厚労省と新型インフルエンザ

  • 講談社 (2009年12月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062880268

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

公衆衛生と感染症対策の重要性をテーマにした本作は、過去の新型インフルエンザに対する厚生労働省の対応を振り返り、その迷走を描いています。著者は、官僚制度の硬直性や無謬性が、危機管理においてどのように影響...

感想・レビュー・書評

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  • これって今回の武漢風邪でなく、10年以上前のインフルエンザの時なんだよね。
    なんか改善してるのか??

    日本官僚の膠着性、無謬性が、凡ゆるものを悪くする感じ。

  • 仕事の勉強用

  • (特集:「感染症」)
    ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00511273

  • 新型インフルエンザと厚労省迷走記◆悪のバイブル「行動計画」◆公衆衛生学的にみるとどうなのか◆公衆衛生の要-疫学の基礎知識◆これからのインフルエンザ流行に備えて

  • 著者は執筆当時現役の厚労省検疫官。2009年に発生した新型インフルエンザの流行に対する検疫偏重の厚労省の対応を厳しく批判している。
    厚労省医系技官に対する感情的とも思える断罪にはちょっと違和感を覚えたが、現在の厚生行政において疫学をはじめとする公衆衛生学的な考え方やその学問的成果が十分に浸透していない現状がよくわかった。疫学の考え方についても、わかりやすく解説されている。

  • S498.1-ゲン-2026 300104502

  • 厚労省の内部から公衆衛生まで、よくまとまっていて、わかりやすく読みやすかった。
    検疫偏重のあり方は今後見直されるのでしょうか。
    期待したいところです。

  • 新型インフルエンザを軸に、疫学やら公衆衛生学やらのことも書いてあって、学校を思い出しました。そういえばやったなぁ。コホート法とか…そうだよね?!

    内容は、
    ・新型インフルエンザはあれほどまで騒ぐべきことでなかった
    ・なぜあんな騒ぎになったのか
    ・あそこまで騒いだために損失したもの
    について。

    現場を知らないお上、そしてそのお上が実権を持っている組織がいかに恐ろしいく、情けないかと思わずには読み終えられなかった。
    無知って怖いです。
    知ってても平和なれした日本人はすぐに行動には起こせないのだけど、こういう本を書いてくれる人には頑張っていただきたい。

  • 前作の厚生労働省崩壊に比べると、個人的バッシングが増えてちょっと専門的記述が多かったんで読み物としては面白くなかった感が

  • 確かに、今回のインフルエンザの日本の対応には疑問点もあるけど、私には本書はいろんなところに意見がとんでて、同意できないところもたくさんありました。疫学はわかりやすかったかな。

  • ものごとはさまざまな方向から見る必要がある。でも,何が真実であるか,素人にはわかりづらいことが多すぎる。たとえば,新型インフルエンザについては,弱病原性であっても,強病原性にいつ変異するかわからないので,十分な対策が必要だという話もある一方で,強病原性を想定した対策を行うことを疑問視する意見もある。

    この本は,厚労省の内部の人による厚労省批判であり,内部告発と言えるものだろう。上記のような状況に陥っているのも,厚労省が既得権益を守らんとするためであり,医系技官の無能さのためと読み取れる。薬害エイズ問題など,厚労省に対しては,わたしも不信感がある。

    もちろん,すべての役人が悪いわけではないのだろうが,もし悪いところがあるなら,それをさらけ出し,よい方向に向かって欲しい。この著者の行動が,その一歩であるのなら応援したい。また,この著者がこれからどのようになっていくのかも注目したい。

    本書では,空港で行われたものものしい検疫,学級閉鎖の効果を疑問視している。検疫や閉鎖は,流行を遅らせることができ,対策を講じる時間稼ぎのためだと思っていた。しかし,限られた資源の多くが検疫にまわされ,国内感染後の対策ができていないとなれば,時間稼ぎの意味がない。

    いままで行われていた新型インフルエンザ対策の問題点を,公衆衛生学の立場から批判する。わたし自身,公衆衛生学を知っているわけではないので,何が真実であるのか,正確なところはわからない。ただ,少しでも科学的な議論がなされることは歓迎したい。

    効果があるだろう。やらないよりはよさそう。やっておけば不安が解消される。このような曖昧なことで,多くの人や予算が割り振られていたとしたら。そして,効果の検証も不十分なままに,それらが繰り返されているとしたら,このことに対して,将来,誰が責任をとるのだろうか。

    この著者のような人がもっと現れ,問題点を洗い出してくれることを期待したい。そして,心ある役人が活動できる体制になって欲しいと願う。

    ただ,この本の内容を,手放しに認めるのも問題がある。科学的議論という意味では,疑問に思うことも多くある。きちんとした理解には,詳しいデータが必要なのだろう。でも,それらを示さなくても,もう少し説得力のある解説に努めて欲しい気がする。

    また,インフルエンザウイルスの「顔」と言っているものが,型であったり亜型であったりしているのではないか。亜型が変異することと,異なる型が優勢になることも混同してはいないか。科学的な議論のためにも,このような曖昧な記述はあってはならないと思う。この点では,この本はやや書き殴った印象がある。話題になったので急いで出したということなのだろうか。

    専門家が科学的に議論して,その情報を一般にも公開していかなければ,ふつうの人たちは,非科学的な報道に右往左往するしかない。この点,専門家の議論も,マスコミの報道内容にも,不安が募るばかりだ。ふつうの人たちは,理解する力がないのではなく,理解するための確かな情報がないのだとわたしは思う。

    感情的な厚労省批判ではなく,一般にもわかる科学的な解説を通した批判や啓発でなければ意味がない。出版にはタイミングもあろうが,そのために内容を犠牲にすることだけは避けて欲しいものだ。この著者の今後の本に期待したい。

  • 厚労省もなんだか情けない組織だね。こんな組織に日本の健康保険を守れるのかは常に疑問だし期待してもいけない。
    せきをしている人に対して取る防御策がいつの間にか、マスクを着けていれば安心という神話を生んでしまったのはメディアにも責任がある。

  • 人権無視の異様な検疫風景、マスクなしでは街も歩けない風潮、泣き崩れる校長……。
    あのパニックを作ったのは厚労省幹部だった!
    現役医系技官がその構図と真の問題点を鋭く分析。

    あの騒動は医系技官幹部の暴走から始まった…。現役の厚労省医系技官が、日本中を混乱に巻き込んだ騒動の根本原因と、そこで露呈した本当の「危機」について鋭く指摘。

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著者プロフィール

医師、作家。筑波大学医学群卒業。米ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院疫学部修士課程修了。同大学でデルタオメガスカラーシップを受賞。米国CDC(疾病予防管理センター)プロジェクトコーディネーター、財団法人結核予防会、厚生労働省医系技官を経て、パブリックヘルス協議会理事長。
著書に、『誰も書けない「コロナ対策」のA級戦犯』(宝島社新書)、『新型コロナ、本当のところどれだけ問題なのか』(飛鳥新社)、『厚労省と新型インフルエンザ』(講談社現代新書)、『厚生労働省崩壊―「天然痘テロ」に日本が襲われる日』(講談社)、『なぜ日本は勝てるはずのコロナ戦争に負けたのか?』(和田秀樹氏との共著)、『日本復活!』(藤井聡氏、和田秀樹氏との共著)、『キラキラした80歳になりたい』(以上、かや書房)など。Youtube「もりちゃんねる。」は5万人以上登録。

「2023年 『わるい医者から命を守る65の知恵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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