癒しのランニング (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062882392

作品紹介・あらすじ

肩が凝る、腰が痛いなど現代人特有の症状は走った方が良くなります。日常生活や仕事のストレス解消にも効果があるランニングは、今最も人気のあるスポーツです。最近ではうつ病の治療に効果がある、認知症の患者も症状の悪化がストップするなど、リハビリテーション施設なども注目をしています。
ランニングを習慣化することで「心にパワー」をもたらすことを本書では具体例をあげて読者に伝えます。ランナーばかりでなく、「走ってみたい」と思っている読者にも役に立つ情報満載です。

感想・レビュー・書評

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  • 非常にわかりやすい文章だった。
    走ることで得られる効果や、マラソン人口の増加の理由・どのようなランナーが増えたのか、など、幅広く語られていた。
    メソッド的な本ではなく、マラソンというものの全体を、様々な視点で述べている、というタイプの本だ。
    いちいち納得。
    そうだね、そうだね、と頷きながら読みました。
    「タイムを縮めるたい!」
    「もっと速く走りたい!」
    ということが知りたい人は、他の本を読んだ方がいいと思う。
    走ることに「癒し」を感じて、自分の体と人生を整えるためのランニングの、読み物。

  • 走る事について、心に及ぼす作用について、マラソンについて、ガチガチの入門書ではない。

  • ランニングの奥深さについて、共感するところが多かった。走ることはとてもシンプルでだからこそ本質的なものに迫れるような感覚がある。走る目的は人それぞれで、市民ランナーが増えて誰もが走り始めやすい環境になっているのはとても好ましいことだと思う。私の走る目的は、走ることを通して精神的に強くなりたいから。本著でも書かれているけど女性ランナーらしいか。笑

  • ランニングすることで得られる効果として、肩凝りや腰痛の改善、ストレスの緩和、脳が一旦リセットでき仕事等の効率が上がるなど良いことづくめ。
    一度遠ざかっていたが、また少しずつ始めたいと思った。

  • 第6章 フルマラソンにチャレンジする を目当てに読んだ本。

    ランニングが心の安定に良いことは知っていたが、実際に精神疾患患者さんのリハビリとして使っていて、その効果が出ていることはしらなかった。
    たしかに、自分も走っている時期は、とても心が安定している。
    (少し走らない時期がくると、ネガティヴ性格が出てきてしまうが。)

    女性ランナーについての解説も面白かった。
    「女性は、自分に自信もつために走る」
    たしかに、自分がその目的のために走りだした。
    自分だけではないのだなーと、なんとなく安心。

    フルマラソンにチャレンジするでは、
    「遅いくらいでちょうどいい」
    「ランドマークを見つけておく」
    「上手なペース配分とは」
    「沿道の声援」
    など、実際のアドバイスが読めたのがよかった。

    走ることは、大嫌いでした。
    持病の喘息を盾に、学生時代は、マラソンを全拒否。
    でも、少しずつ走り始めたら、とても楽しい時間に。
    自分とじっくり対話して、自分と闘って、自分で走り方をマネージメントして。。
    とことん、自分と向き合う時間。
    ある意味、動く座禅かも。

  • ランニングすると、自分が欲する食べ物がわかるというのはかなり共感。それが醍醐味でもあるんだよね

  • ★★

  • 私の心に響いた事は、ランニングは幸せ感じるホルモン、セロトニンが出るから、大いにやりなされ。長く続けられるように、怪我しないで、無理しないで、痛みがあったら休む。余裕があったらフォームにも気をつけよ。という事かな。ありえないくらいにざっくりだけど。/// ランニング始めて10ヶ月。ゆるく長く続けていきたい。怪我とフォームに気をつけて。

  • 現在開催している企画展示「スポーツを支える医学」で見つけたこの本にはランニングのさまざまな効用が列挙されている。心を整えたり、免疫力を高めたり、ストレスからの解放であったり等々。走るのが苦手な私だから、そういう効用はウォーキングでも可能じゃない・・・って思ってみた。心と身体のバランスを整える効果があるランニングとウォーキングの違いなどについての本も探してみたい。(第2閲覧室 782/N)

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著者プロフィール

監修 金 哲彦(きん てつひこ)  1964年、福岡県生まれ。プロ・ランニングコーチ。早稲田大学時代は、箱根駅伝で活躍。4年連続で山登りの5区を担当し、区間賞を2度獲得し、1984年、85年の2連覇に貢献。大学卒業後、リクルートに入社。87年別府大分毎日マラソンで3位入賞。現役引退後はリクルートランニングクラブで小出義雄監督とともにコーチとして有森裕子、高橋尚子などトップランナーの強化に関わり、その後同クラブの監督に就任。現在はプロ・ランニングコーチとしてオリンピック選手から市民ランナーまで、幅広い層の信頼を集める。テレビやラジオでマラソン・駅伝・陸上競技中継の解説者としてもおなじみ。著書多数。

「2020年 『100歳ランナーの物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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