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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784062880763
作品紹介・あらすじ
著者の西澤哲氏は、虐待を受けた子どもの心の専門家。日本でこの問題が取り上げられるようになる前、1980年代から活動を続けてきた。その現場経験と実感を通して「虐待やネグレクトは子どもの心やその後の人生にどのような影響を与えるか?」「なぜ親が子に酷いことをするのか?」「性的虐待の実態とは?」「傷ついた心をどのように回復していくのか?」といった、多くの人が疑問に感じている事柄について語る。
著者の西澤哲氏は、虐待を受けた子どもの心の専門家です。
日本でこの問題が取り上げられるようになる前、1980年代から活動を続けてきました。
その現場経験と実感を通して「虐待やネグレクトは子どもの心やその後の人生にどのような影響を与えるか?」
「なぜ親が子に酷いことをするのか?」「ドメスティックバイオレンスと虐待の関係は?」「性的虐待の実態とは?」
「傷ついた心をどのように回復していくのか?」といった、多くの人が疑問に感じている事柄について語っていきます。
虐待問題への入門書となり、関係者には手引きの書にもなる、著者の30年の経験と知見がこめられた1冊です。
【著者紹介】
1957年、神戸市生まれ。サンフランシスコ州立大学大学院教育学部カウンセリング学科修了。
現在、山梨県立大学人間福祉学部教授。
虐待などでトラウマを受けた子どもの心理臨床活動を行っている。
著書に『子どものトラウマ』(講談社現代新書)、『子どもの虐待』(誠信書房)、『トラウマの臨床心理学』(金剛出版)、
訳書にレノア・テア『恐怖に凍てつく叫び』(金剛出版)などがある。
【目次】
プロローグ
第1章 子ども虐待とは何か
第2章 虐待してしまう親の心理
第3章 DVと虐待
第4章 性的虐待は子どもの心をどのように蝕むのか
第5章 トラウマについて考える
第6章 アタッチメントと虐待
第7章 本来の自分を取り戻すために
エピローグ
みんなの感想まとめ
虐待の問題を深く掘り下げた本書は、子どもが受ける心の傷やその影響、さらには虐待を行う親の心理についても詳しく解説しています。著者の西澤哲氏は、長年の専門的な経験を基に、虐待の本質やトラウマの影響を明ら...
感想・レビュー・書評
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私にとって親の言葉には常に「謎」と「嘘」がありました。そのクイズに正解しないとたちどころに激怒され、物を投げつけられるため、必死で正解を探していました。
自分でも何がおかしい。そしておかしいのは自分だと信じて疑っていませんでしたが、おかしいのは両親だと気付いても、まだ何かが嫌で怖くて仕方が無いと感じています。
子どもから大人になると、嫌でも大人が相手のコミュニケーションが主となるので、嫌でも両親の幻を相手に見てしまいます。
虐待をする親の心理の解説が非常に興味深いものでした。子どもに子育ては出来ないという理由がわかりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本は今で考えると、1世代前に書かれたものだ。日本でどのようにして虐待が問題化されてきたか、その問題だけでなく、子どもの内面に渦巻く問題がどのように世の中に可視化されてきたかを知ることが出来る。トラウマ治療やプレイセラピーの先駆けを知ることができるだろう。
いまでは当たり前となっているPTSDという症状の基準やどのように作られたかなど、背景まで書かれているため治療例まで知りたい方は必読。 -
2025/9/21
しつけとは、「不快」から「快」へ子ども自身が戻せるよう、親が関わることによって自己調整能力を育てること。
以下抜粋。
性的虐待に向かう欲求とは、性的欲求より支配欲が先行している。
しつけとは、本来手助けの提供を意味する。しつけという言葉は、子どもに我慢するなど自己抑制を覚えさせる」といったイメージを与えがちだが、本来はそうではない。「不快」の状態に陥った子どもが「快」の状態に回復できるように養育者が刺激を与える営みを「しつけ」と呼んだのだ。 -
367.6
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わかりやすい!
自己調整能力! -
虐待を受けたこどもの心理状態、親の心理、こどもの治療論など。
後半は虐待によるトラウマ。西澤哲さんの本を読んだことある人なら、後半はほぼ読み飛ばしか。
生涯にわたってのケアが必要と言及しているからには、大人の治療論に焦点をあてた文献もいつか必ず出してほしい。お願いします。 -
幸せってなんだろう
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上辺だけで知っていた知識もこの本を読むことで更に深まった。再現性の話が特に興味深かった。
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虐待を受けた子どもの心理の「専門家」である著者が、子どもの虐待とはどういうものか、子どもを虐待してしまう親の心理とはどういうものか、また、虐待を受けた子どもをどうケアしていくかといったことについて解説。
子ども虐待について、心理学的側面から理解するのに、優れた本だと感じた。特に、虐待を受けた子どもがどういう心理的影響を受けるのか、そこからどう回復させるかということについては、ほとんど知見がなかったので、とても勉強になった。 -
良書。
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「虐待」のことばが持つ、ある意味でキャッチーな面があるという印象からこの言葉を無意識にに避けつつあったように思う。西澤先生のこの問題への取り組み方は、子どもだけでなく虐待をしてしまう親の心理、虐待をされた子どもの予後ともいえる心理変化をも含有した視点であり共感を覚える。そして、この問題がはらむ中長期的な損失の大きさを思うと、子ども虐待の根深さ、罪深さに改めて震撼する。
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日本医師会のシンポでご一緒させて頂きました。虐待を受けてきた子供へのアプローチ、やはり大変なことだと再認識しました。一次予防、すなわち、妊娠中からの、もっといえば妊娠前からの対応を、という自分の方向性が間違ってはいないという想いを再確認しました。
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社会福祉学の講義、学期末レポートの課題図書6冊から選んだ1冊。
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ノートにはいっぱいメモをとったのですが、ここには簡単に一つだけ。
「しつけ」は、「我慢を覚えさせる」ことじゃないんだって。「不快」の状態に陥った子どもが「快」の状態に回復できるよう、養育者が刺激を与える営み、なの。この言葉が、私にとってはとてもしっくりきた。今年5冊目にして、今年第2回目のヒット。
だからね、日本の巷でみんながやってる「しつけ」は、本当は子どものためになっていないことも多いかもしれない。
大切なのは我慢じゃない。自己調整できる人間に育つかどうか、なの。 -
代理性ミュンヒハウゼン症候群
乳児揺さぶられ症候群 -
キーワードは、アタッチメントとトラウマ。
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少し専門的かな・・・とも思ったけど、新書でもあり、素人の私にでも読める程度であるのでそんなに話は難しくない。むしろ、臨床心理や精神医学といった「こころ」を切り口としている本は新鮮だった。
児童虐待における被虐待児や虐待者の心理的プロセスが、臨床の現場を通した実務的な観点から書かれている。その道に進もうと思っている人はぜひ読んでほしい。そうでなくとも、児童虐待を受けた子供の思考や心の動きやその治療、対処の一例が垣間見える、虐待問題や心理学に興味のある方にも読んで欲しいと思う。
保護者からの安心感(アタッチメント)を適切な時期に得られなかった人は長いことその影響から脱することができない。子供を育てるには親や保護者が子供を安心させることが非常に重要であるといった本書の記述は、育児書などにも同様な点が記載されている点でもあり、親としての立場でも参考になった。
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