態(向上心をもてるイキイキ感情と、一緒に働く仲間を信頼できる安心感がある)だけれど、過去にはひどい状態のときもあった。ちょっとしたことで良い連鎖にも、負の連鎖にもなる。
    数ヶ月に一度は、「職場感情」がどのような状態なのか気にして確認するタイミングをとったほうが良いのだなと思った。

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著者プロフィール

高橋 克徳(タカハシ カツノリ)
東京理科大学大学院イノベーション研究科教授 株式会社ジェイフィール代表取締役
東京理科大学大学院イノベーション研究科教授 株式会社ジェイフィール代表取締役
一橋大学大学院商学研究科修士課程修了、2001年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。野村総合研究所、ワトソンワイアットを経て、2007年「組織感情とつながり」を機軸とするコンサルティング会社ジェイフィールを共同で設立。2013年より東京理科大学大学院教授を兼務。主な著書に、『不機嫌な職場』(共著、講談社)、『職場は感情で変わる』(講談社)、『潰れない生き方』(KKベストセラーズ)、『人が「つながる」マネジメント』(中経出版)、『ワクワクする職場をつくる。』(共著、実業之日本社)、『イキイキ働くための経営学』(共著、翔泳社)などがある。


「2017年 『サービスイノベーションの海外展開』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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