量子力学の哲学――非実在性・非局所性・粒子と波の二重性 (講談社現代新書)

著者 : 森田邦久
  • 講談社 (2011年9月16日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062881227

作品紹介

世界の描き方はひとつではない!?コペンハーゲン解釈、多世界解釈、逆向き因果…知的刺激にあふれる科学哲学の入門書。

量子力学の哲学――非実在性・非局所性・粒子と波の二重性 (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

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  • 量子力学の哲学――非実在性・非局所性・粒子と波の二重性 (講談社現代新書)
    p.30
    「アインシュタインの議論のどこに欠点があったのか。これにはいくつかの論点がある。ひとつは彼らが局所性を仮定していたことに問題があると言うのだ。」
    そして、
    「この論文では『本質的な事柄がぼやけてしまっている』とシュレーディンガーへの手紙の中で不満を漏らしている。」
    恐らく、アインシュタインが拘っているのは、量子力学の確率解釈の部分であろう。しかし、局所性の問題の方にスポットが当てられてしまったのだ。
    当然隠れた変数が認められていないのであるから、現在の量子力学における確率解釈は、その本丸である。

  • 新書文庫

  • 非常に興味ある分野だが、この類の本を読み進めるほどに量子力学の難しさにも直面していく。
    哲学という分野も同じ。
    ただわからないなりに読んでもやっぱり興味深い分野だしもっともっと知りたいという欲求が出てきます。
    というわけでこの本も難しかったけど面白かったです。

  • 粒子か波か?それが問題だ(笑)

  • おもしろかった。非実在性とか非局所性とかポイントをつかんだ事例がわかりやすい。

  • 自分には難しすぎた。。。。

  • 読了。

  • 科学哲学者(そういう人がいるんですね)の筆者が、量子力学の現象の解釈に関する、諸研究について紹介した本。

    序盤で、量子力学の標準解釈という、現在実験で確かめられている現象について、世界中である程度の?妥当性が認められている解釈の話が出てきて、その後、その問題点に対し、どういう議論がなされているか、という流れで話が進む。
    標準解釈については、読んだら何となく知っていたことが多かったが、そこに問題点があるということは知らなかったし、また、これだけ多くの議論がなされていることも知らなかったので、面白かった。
    特に、量子力学というと、測定するまで粒子の物理量が確定しないものだと固定的に捉えてしまっていたが、多世界解釈や、未来からの因果関係を含めて考える理論など、物理量は確定しているという立場もたくさんあることが新鮮だった。
    また、実は物理世界は状態が重ね合わされているのが実相で、我々の意識が錯覚しているのだ、という説や、上記の未来の事象に現在の事象の原因を求める説などを知り、所詮、人間の認識などは、ごく限られた範囲にしか及ばないのかもしれない、ということを強く意識させられた。

    ただ、難しかった。
    前の議論を完全に租借してから次にいかないと、どんどん分からなくなる。
    それに、ベクトルとかを懇切丁寧に解説している割に、説明が足りないんじゃないかと思われるところが散見され、新書を読むような一般の読者層をターゲットとしていそうな割に、全体としてちぐはぐな印象を受けた。
    ただ、巻末の推薦図書(どれも本書よりも難しそうな感じ)を見て、また唸りながらも量子力学の世界を感じたいという気持ちにさせてくれるのは不思議だった。
    次は、もうちょっと腰を据えて読みたいと思った。

  • 数式はほとんどなく概念の説明だが、とても難解だった。いろいろな諸説が概念で説明されており、この分野で議論されていることを垣間見ることができた。非実在論的な考え方にはどうしてもなじめない。実在論の立場の考え方も生き残っていることを知り安心した。それにして時間を対照的に考えるというくだりになるとほとんど理解できなかった。理解できないとますます興味が湧いてくる。

  • 量子力学が何を問題とし、どんなスタンスなのか?
    古典物理学とはどのように違うのか?
    光とは何であるか?

    非局所相関。隠れた変数理論。タキオン … …
    原因があって結果が生じる、という因果律をも相対化し得る量子論の不思議とロマンが詰まっていました。

    我々にはまだやるべきことが沢山残っている。
    仮構的で暫定的な常識を生きているだけなんだな。

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