地アタマを鍛える知的勉強法 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062880275

作品紹介・あらすじ

抜群の「学ぶ力」を身につける!『論語』の教え、目次勉強法、参考書の選び方、勉強時の呼吸法、本番で力を発揮するコツ。

感想・レビュー・書評

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  • ■問題意識のない「学び」はやめる

    当たり前のことなんだけど、よく忘れてなんとなく行動していることがある。
    勉強だけでなく、すべての行動に
    「問題意識」=「行動目的」を考えていないと、
    後から考えると無駄な行動が多くなる。

    ■知性を身につけるのはトレーニング次第。
    人生で必要なのは、①まねる力、②段取り力、③コメント力(質問力含む)。
    他人の勉強法を盗め。
    勉強の段取りも重要だ。
    問題意識のない勉強はムダ。
    常に田の方法はないのか?と問え。
    我流はダメ。
    自問自答の訓練大切。→いろいろな視点から考える(こういう場合どうするか等)
    守りに入るとうまくいかないことがある。
    日本の古典に学べ。
    交渉に置いて相手の利益が何かを明らかにする必要がある。

    様々な立場から手段を考える。

    その理由明らかにする。
    その人の知識を学ぶとき、徹底して本を沢山読み、その人になりきる(最低2日間)
    目次にポイントを書き込んでいく。これにより流れをつかむ。
    問に対する答えは複数出し、比較すること。
    判らないところは読み飛ばしてみる。
    問題は「簡単だ」と思いながら解け。
    複雑な問題は一つ一つ仕分けして解け。
    じっくりよりもざっと数日でテキストをやり遂げる方が良いときもある。
    全ての文章を伏線だと思って読むと理解できる。
    新たに知った概念をすぐ日常会話の中で使ってみる。
    自分が知っている確実な知識だけで問題を解いてみる。英語だと知っている単語と構文で栄作bんを書いてみる。
    日々の観察をノートに書いてみる。
    虚心坦懐で学べ。
    自分を守ろうとすると知性鈍る。
    自分を度外視して学べ。
    テキストはスタンダードに限る。不足は書き込む。
    テキストを場所として覚える。
    対話法は覚えやすい。
    問題集は三回以上とめ。
    5分間で判らないなら答えをすぐ見れ。
    問題の最初の方に時間をかけるな。
    解説多い問題集を選べ。
    他人に教えまくれ。
    答案丁寧に書け。
    「絶対普通の見方をしない」と思い込む。
    本を読むとき、目次で全体の流れを予想してから読むと速く理解できる。

  • ・プロトコルづくり:ゼミなどの講論を記録し、論理展開を再構築し、文章化する。

  • 軽やかに、守備範囲を広く、不測の事態でも動揺せずに、知的に乗り越える「心得」を説いた、齋藤先生の講義のような内容。

    やはり「論語」の奥深さと、学ぶことへの好奇心を掻き立ててくれる書でした。
    「最後は素手で、野武士のようにゲリラ戦で戦う」といったコメントが印象的でした。
    小生としては非常に参考になりました。

  • 具体的な勉強法がいくつも載っていて参考になった。
    大学の先生に思考力がないからレポートの中身もないと言われて、ムカついたので改善するために参考になりそうな本を探した結果、この本を見つけた。
    受験にも、日頃の勉強にも役立ちそうだ。

  • 書いていることに異論はないのですが、なぜか読み続けたくなくなることが多い方。文章の展開の仕方が合わないのだとは思うのですけれども。

  • 齊藤先生の言葉には、テンションが上がりますね。

  • 誰もがアタマを良くしたいと願っていると
    思います。

    さらに最近は「地アタマがいい」と言われ
    たいらしいです。

    「地アタマ」って何だろう、と考えると、
    単に勉強ができるだけではなく「知的」
    であるイメージを抱きます。

    「知的」「知性」はどうやったら身につけ
    ることができるのでしょうか。

    そんな願いを叶える(かもしれない)一冊
    です。

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    序章 勉強しているのに、なぜ身につかないのか?/第1章 大切なことを瞬時につかむ勉強法/第2章 地アタマを鍛え身体に染み込む勉強法/第3章 人格を磨く勉強法/第4章 実力がワンランクアップするヒント集/終章 直感力で本質をわしづかみ

  • 勉強の本質を語っています。
    勉強の本質を理解するには大人じゃないと無理かもしれません。


    1.この本をひと言でまとめると
     斎藤式勉強法

    2.お気に入りコンテンツとその理由を3から5個程度
    ・「勉強ができる」と「頭がいい」は少し違う(p.16)
      ⇒以前から「勉強ができる」と「頭がいい」は違うと自分なりに考えていた内容を、著者も考えていていたところがよかった。(私の考え:「頭がいい」=答えのない問題や答えを誰も知らない問題に答えを出せる人)
    ・勉強の出発点において、この覚悟というものが非常に大事です。勉強は覚悟で決まるといってもいい。それは、頭がいい悪いということよりもはるかに大切なこと(p.24-p.25)
      ⇒勉強は本気で取り組んだかどうか、目的がはっきりしているか、何をするにしても明確な目標と本人の気持ちということに行き着く。
    ・文章の図化勉強法(p.94)
      ⇒わかりやすい説明、理解力を高めるのに役に立ちそう。自分に足りていない部分。
    ・勉強とは、「生きる力」を身につける最強のスキルである。(p.187)
      ⇒勉強とは何かという本質的な部分に結構たくさん記述があるのがよい。

    3.突っ込みどころ
    ・著者はいまでもすべての方法を実施しているのか?
    ・孔子、ニーチェに入れ込みすぎ?

    4.自分語り
    ・とにかくたくさん勉強法が書かれていて実用的。体を使った方法や勉強のヒント集までつけてくれているのでこれから勉強を始める社会人や、中高生が読んでおくべき本と思います。
    自分に合った勉強法を探したいと思います。

    5.類書
    ・「15分あれば喫茶店に入りなさい」齋藤 孝 幻冬舎 2010-09

  • 基本は真似る力(技を盗む)、段取り力(手順を理解し、組み立てる力)、コメント力(質問力を含む)。

    問題意識のない学びは止める。

    型から入る勉強法。

    古典は共通性が高く、応用の範囲が広い。

    著者からのアドバイス
    *中心テキストはスタンダードなものを選ぶ。
    *テキストや参考書とクロスさせることを繰り返し、理解する。
    *対話スタイルの本で概要をつかむ。
    *間違いの理由、原因を書く。
    *間違えをおかした点を人に説明する。
    *試験をやりっ放しにせず、繰り返し行う。
    *考え過ぎない。五分考えて分からなかったら、答えを見る。
    *まず簡単な問題から始める。
    *まず1冊問題集をやりきる。
    *テキストの最初に時間を掛け過ぎない。
    *解説が分厚い問題集を選ぶ。
    *間違いの質を見抜く。
    *環境を整える。机環境や緊張感を生む場所。
    *30分を3回が1セット。
    *ストップウォッチを使う。

    勉強の効用、つまり、生きる力を身につけるスキル。とその手法が書かれており参考になる。
    論語やニーチェの著作を読んでみる。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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