学び続ける力 (講談社現代新書)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062881883

感想・レビュー・書評

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  • 学ぶということから離れない人生でありたい。
    知らないことれ好奇心をもつこと、それを知りたいと思うこと。

    そして、そんな「学び」に希望を抱ける教育ができるようになりたい。

    学ぶって楽しい。

  • 池上さんの文章は分かりやすいし読みやすいです
    自分から学ぶとはどういうことなんだろう
    今まで自分がこれが学ぶことだと思っていたことは、もしかしたら学ぶことではなく、テストで点を取ったり資格を取ったりするためという、目に見えた成果や他人からの賞賛を得るための道具でしかなかったかもしれない
    本を読むときも批判的な見方うんぬんどころか「ふーん」でおわりにしていた気がするし…
    「学ぶ」姿勢について考えを改めていきたいと思わせられる本でした

  • まえがき
    父が教えてくれた学び続けること。学ぶことで視野が広がり、知らないことに出会う。東工大で教えた時に伝えたこと。それは、「学ぶ楽しさ」を教えること。これが現代の教養といえる。そのために、どう学んだらいいのかというヒントになるのがこの本。

    あとがき
    勉強することの意味や学び続けることの意味について考える本になりました。学ぶことにはどのような意味があるのかを考えるヒントになれば幸いです。

  • 教養を学ぶ意味。生きることの意味。バイブル

  • 【私見】
    現在の枠組み、常識、既成概念、思い込みから自由になるために学び続ける。
    ①無知を知る。学べば学ぶほどど視野が広がる。調べるほど無知に気づく。
    ②シンプルに考え、何が大切なのかを頭のなかで整理する。本質を見つける想像力を身につける。
    ③批判的に見る力を持つ。引っかかるところを見つける。
    ・多面的、根本的、長期的に見る。

    【樹になるkeyword】
    ・すぐに役に立つことは、すぐに役に立たなくなる。
    ・読書は他人にものを考えてもらうこと。他人が考えたことを追いかけているにすぎない。
    ・読書はザルでの水汲みのようなもの。1/50でも残ればいい。読書後自分でものを考える時間(余韻に浸る)がなければダメだ。読んだことを後で考えなければ、精神に根を下ろすことなく、多くは失われてしまう。

  • とても面白くて読みやすかった。
    「読書の楽しさ」の章では共感できることが多かった

  • 「学び続ける力」というタイトルに必ずしも忠実な内容ではありませんが,池上さんという偉大な人物が生まれ,そして育った背景や経緯を知ることができる,池上ファン必読の一冊です。

    本書には,「教養とは何だろう」という問いに対する答えがたくさん詰まっています。

    「世界が明日終わりになると知っていても私は今日リンゴの木を植える」・・・といった生き方をした池上さんのお父さんのエピソードは感動的です。

    記者として,キャスターとして地位を確立した池上さんが,今もなお歩みを止めずに挑戦し続けるのは,このお父さんの影響がとても大きいのでしょう。
    学ぶことの大切さと楽しさを知り,まだまだ勉強不足であると考える池上さんは,これからも精力的に我々にいろんなことを教え続けてくれるでしょうし,ファンの一人としてそれを望まずにはいられません。
    あまり無理をなさらず,どうか健康に留意していただきたいものです。


    個人的には,大学における「池上教授」に関する部分が印象的でした。
    出席を取らずレポートとテストで厳しく成績評価する池上先生の担当科目は意外にも不人気?だというのですから,これは面白いというか悲しいというか・・・何とも言えない複雑な気持ちになりました。東工大ほどの大学の学生であっても,易きに流れるようです。

    忙しい中でも真面目に学生のレポートや答案を読んで採点をする池上先生の真摯な姿勢には,頭が下がります。
    きっと,学生達が書く未熟な文章を読むことも,池上さんにとっては「学びの機会」なのでしょう。私もこんな謙虚な人物に,少しでも近づきたいものです。

  • 図書館で借りた本。
    池上氏が、なぜ学び続けるのか、どのようにそれを伝えるのか?が書かれた本。
    中でもノートの取り方は、とても参考になります。
    ・・・しかし、社会人ウン年目。どこでのこノートを取る方法を使えば良いのやら・・・。
    池上氏のように、大学の社会人向け講座を受けてみよっかなぁ・・・。

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号 002//I33

  • 今やテレビで見かけないことのない池上氏の本。
    東工大でリベラルアーツセンターの教授として、教養について講義したときの、所感などが書かれている。
    勉強とはどういうことか?視野の狭い勉強ではなく、幅広い視野で視座も高く持つためには、どのような教育が必要か?
    与えられた学びではなく、自ら学ぶということがいかに大切か。
    それは、年齢に寄らず、著者も言っているように死ぬ直前まで学び続けることが大事である。

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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