マイケル・ジャクソン (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062880459

感想・レビュー・書評

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  • 2011/11/16読了。

  • 多くのエピソードは、既知のものだが、「そうだったのか」という裏話も多々あり、MJとジャクソン家の事情通になれそう。
    スター街道をまっしぐらの人生も、大変だったのだなぁ・・と実感させられる。

  • 著者は大のマイケルファン。マイケルジャクソンといえばジャクソン5時代・栄光の80年代・謎めいた90年代以降に分類される。幼少期は父親からの虐待、母親の宗教問題があり80年代に成功して順調も火傷が原因とされる白人化が進んで行く。90年代には怪奇行動が目立ち、幼児虐待疑惑と整形。こんな感じに時代ごとにsceneが分かれている。端から見るとなんかアーティストと言うより人間の宇宙人化の歴史みたいな感じだが、本書の著者は完全なマイケル贔屓。しかしよく調べたなぁってくらいマイケルの数々の疑惑を弁護している。ここまで愛してるから本書を書けたんやろなぁってくらい著者のマイケル愛を感じる。幼少期から普通でない生活をしてきて大人達に翻弄されてきたマイケルが汚れを知らない子供に愛を見いだすってことは不自然さはなくて、幼児虐待自体が最終的にウソだったのに世間は彼が死ぬまで変態扱い。ウィアーザワールドだけでなく、目立たないところでも社会貢献していることさえも変態のレッテルを剥がすことにはならなかった。本書はそんな不器用で不運なマイケルジャクソンの代弁者になりたかったのだろう。マイケルの数々の功績を本書で紹介して、本書を読んだ人に著者なりのマイケルの真実を知ってもらい、いちファンとして彼なりのマイケル愛を提示したんだろうと感じた。
    個人的には本書を読んで「ふ〜ん」って思った程度だが映画「THIS IS IT」を見た時ばかりは亡くなったことより生きてる時に注目してなかったことに損したと思うくらいマイケルジャクソンの凄さに気付かされた。予定されていたロンドン公演のリハ映像を見ると、実現されなかったことが非常に残念と感じた。歌もダンスも過ぎすぎる!生で見れる時に見とけば良かったとつくづく思う。

  • マイケルの生涯について少年時代からあの衝撃的な死まで丁寧に語られている。著者の西寺氏は一人のマイケルファンとして、音楽家としてだけでなく人間として愛していることがわかり、作品だけでは伝わりにくいマイケルの優しさ、人間らしさが伺える。改めてこの本でマイケルがあのように亡くなったことが本当に残念に思えてきた。

  • [ 内容 ]
    なぜマイケルは誤解されたか。
    ジャクソン家の人間関係、全盛期の混乱から、少年虐待疑惑の真実、「THIS IS IT」舞台裏まで。

    [ 目次 ]
    第1章 ジャクソン兄弟物語(前編)(新世紀の街;父の夢、母の宗教 ほか)
    第2章 ジャクソン兄弟物語(後編)(月面着陸とウッドストック;6年で469曲 ほか)
    第3章 「マイケル」と闘うマイケル―絶頂期の混乱(ライオネル・リッチーとの対談;“ウィ・アー・ザ・ワールド”の謎 ほか)
    第4章 糾弾と忘却―少年虐待疑惑を検証する(リバティ・タワーズの銃弾;チャンドラー家の検証 ほか)
    第5章 「THIS IS IT」への道(逆風の90年代;マドンナの忠告 ほか)

    [ POP ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  •  ノーナ・リーヴスの西寺郷太によるマイケル本。マイケルの真実を掘り起こそう、というよりも、マイケルが音楽家としていかに優れているかが丁寧に書かれています。
     なのでマイケルにまつわる新情報などを求める方には不向きですが、ジャクソン5時代からの楽曲を振り返りたい音楽ファンにはたまらない1冊。
     何よりマイケルへの溢れる愛情に心打たれますね。
     ただやっぱもうちょっとマイケルの内面に迫って欲しい気もします。特に僕はマイケルの「整形」に対して非常に興味をもってまして、そのへんの考察を聞いてみたいものです。

  • マイケル・ジャクソンについての知識がほとんどなく、曲は有名なのをちょこっとしか知らなかった僕にとっては「再」評価ではなく、純粋にマイケル・ジャクソンという人を知るきっかけになった。良い機会だと思ってCDも借りてきて楽しみながら読んだ。
    マイケル・ジャクソンを兄弟との関わりから書いており、ジャクソン・ファイブ、ジャクソンズの時代から追ってマイケル・ジャクソンという人を追っている。
    4章で語られるマイケル・ジャクソンの性犯罪疑惑についても、メディアによる一方的な報道を鵜呑みにしていたし、驚きの連続だった。

  • 【図書館所蔵】767.8NI

    マイケル・ジャクソンがこの世を去って1年が経ちます。
    この本を読んで私のマイケル・ジャクソンに対するイメージがガラッと変わりました。
    単にマイケル・ジャクソンのことだけでを取り上げることなく、その家族や関係者のエピソードも交えてアプローチしているところが、より真実の姿に近づけているように思います。

    DVD「This is it」と一緒にどうぞ。

    タカノ

  • マイケル・ジャクソンについて、著者が集めた資料によって綴られた本。その年代の曲を聴きながら読むといいのかもしれません。(自分は電車などで読んでました。電車では音楽をあまり聴きません。)

    続きはこちら
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/2862004.html

  • おわりに に書かれたライオネルの言葉がとても印象的。

    マイケルも人間なんだなって再認識させてくれた、そんな本。

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著者プロフィール

西寺郷太(にしでら・ごうた)
1973年東京都生まれ京都府育ち。バンド「NONA REEVES」のボーカリスト、メインコンポーザーを務める。音楽プロデューサー、作詞・作曲家として、V6、岡村靖幸、YUKIなどへの楽曲提供・プロデュースを行うほか80年代音楽研究家として、マイケル・ジャクソン、プリンス、ジョージ・マイケルなどのオフィシャル・ライナーノーツなども数多く手がける。
著書に『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』(新潮文庫)、『マイケル・ジャクソン』(講談社現代新書)、『ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い』(NHK出版新書)、『プリンス論』(新潮新書)、『始めるノートメソッド』『伝わるノートマジック』(スモール出版)、監修『MJ ステージ・オブ・マイケル・ジャクソン』(クレヴィス)などがある。
現在、『GOTOWN Podcast Club』を配信中。

「2020年 『ディスカバー・マイケル THE BOOK』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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