化石の分子生物学――生命進化の謎を解く (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 307
レビュー : 58
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062881661

作品紹介・あらすじ

ネアンデルタール人の謎から、ジュラシック・パークの夢まで、太古のDNAが明かす驚きの生命史。化石がとどめるかすかな"記憶"に耳を澄ませる分子古生物学者たちの夢と冒険の物語-。

感想・レビュー・書評

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  • 率直にいって拍子抜けする内容でした。(笑)映画などの影響から勝手に現状の研究の到達点を想像していたのも悪かったのですが(といってもそんな突拍子もない話を夢想していたわけでもないですが)、題名が題名だけに無理からぬところもあるのではという感じです。
    分子生物学についての方法論や様々な試みについての記述はいろいろと興味深かったです。が、結局のところ「化石の」と頭に付けた場合、成果のあったのは第一章のネアンデルタール人だけということですね。むしろ古代DNA分析の限界を強く感じさせる内容になっています。
    それにしても本書ではいろいろと学ぶことも多かったのですが、いかんせん文章表現が下手すぎてかなり退屈でもありました。(笑)結論だけを早く知りたい自分みたいな横着な素人にとっては(笑)、本書での結論は箇条書きにすれば何行かでしかなく、説明途中で延々と実験手段の解説があるのはまあ我慢するにしても、この一文があればもっと説明がわかりやすいのになあとか、この文のおかげで思考過程が妨げられるなあとかいう箇所がいくつもあり、さらにあからさまな誘導質問を長々と続けられたり、余談にもならない全く関係ない話が挿話されていたりすると、力が抜けてしまって・・・。(笑)それにジュラシックパークのような研究とかカンブリア紀の爆発など、「化石の」については煽るだけ煽って、がっかりというパターンが続く展開も何とかならなかったものか。まあ、著者は「分子生物学」という学問をわかってもらいたくて、新書ということもあり、肩に力が入り過ぎたのかもしれません。(笑)
    ところで、本書の最後の言葉は、著者は「分子生物学」と重ね合わせているということですが、本分野は将来進展し現状の到達点を大きく超えていると思われ(またそうであることを望みますが)、その時は本書は「役に立たない本」になっているはずですので、これも矛盾ですね。(笑)
    意外だったのは、DNAってこんなにも世の中にうじゃうじゃ氾濫しているんですね。びっくりしました。(笑)

  • 詳細はこちらをご覧ください。あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート
     → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1185.html

    家族に勧められて読み始めたら、すごく面白い。

    目次を見てもうワクワク。興味のあることが次々出てきます。
    これまで読んだ本でよくわからなかったことが、本書を読むことで なるほどとすっきり理解できたり、まだわかっていないことなのね と納得できたり。
    もう一度読みたくなります。

    2018/05/30  予約  6/2 借りる。 8/29 読み始める。 9/27 読み終わる。

    化石の分子生物学――生命進化の謎を解く (講談社現代新書)

    内容と目次・著者は

    <span style="color:#009900;">内容 :</span>
    過去に生きていた生物を知るために、とても重要な化石。
    ネアンデルタール人の謎、ジュラシック・パークの夢など、化石の中にある古代DNAや化石タンパク質などから明らかになった驚きの生命史を紹介する。

    目次 :
    第1章 ネアンデルタール人は現生人類と交配したか
    第2章 ルイ十七世は生きていた?
    第3章 剥製やミイラのDNAを探る
    第4章 縄文人の起源
    第5章 ジュラシック・パークの夢
    第6章 分子の進化
    第7章 カンブリア紀の爆発
    第8章 化石タンパク質への挑戦

    著者 : 更科 功
    1961年東京都生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。
    同大学院理学系研究科研究員、立教大学・成蹊大学・東京学芸大学非常勤講師。博士(理学)。
    専門は分子古生物学。
     

  • とにかく化石とDNA。少々難しいところもすらすら読めるから不思議。

  • 現代のすりガラスを通さず、過去を直接的に見ることは、役に立つ立たないだけではなく、それだけ刺激的なのだ、と最後に好きなことを仕事にできるのは幸せですよね。
    化石の分析の仕方を、結果だけではなく手法や測定原理を平易に説明している点が○です。

  • 素人対象の新書なのに、ダイデオキシ法とかPCR法とかお実験方法を丁寧に図解してある。これは貴重。ふーん、実験室の学生クン達は地味にこんなことしてるのね。何気に木村資生が「中立説」を立てるまでの経緯説明が、結構なページ数を割いているだけあって、リアルかつ分かり易かった。
    それにしても、古代DNAの発見が続いて時期に『ジュラシック・パーク』が作られたって、凄い偶然。

  • 化石や剥製からDNAやタンパク質を抽出して解析し、現生生物のDNAと比較することが歴史を解き明かす手段となり得ることを紹介した本。

    化石からのDNA解析において、外部から混入したDNAとの判別が難しいという事が様々な研究紹介を通じて理解出来ました。また、ジュラシックパークの世界には夢を抱かされますが、残念ながら、現実的では無い事も理解しました。

    本書の最後で語られている、筆者の研究者としての信念や知的好奇心に感心させられました。

  • 化石に分子生物学の手法をあてはめて、解き明かすとい科学を紹介。

    これにより、数十万年前までならDNA をとりだせ、
    ネアンデルタール人がホモ・サピエンスと交配しとことを明らかにした。

    でも、それ以上古くなると、できなくなってしまう。
    残念ながら、琥珀の中の昆虫も、そのDNA は保存できない。

    ロマンに挑戦する科学。

  • 2018/12/26 詳細は、こちらをご覧ください。
    『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1185.html
     
    2018/05/30  予約  6/2 借りる。 8/29 読み始める。 9/27 読み終わる。

    家族に勧められて読み始めたら、すごく面白い。

    目次を見てもうワクワク。興味のあることが次々出てきます。
    これまで読んだ本でよくわからなかったことが、本書を読むことで なるほどとすっきり理解できたり、まだわかっていないことなのね と納得できたり。
    もう一度読みたくなります。

    第1章 ネアンデルタール人は現生人類と交配したか

    ネアンデルタール人は私たちと交配した
    スヴァンテ ペーボ / 文藝春秋 ( 2015-06-27 )
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/416390204X/seaapteacucom-22/ref=nosim

    アナザー人類興亡史 −人間になれずに消滅した”傍系人類”の系譜− (知りたい!サイエンス)
    金子 隆一 / 技術評論社 ( 2011-04-21 )
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774146404/seaapteacucom-22/ref=nosim

    第4章 縄文人の起源

    日本人になった祖先たち DNAから解明するその多元的構造 (NHKブックス)
    篠田 謙一 / NHK出版 ( 2007-02-24 )
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/414091078X/seaapteacucom-22/ref=nosim

    第5章 ジュラシック・パークの夢

    恐竜再生
    ジャック・ホーナー, ジェームズ・ゴーマン / 日経ナショナルジオグラフィック社 ( 2010-10-07 )
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/486313102X/seaapteacucom-22/ref=nosim

    恐竜の再生法教えます―ジュラシック・パークを科学する
    ロブ・デサール, デヴィッド・リンドレー, 加藤 珪, 鴨志田 千枝子 / 同朋舎 ( 1997-08 )
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4810424405/seaapteacucom-22/ref=nosim

    第7章 カンブリア紀の爆発

    エディアカラ紀・カンブリア紀の生物 (生物ミステリー (生物ミステリープロ))
    土屋 健 / 技術評論社 ( 2013-11-12 )
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774160849/seaapteacucom-22/ref=nosim

    化石の分子生物学――生命進化の謎を解く (講談社現代新書)

  • 2018/6/2

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著者プロフィール

1961年、東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。民間企業を経て大学に戻り、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。専門は分子古生物学。2019年1月現在、東京大学総合研究博物館研究事業協力者、明治大学・立教大学兼任講師。『化石の分子生物学――生命進化の謎を解く』(講談社現代新書)で、第29回講談社科学出版賞を受賞。著書に、『宇宙からいかにヒトは生まれたか』(新潮選書)、『爆発的進化論』(新潮新書)、『絶滅の人類史――なぜ「私たち」が生き延びたのか』(NHK出版新書)など。

「2020年 『理系の文章術 今日から役立つ科学ライティング入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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