まんが 哲学入門――生きるって何だろう? (講談社現代新書)

  • 講談社
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本棚登録 : 356
レビュー : 52
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062882163

作品紹介・あらすじ

「生きるってなんだろう?」――誰もが一度は考えたことのある問いに、「時間」「存在」「私」「生命」の4つのテーマから迫っていく。難しいことばをほとんど使わず、「まんまるくん」と「先生」の二人の掛け合いの形から、哲学の根本問題をゆっくりと解きほぐしていく哲学入門書。

感想・レビュー・書評

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  • ハアハア…。
    哲学病再発。

    エッチな本と、哲学書と、宗教書を読む時の、
    あの興奮具合が一緒なのは、なぜ?

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  •  哲学者の森岡氏(大阪府立大学教授)が、なんと自ら全ページのマンガを描き下ろした話題作。

     森岡氏の著作はけっこう読んでいるし、前にインタビューしたこともあるが、絵も描ける人だとは知らなかった。

     もっとも、マンガといっても、帯に載っている「まんまるくん」なるシンプルなキャラがメインとなるもので、「図解」に近い代物。コマ割りはあるものの、背景などはほとんど描かれていないし、もちろん萌えキャラなど一切登場しない。

     マンガ家の寺田にゃんこふが共著者となっているが、森岡による鉛筆描きの原画に寺田がペンを入れ、「プロの線を与え」るというスタイルの共著なのである。
     ゆえに、フツーのマンガを期待して読むと肩透かしを食うだろう。

     それでも、本書はマンガという表現形式を活かした哲学入門として上出来だ。
     何より、既成の哲学を紹介・解説するのではなく、森岡自身の哲学を絵解きする形をとっている点が画期的である。

     「まんまるくん」と「エム先生」(森岡の分身だろう)の対話を通じて、「時間とは何か?」「『ある』とはどういうことか?」「『私』とは何か?」「死とは何か?」という哲学上の大テーマ4つが、各一章を割いてわかりやすく表現されていく。

     いわば、哲学者の頭の中を覗くことができるマンガ。哲学的思考の進め方とはどのようなものかを、マンガを通じてわかりやすく教えてくれる本である。

     巻末には30ページ以上にわたって、オススメ哲学書の「読書案内」が書き下ろされている。小さい活字でびっしりと情報がつまった充実の内容で、これ自体が独立した価値をもつものだ。

  • マンガを用いた哲学対話篇。今とは何か、あるとは何か、わたしとは何かなどの問題について、哲学史が語られるのではなく、まさに哲学が行われている。その意味で稀有な著作。あとがきで述べられているように、マンガを用いた哲学の可能性を感じさせる。認識論はマンガになりやすそうだが、今後は正義や幸福などについてもマンガによる思索が望まれる。

  • 絵が丸と点でできているが、なかなか内容は深い。「哲学の謎」を読んだ時も頭が???になってしまったが、これもそうだな。でも考えるのが哲学か…。巻末の参考書籍、参考になります。

  •  生と死を巡るアポリア、時間という現象、「私」という存在について問うまんが哲学入門。びっくりしたのはマンガ家の方はペン入れしただけでマンガ自体は森岡先生が描いているということ。巻末の哲学入門書も東西バランスが取れいていていい感じです

  • 特にある哲学者や哲学者の言葉について書いているのではないのがいい
    絵でないと説明できないところを上手く説明していて分かりやすい
    でもまだまだ分かっていない(笑)
    分かっていないことが分かった・・・

  • 先生自らが基本図を描いて、テキストも書いているのでわかりよい。哲学の文章というと、一節一節が結構大切で、それがズラッと連なっていて迷宮に迷い込むような感じになることが多い。その点、この本は、漫画として描かれているのでコマで切られていて、そこにイラストがあり、ただの図解ではなく流れがある。漫画でありながらコマ割りされることで立ち止まる契機になっている。広く薦めることができる一冊だと思う。

  • いやー、これはなかなかに名著なのではなかろうか。
    絵柄や著者の思想になじまない人はいるだろう、というか、むしろそういう人の方が多そうなんだけど、きわめて平易な語り口の中に深く考えさせられる箇所が何か所もあって、座右の書にしたいくらい。

  • 生と死をテーマにした哲学が漫画でわかりやすく説明されている。
    今は、「死にたい」だとか、「生まれてこなければよかった」だとかを思っていない。そのことについて何も思ったことがなかったけれど、そう思わないということは幸せなことなんだなと、この本を読んで理解した。
    哲学の本なのに勇気づけられた気がする。
    巻末に哲学の本の紹介が載っていて、哲学の入門書としてこの本は良いものだと思った。

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著者プロフィール

もりおか・まさひろ 1958年、高知県生まれ。哲学者。大阪府立大学教授を経て、早稲田大学人間科学部教授。大学では哲学・倫理学を担当。無痛文明論、生命の哲学などを提唱し、従来の客観的な学問の枠組みを超えて、みずからを棚上げすることなく果敢かつオリジナルな思索を展開し、人文学の領域を大きく押し広げる。著書に、『無痛文明論』『生命学をひらく』『生命観を問いなおす』『自分と向き合う「知」の方法』『感じない男』『宗教なき時代を生きるために』『草食系男子の恋愛学』『まんが哲学入門』ほか。

「2016年 『33個めの石 傷ついた現代のための哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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