地アタマを鍛える知的勉強法 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 629
レビュー : 87
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062880275

作品紹介・あらすじ

抜群の「学ぶ力」を身につける!『論語』の教え、目次勉強法、参考書の選び方、勉強時の呼吸法、本番で力を発揮するコツ。

感想・レビュー・書評

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  • ■問題意識のない「学び」はやめる

    当たり前のことなんだけど、よく忘れてなんとなく行動していることがある。
    勉強だけでなく、すべての行動に
    「問題意識」=「行動目的」を考えていないと、
    後から考えると無駄な行動が多くなる。

    ■知性を身につけるのはトレーニング次第。
    人生で必要なのは、①まねる力、②段取り力、③コメント力(質問力含む)。
    他人の勉強法を盗め。
    勉強の段取りも重要だ。
    問題意識のない勉強はムダ。
    常に田の方法はないのか?と問え。
    我流はダメ。
    自問自答の訓練大切。→いろいろな視点から考える(こういう場合どうするか等)
    守りに入るとうまくいかないことがある。
    日本の古典に学べ。
    交渉に置いて相手の利益が何かを明らかにする必要がある。

    様々な立場から手段を考える。

    その理由明らかにする。
    その人の知識を学ぶとき、徹底して本を沢山読み、その人になりきる(最低2日間)
    目次にポイントを書き込んでいく。これにより流れをつかむ。
    問に対する答えは複数出し、比較すること。
    判らないところは読み飛ばしてみる。
    問題は「簡単だ」と思いながら解け。
    複雑な問題は一つ一つ仕分けして解け。
    じっくりよりもざっと数日でテキストをやり遂げる方が良いときもある。
    全ての文章を伏線だと思って読むと理解できる。
    新たに知った概念をすぐ日常会話の中で使ってみる。
    自分が知っている確実な知識だけで問題を解いてみる。英語だと知っている単語と構文で栄作bんを書いてみる。
    日々の観察をノートに書いてみる。
    虚心坦懐で学べ。
    自分を守ろうとすると知性鈍る。
    自分を度外視して学べ。
    テキストはスタンダードに限る。不足は書き込む。
    テキストを場所として覚える。
    対話法は覚えやすい。
    問題集は三回以上とめ。
    5分間で判らないなら答えをすぐ見れ。
    問題の最初の方に時間をかけるな。
    解説多い問題集を選べ。
    他人に教えまくれ。
    答案丁寧に書け。
    「絶対普通の見方をしない」と思い込む。
    本を読むとき、目次で全体の流れを予想してから読むと速く理解できる。

  • 勉強の本質を語っています。
    勉強の本質を理解するには大人じゃないと無理かもしれません。


    1.この本をひと言でまとめると
     斎藤式勉強法

    2.お気に入りコンテンツとその理由を3から5個程度
    ・「勉強ができる」と「頭がいい」は少し違う(p.16)
      ⇒以前から「勉強ができる」と「頭がいい」は違うと自分なりに考えていた内容を、著者も考えていていたところがよかった。(私の考え:「頭がいい」=答えのない問題や答えを誰も知らない問題に答えを出せる人)
    ・勉強の出発点において、この覚悟というものが非常に大事です。勉強は覚悟で決まるといってもいい。それは、頭がいい悪いということよりもはるかに大切なこと(p.24-p.25)
      ⇒勉強は本気で取り組んだかどうか、目的がはっきりしているか、何をするにしても明確な目標と本人の気持ちということに行き着く。
    ・文章の図化勉強法(p.94)
      ⇒わかりやすい説明、理解力を高めるのに役に立ちそう。自分に足りていない部分。
    ・勉強とは、「生きる力」を身につける最強のスキルである。(p.187)
      ⇒勉強とは何かという本質的な部分に結構たくさん記述があるのがよい。

    3.突っ込みどころ
    ・著者はいまでもすべての方法を実施しているのか?
    ・孔子、ニーチェに入れ込みすぎ?

    4.自分語り
    ・とにかくたくさん勉強法が書かれていて実用的。体を使った方法や勉強のヒント集までつけてくれているのでこれから勉強を始める社会人や、中高生が読んでおくべき本と思います。
    自分に合った勉強法を探したいと思います。

    5.類書
    ・「15分あれば喫茶店に入りなさい」齋藤 孝 幻冬舎 2010-09

  • 基本は真似る力(技を盗む)、段取り力(手順を理解し、組み立てる力)、コメント力(質問力を含む)。

    問題意識のない学びは止める。

    型から入る勉強法。

    古典は共通性が高く、応用の範囲が広い。

    著者からのアドバイス
    *中心テキストはスタンダードなものを選ぶ。
    *テキストや参考書とクロスさせることを繰り返し、理解する。
    *対話スタイルの本で概要をつかむ。
    *間違いの理由、原因を書く。
    *間違えをおかした点を人に説明する。
    *試験をやりっ放しにせず、繰り返し行う。
    *考え過ぎない。五分考えて分からなかったら、答えを見る。
    *まず簡単な問題から始める。
    *まず1冊問題集をやりきる。
    *テキストの最初に時間を掛け過ぎない。
    *解説が分厚い問題集を選ぶ。
    *間違いの質を見抜く。
    *環境を整える。机環境や緊張感を生む場所。
    *30分を3回が1セット。
    *ストップウォッチを使う。

    勉強の効用、つまり、生きる力を身につけるスキル。とその手法が書かれており参考になる。
    論語やニーチェの著作を読んでみる。

  • 相変わらず引用の仕方が上手い。
    終章「直感力で本質をわしづかみ」に書いてあることがこの本の全て。

  • 【由来】
    ・図書館で齋藤孝さん著書の中から。

    【期待したもの】
    ・齋藤孝さんの「読書大全」はえらく予約が多いので、それに類似したのをサラリと読んでおきたくて。

    【要約】


    【ノート】
    ・ニーモシネ

    ・30分ほどでサラリと読了。複数、「おっ」と教えられる箇所アリ。

    ・それにしても林成之「脳に悪い7つの習慣」とのシンクロ率がえらく高い。刊行日も近いので、インスパイアか?

    【目次】

  • "ある目的をすでに持っていて、そのゴールに向けてその人にあった勉強はどんなものがあるか模索している人の為の本。
    私自身で取り入れてみたいと思ったものは、
    ・目次をコピーして全体を俯瞰しながら学習を進めるというもの
    ・師と仰ぐ人の(故人でもかまわない)まねをする
     (例えば、江戸から明治にかけて活躍した人たちは、どうやって勉学を積んできたかを調べてみる。そして、それをまねてみる)
    やはり、大学の先生なので、試験勉強に関するものが多い。目的を達成するために、試験を受ける必要のある人には大いに参考になるだろう。"

  • -86

  • 知的な人は柔軟である。とp184の見出しにある。

    私の周りを見渡しても確かにそれは頷ける。知識を持っているだけの人は大体自分の「意見」に固執する。しかし、「知的」な人は反論を受けると、新しい考えを生み出すために自分の「意見」を踏み台士にて思考を進めていく。

    そこにはまるで「新しい意見をくれてありがとう」「面白い否定をしてくれてありがとう」という雰囲気が漂っている。
    もちろん、こういう人と会話をするのは、実に楽しい。

    本書は柔軟まさにそういった知的さを確保するための勉強法の例示である。

    知識を確保するだけの勉強法から、思考法を身に付けるための勉強法へのステップアップ。そして学ぶことを一生の「楽しみ」にしていくための心構えが紹介されている。

    以下p188より引用
    そして、「これだ!」と悟ったら、それを得意ワザになるまで徹底するのがポイントです。世の中に「いい方法」は山ほどあります。
    しかし、それが自分のワザになっていなければ意味がありません。丸暗記が得意な人はそれを拡大してワザにすればいいし、ノートが性に合うならそれを武器にすればいい。人との対話を方法化してもいい。

    引用おわり

    自分のワザを作るというのはこれからもっと重要になっていくだろう。

  • 本も薄いが、内容はいろんな勉強法のアイディアが小出しで書かれている感じ。受験前の学生には良いのかも?

  • 別にここまでして良くする必要あるかなぁなどと思う辺り、やはり自分は努力が好きではないようである。
    楽をするための努力なら好きだけれど。

  • 251026 文

  • * 勉強のモチベーションがあがる本。
    * 勉強法そのものにあまり目新しさはない。
    * 著者の経験や偉人の方法をもとに、「○○勉強法」といったかたちで紹介されている。
    * 目次勉強法
    * レファレンス勉強法
    * 観察記録勉強法
    * 第4章「実力がワンランクアップするヒント集」では、43のポイントが示されている。
    * 勉強とは、「生きる力」を身につける最強のスキルである(p.187)。
    * 知的な人は自由である。
    * 感情と思考が分離可能なので、感情にとらわれない。
    * 知的な人は勇気がある。
    * 否定されたことで前進できると考えるべき。
    * 反証可能性が科学的な態度の生命線。
    * 知的な人は柔軟である。
    * 人の言葉に耳を傾ける素直さが、学びの醍醐味。

  • 三葛新書379.7||SA

    勉強にみなさんはどんなイメージを持たれますか?
    受験勉強・やりたくないのに無理やりのイメージなど・・・
    この本は暗く、重くなりがちな勉強のイメージを変えてくれる1冊です。
    勉強=生きる力。勉強のスキルを磨いて、明るく楽しく学んでいきましょう!
                                  (うめ)
                                
    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=56140

  • 知的かつ上機嫌を目指す。
    攻める気持ちてリラックス
    人格にかかる勉強法とは、常に新しい事や人に対して心を開き、自分が変わることを楽しむ勉強法
    学ぶとは生きる力を身につける

  • 読了。

  • 『勉強しているのに,なぜ身につかないのか?』
    『勉強は覚悟で決まる』

    明快な文章で,言ってほしいことをはっきり言ってくれる本だった。

  • 地頭を鍛える勉強法とは何か。

    やり方を工夫して自分なりの方法で勉強するスタイルを確立すること。勉強のスタイルを確立すると、自分なりの価値観をどんどん立てていけるようになる。

    参考になる勉強法は、目次勉強法くらいだろうか。

    憑依勉強法とか、なりきり勉強法というのは要は徹底的に集中してやるということだと思うので、効率的にはどうだろうと思った。

    あとはイメージ化、対話化、飛ばし読み、キーワード、即引用など。。。目新しくはなかったが、これはハウツーというよりは勉強の心構えについて語っている要素が強いように感じた。

  • 頭がいい=勉強ができる。テストでいい点が取れる。ではなく、生きていくうえで必要な能力しての「地アタマ」を鍛えるための勉強法や古今東西の偉人の勉強方法を紹介している。

    著者は生きているうえで必要な基本の力を3つ上げている。
    ・まねる力(技を盗む力)
    ・段取り力(物事をなす大切な手順を理解し、組み立てる力)
    ・コメント力(質問力を含む)

    知的な人は直感的
    本質をがしっとわしづかみにしていまう。
    知的な人は自由である
    感情と思考が分離可能なので、感情にとらわれない。
    そして視点移動を自由に行い思考に飛翔感がある。
    知的な人は勇気がある
    ひたむきに、恐れず、既成概念に戦いを挑む。
    知的ない人は柔軟である
    人の言葉に耳を傾けることが学びのだいご味です。

  • ここでいう「知的」というのは、状況を察知し、弱点を意識し、しなやかな思考力をもって動くこと。

    また、人が「あの人は地アタマがいい」というときは
    単なる秀才を指しているのではなく、
    タフな頭の良さをいうが、これはトレーニング次第で鍛えることができるという。

    ではそのしなやかな頭の良さはどのように鍛えるのか。
    以下に4つ紹介する。

    ■学ぶ方法を身につける、真似する

    オランダ語から英語へと主流が移っていく時代、
    福沢諭吉は、それまでオランダ語を一心不乱に勉強してきたため
    これは大変ショックなことでした。

    それでも、気を取り直して英語を勉強したところ、
    結局同じだったことに気づきます。

    それは、オランダ語を徹底的に勉強し身につけた力は、
    おのずと英語にも応用でき、
    決して無益ではなかったということです。

    一度学問の方法論を身につけると、他の勉強にも応用できること。

    それは、とりもなおさず、学ぶこと自体が身についているということ。
    諭吉は落胆の底から、そのことに気づくのです。


    ■リーダーを目指す勉強法

    エネルギーにあふれ、強い意志を持ち、
    他人の情を理解するリーダーがいたら、チームワークができやすく、
    結果として、仕事の効率もアップします。

    本田技研の創立者である本田宗一郎氏(1906~1991)は、
    その典型と言える方だったかもしれません。

    気にらないと、スパナを投げつけたり、罵ったり、相当無茶をしましたが、
    それなのに社員から「おやじ、おやじ」と慕われ愛されていました。

    それは、本田氏が心底から理想を追い求め、
    現場で体を張って必死に働いたからだと思います。

    人は、やはり情で動く生き物であり、そこに「知」の働きが加わって、方向性を示すことができます。

    ですから、効率だけ求めて情のわからない人間は、リーダーとして不適格です。

    こうしたリーダー的な頭の使い方を、
    普段の勉強法に取り入れるとどうなるか。

    勉強するとき、まずリーダーになったつもりになります。

    リーダーならどう発想するか、
    どうエネルギッシュに働くかを考えながら、日々の勉強に生かしてください。


    ■勉強すると優しくなれる

    現代人の複雑な感情の理解は、
    物事を冷静に整理することによってなされるものです。

    何か揉め事があった時、自分自身を騒動の渦中から離れたところに置いて、
    対話しながら相手の感情をはかります。

    知的な人間ならば、ぶつかり合うこともなく、
    少し俯瞰した立ち位置から対策案が立てられるはずです。

    感情を理解することは非常に大切です。

    他人を愛する、そのもとになるのが理解力ではないかと、
    私はひそかに思ってきました。
    理解を必要としない愛はもちろんあります。
    しかし、大切なのは、理解によって「許せない!」という不寛容を乗り越えることです。


    ■古典派応用できる共通言語

    知的な人は古典の吸収度が高い。

    それは、古典が、さまざまな勉強のバックボーンになっているからだと思います。

    例えば、外国人と話すときには、
    ウェーバーやニーチェやゲーテを勉強していると、大変役に立ちます。

    いわば国際通貨のように、彼らを媒介にして、
    自分のもとに会話を引き寄せられたりします。

    しかし、外国の人が日本人と
    ゲーテについて語り合いたいと思っているかといえば、
    そんなことはあまりなくて、
    むしろ、日本の文化に由来する古典について知りたがるほうが断然多い。

    例えば、能について、歌舞伎について、
    あるいは、禅についての興味などは、もはや万国共通といえるものです。

    古典を理解していると、いろいろなものが理解できるようになります。
    それは、古典が応用のきく存在だからです。

    さらに、古典を引用すると、教養があると思われる利点もあります。

    外国人に『源氏物語』を聞かれて、ちょっと語れる、
    能について少し説明できる、芭蕉の俳句を英語で言えるとなれば、
    それだけで知的な印象を持たれると思います。

    そういう意味で、古典は共通性が高く、
    日本の古典をおさえておけば、
    国際的に非常に強い通貨を持つことになります。


    MBAの授業でも、古典が使われることが多くありますが、
    それはこういうことなのですね。

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著者プロフィール

齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。学者、作家、文化人の役割で多くのメディアに登場している。
2001年『身体感覚を取り戻す』で第14回新潮学芸賞を受賞。2001年発行の『声に出して読みたい日本語』は250万部を超えるヒットとなり、第56回毎日出版文化賞特別賞を受賞。
その他、『語彙力こそが教養である』など多くの著書があり、発行部数は1000万部を超える。『こども孫子の兵法』など監修作のヒットも多い。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

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