- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062881296
感想・レビュー・書評
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それぞれ各分野の作家がどのように物語を紡ぐか?といったキャッチコピーに惹かれて読んでみたけど、正直期待はずれな感じは否めない。
平たく言えば、各作家の思想を端的に表したインタビュー集といったところでしょうか。
自分がもとめてたものとはちょっと違ったのが残念でしたね。
あと、知らない作家さんは読み飛ばしてました^^;
村上龍いわく作家とは最後に辿り着く職業らしいですが、それでも憧れますよね!
自分の作品が何万といった人々に読まれ、心のどこかに残るなんて冥利に尽きるじゃないですか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
旬な人のインタビュー集。
こういう本大好きだし、インタビュイーもツボで久しぶりにワクワクしながら買った。
読者として、語られる「物語」について一緒に考えるのが楽しく、色々気になる言葉もたくさんあった。本棚に置いておきたい本。 -
杉本博司
デビューの方法だけは、「上から順番に降りていこう」と決めていました。下から這い上がるって、何でもほとんど無理じゃないですか。だkら、一番上からプレゼンテーションすればいいし、もしダメなら少しずつ降りていこうと決めて、いきなりMOMAにプレゼンに行きました
芸術ってあとづけで価値が生まれるものなんですよ。アルタミラの洞窟に壁画を描いた古代人は芸術なんて意識しなかったでしょうし、芸術とはあとで名札がつくものなのです
中村勇吾
ウェブデザインの仕事にとってイメージの中心になるのは絵というよりはプログラミング。この仕事の面白さは、頭の中で考えているモヤッとしたイメージを、プログラミングで実行して始めて「あ、こうなるのか」と気づくことにある。だから、グラフィックデザインよりはゲームデザインにずっと近くて、ゲームの方法論を参考に作っているところもある
かわぐちかいじ
主人公はあまり喋らない方がかっこいい。方程式におけるXのように「わからないもの」であるべき。そのことによって、人物の中味や振れ幅にボリュームができてくる。だから感情の吐露なんてやらせないで、顔や目で語らせることを意識する -
物語論と言うよりは、物語を生み出す舞台裏集。いろいろな作家の創作の話を読めるのは面白いが、あまりに人それぞれ過ぎて筋の通った論にはならない。と言うより、作家それぞれの物語への取り組みが違うからこそ、様々な物語が楽しめるのだろう。創作万歳。
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前半ものすごく興味深かったのだけど、後半からはあんまり面白くなかった。それぞれさまざまに考えながら書いてるってのがよくわかってよかったです。
社会/環境の中で培われてきた固有性というのがちゃんとあるんだなと思わされた。
物語論っていうタイトルから、もうすこし内容的にかためのものを期待したのだけど、思ったよりインタビュー内容の自由度が高い。「なにを/どんなことを考えながら作品を作っているか」が書いてある本なので、タイトルだけみて購入すると肩透かしをくらうかも。 -
小説家,漫画家,映画監督など,表現者17人に対するインタビューの内容を書いた一冊。
表現のアウトプットまでの道のりや,作者がどのように考え,どういった思考過程で作品が生み出されるのかということを垣間見ることができる。
伊坂幸太郎氏のインタビューだけでも読む価値はあります。