現代中国「解体」新書 (講談社現代新書)

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  • 講談社
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レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062881081

感想・レビュー・書評

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  • 1978年鄧小平が「改革開放」政策を掲げて以来、中国の経済が年々に急速的に発展している。鄧小平政権が掲げた「新社会主義」の下で、「新世代中国人」と呼ばれる八零後の若者たちが生まれた。筆者は1978年以降の現代中国の「貧富格差」、「地域間の格差」、「環境問題」、「注目されているニュース」、「新世代の中国人」と八零後の若者の「消費熱」、「仕事事情」、「恋と結婚」の面で、63個のキーワードで現代中国を詳しく解説した。
    筆者は中国の大学を卒業した後、留学生として東京の大学で修士課程を修了し、中国の大手マスコミに就職し、中国と日本を往復しながら記者活動を続けている。したがって、筆者は日本と中国のことについての論説は強い説得力がある。この本で、筆者は中国の事情を世界の人々に客観的に述べた。また、中国政府の急務課題と今後中国が向かっている課題について論述した。たとえば、高額な債務を抱える人々の債務超過などケースが増加という問題に対して、筆者は中国政府が内需課題だけでなく、消費者の借りすぎを抑止する施策にも同時に取り組む必要があると指摘している。そして、中国には、環境汚染や食の安全問題、社会保障の未整備や投資・ビジネス環境の悪化など、多くの問題があり、格差の課題によって、各地で富裕層を狙った犯罪も多発していると述べている。また、「資本」、「頭脳」の国外への流出が中国にとって大きな問題だと指摘されている。
    この新書は、中国と日本の相互理解を深めるために書いたものである。日中間の国民感情は、不思議な距離が保たれている。筆者は現代中国の高度経済成長がもたらしている政治、経済、生活、環境など面での新しい問題、また「新世代の中国人」の価値観と就職難問題など、さらに中国が向かっている新しい挑戦を世界に教えている。

  • まさに現代の中国をよく表している言葉をたくさん紹介してくれている。ネットに関することとかね~

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  • 現代中国社会の、断片的ではあるが、世相を切り取ってみせる書である。また、基礎用語集・時事用語集の趣きである。現代中国の全体像を掴まえるには有益な書だが、深い内容とは言いがたい。よしあしについては判断に迷うが、読破目的如何か。

  • 各記事のネタ元が、いくつかのwebサイトに集中しているのが気になるが、現代中国の社会・経済の状況についてはあまり知らなかったので、読んでいて面白かった。中国特有の問題も多々あるが、日本とよく似た問題も多々あることが実感できた。

  •  政治、経済よりも市民レベルの社会問題が多く取り上げられていて他の新書より役に立つ情報を得られた。
     現在中国では八十後と呼ばれる80年代生まれの世代が就職、結婚などで問題に直面しているという。この世代は一人っ子政策の第二世代で九十後世代よりも問題が深刻になっている。女性の高学歴化、晩婚化などは日本も頭を悩ますところでその点で中国は普通の国になってきているように感じる。
     一方で日本と大きく違うのが地方と都市の様々な格差だ。地方と都市ではそもそも戸籍が別で地方戸籍の者は原則都市に住むことはできない。しかし都市部に仕事を求める農民工と呼ばれる人が増えている。彼らは保険、年金制度が適用されず苦しい生活を送っている。現在その歪みを是正する動きもあるようだが問題の根は深い。
     共産党の腐敗はよく言われることだが、最近はネット等で不正が暴かれるケースが増えてきているという。これから習金平体制、共産党の一党独裁は続くのか、国民の声に適応するのか、革命が起きるのか予測は困難。

  • とても面白かった。中国で読んだので、現地の人に状況を聞くこともでき理解が深まった。1つ4ページほどのキーワードでコンパクトにまとめられ読みやすいのもGood!

  • 現代中国を表すキーワードとその解説。中国の記者さんが書いてます。中国で出版されたものの翻訳とかではなく,日本人向けに書かれたもの。

    結構中国の文化に興味があったので(時々テレビなんかで鼠族とかもぐら族とかやってたりしますよねー)とても興味深く読みました。
    そして同時に,現代中国の問題についてあまりに自分は無知だったなーと改めて思い知りました・・・。

    聞いたことはあったんですが,あまり知らなかった「都市戸籍」と「農村戸籍」の問題。結構深刻ですね。農村出身者が都市で暮らそうと思ったら,保険も効かないし仕事も見つからないで・・・。
    確かにこの制度は現代の中国にはもうそぐわなくなってきてますね。たびたび改革の話はあったみたいですが,実際に改革されるのやら・・・。

    私が印象に残ったのは,「経済適用男」という言葉。
    ほどほどの経済力を有し,容姿も標準的で穏やかな性格の持ち主の男性を結婚相手として求める女性が増えているそうな。
    なんという日本・・・!つい最近,日本の報道番組の特集で「三平」(平穏な生活、平均的年収、平凡な容姿)の男性を求める女性が増えているっていう話題を聞いたばかり。
    日本も中国も同じ・・・世界的大不況だもんなあ。と思わず頷きました。みんな保守的な傾向になってくるよなあ。

    そんな感じで,色んなキーワードがわかってたいへん面白かったです。
    やっぱり中国は人口が12億人も居れば,かなり多種多様な人が居るんだなーと改めて思いました。
    今後も中国の動向に注目していこうと思います。

  • 現代中国のキーワードを知る題名その通りの本。
    「現代日本『解体』新書」はどのような本になるだろうか。

  • 読んでる最中、こんな事容易に考えれるだろーっとツッコミが多々あった。
    愛人とかどこの国もやってるだろ。
    中国に限ったことじゃない。

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