学び続ける力 (講談社現代新書)

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レビュー : 300
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062881883

感想・レビュー・書評

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  • リベラルアーツの大切さ

  • 我父も、いくつになっても学ぶ姿勢を見せてくれていた。
    商社を退職した後には、国鉄(今のJR)2万キロの旅、100か所巡り、海外視察旅行、俳句に、ろうけつ染め、いろんな事に挑戦。
    ラジオ講座のソビエト語等も聞いていたのには、池上氏の父親と、似ているのであは無いだろうか?

    池上氏の、デカンショを知っていること自体、今の人は知らないことでしょう。
    その世代の人たちに、分かりやすく、政治、歴史、宗教、経済と、いろんな分野を簡単明瞭に説明できる素晴らしさにいつも、感服している。

    読書好きだが、読む力、そして、焦点を当てる所の的を的確に、決めて読み進んでいる池上氏と、ただ、ざるのようにだだもれながら、沢山読んでいる読書力と言うのが、ショウペンハウエル1/50の栄養しかなっていないことだと、理解出来る。

    岩波新書の星も、書いてあるのを読んで、そうそうそんな時代でした。
    活字も、小さく、細く、読みづらいのに、電車通学の間に、「悲しみよこんにちは」「羅生門」なんて、読んでいたのを、思いだしました。
    昔読んだ本は、案外憶えているもので、池上氏の言う、教養論で無くて、まなび続ける事の意味について、書かれている。

    亡き父が言っていた「死ぬまで、勉強!」と、、、、
    学ぶことのできる間は、視野を広げ、実践力を養いたいと、思った本であった。

  • 端的に内容を説明すると"教養とはなにか"というお話。池上氏の経験に基づいて書かれており読みやすかった。また自分が何故知識を得るかという点について再整理できた。「すぐに役立つことはすぐに役立たなくなる」という言葉がとても印象的。

  • 【配架場所】 図・3F文庫・新書 
    【請求記号】 080||KO||2188
    講談社現代新書 No.2188

    【OPACへのリンク】
     https://opac.lib.tut.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=143676

  • 前半も面白いのだけど、後半の読書の話以降がとても印象に残る言葉が多く勉強になりました。

    「すぐに役に立つことは、すぐに役立たなくなる。
     あとからじわじわ役立つこともある。」

    まったくその通りだなと思いました。

    どうしても教養があるというと、知識が多かったり、難しいことを知っていたり、本を沢山読んでいたりというイメージがあるけど、本当はそれだけではないはず。
    たくさん本を読んだり、知識をつけたりすることによって、「自分の頭で考えて行動できる力を身につけること。」が本当の教養を身につける意味ではないのかなって思うのです。

    池上さんはこの本の中で、「自分の存在が社会の中でどんな意味を持つのか、客観視できる力をつけること。」だと書いています。

    「読書がなければ教養は身につかないけれど、読書しただけで教養が身につくわけではない。」とはショーペンハウエルの言葉だと、この本の中で紹介されています。
    池上さんはショーペンハウエルから教えてもらったのだといいます。
    そういえば私も、デューイの「学校と社会」を読んで
    「書物は経験の代用物としては有害なものであるが、経験を解釈し拡張するうえにおいてはこの上もなく重要なものである。」という言葉に心を打たれたことを思い出しました。


    また池上さんは、読書はざるで水汲みをするようなものだといってます。
    でも読書し続けていたら、必ず水は溜まっていくのだと。

    読書や知識があるだけでわかった気になってはいけない。
    だけど、読書をし続けていくことで、少しづつ力はついていくのだと。
    そう思いながら池上さんのいうように学び続けていきたいなぁと思いました。

  • 教養ってなんですか?という質問にはダイレクトで答えてはいません。池上彰先生は、勉強とは、学ぶこととは何であるかを私たちに考えて欲しいのだと思いました。わたしが海外にいた時、ロングタイムラーニングという話題でディスカッションしたのを思い出し、本書の内容とまさにかぶっていました。海外の大学には、若者だけでなく様々な年齢の人が共に勉強しています。学ぶことは、学生時代だけでなく一生続いていくのです。今後は一生を通して学んでいく姿勢というものが大切になってくるのでしょうか?そんな事を考えさせてくれる一冊です。

  • 面白かったです。いつものテレビで出てる池上さんらしく分かりやすくその場で解説してくれるような印象を受けました。
    『読書は、水をザルですくうようなものだ』は、強烈でした。確かに、情報を自分自身で吟味しないと力にならない。
    力がついたら、人生にどのような利益があるのか?池上さん自身の考えを述べてくれている。すごく興味深かったです。私自身も自分の興味のあることから学ぶことを深めていこうと思いました。

  • 内容は真新しいものはなかったが、有名になった方も忙しい中寸暇を惜しんで勉強し続けているのだということが励みになり、自分も頑張ろうと思える。いつか今の頑張りが役に立つと思える。

  • 著者の学びに対する強い意欲がにじむ。ショーペンハウエルの言葉で「読書するだけで勉強になるのではなく、読後に考えることが必要」は、著者同様、頭を叩かれた感じ。

  • 池上さんの学びに対する意欲、ここから池上さんは出来上がっているんだと思った。
    大学生の私にとって、メモをとる力や批判力の話は役に立った。読書をしながら疑う、読書後に考える、慣れるまで大変そうだけど実践してみようと思う。

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著者プロフィール

池上 彰(いけがみ あきら)
1950年、長野県生まれのジャーナリスト。東京工業大学特命教授、京都造形芸術大学客員教授、名城大学教授、信州大学・愛知学院大学特任教授、特定非営利活動法人日本ニュース時事能力検定協会理事を兼任する。
慶應義塾大学経済学部卒業後、1973年から2005年までNHKで記者として勤める。以降、フリーランスのジャーナリストとして活動。ニュース番組で人気になった。2012年から2016年までは東京工業大学リベラルアーツセンター専任教授を勤め、定年退職後も学生教育に関わっている。

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