「若作りうつ」社会

  • 講談社 (2014年2月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062882491

みんなの感想まとめ

現代社会における「若作りうつ」というテーマは、自由と責任の狭間での葛藤を浮き彫りにします。年齢を重ねる中で、従来のロールモデルが見えにくくなり、自分に合った生き方を模索する重要性が強調されています。多...

感想・レビュー・書評

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  • 歳を取りにくくなった…というよりは、標準的なロールモデルが見出しにくくなった、というべきか。それは自由と表裏一体なわけですが。「Aという大人がダメなら、B、それがダメならC」という具合に、多数のロールモデルを見出す事が大切か。

    たしかに、若い時のノリでゾンビ映画100本斬りとかはもうできないし。

  • 自分なりの解釈
    思春期に自分探しを終え、自分からパートナーシップ、子供や年少者への養育と重心をずらしていくのが正常な発達課題であり、そうすれば自分が死んでもバトンを年少者に渡してると思えればこれで良かったと思える。いつまでも自分探しだけを引きずっているとそういったことが無いため若さに執着しうつになる。
    それは核家族化などにより世代間のコミュニケーションが無いことが原因で年の取り方が分からない人が増えている。
    昔に比べ減っている年上年下とのコミニケーションを増やすことでヒントが得られるのではないか

  • 面白かった。うつについてに限らず、現代の精神全般についての平易な解説のイメージ。

  • 新書

  • 今は大人になるのは難しい時代。それをサブカルチャーで輸出してる。

  • 原題:年の取り方がわからない社会

  • いくつになっても、シミしわ白髪もなく
    完璧なプロポーションを保つ女性たち・・・
    そんな女性たちがもてはやされる様になった頃から
    昔のアイドルがTVに出ると
    すぐに劣化だなんだと騒ぐ輩が出現するようになった。
    それは劣化じゃなくて、単なる老化だ。
    そして老化は罪でもなんでもない極々当たり前のことで、
    齢を重ねているのに
    つるんつるんの顔をしている方がよっぽど怖いじゃないかと常々思っていた。

    著者はそんな今の日本の若作り社会について
    分析を試みる。
    齢のとり方がわからくなってしまった我々は
    一体どうやって無理な若作りすることなく老いさらばえていけばいいのだろうか。。。
    その見本となれるような老人に
    なれる自信は毛頭なく、
    かといって、美魔女なんて言葉には全く無縁の私は
    著者の言う『誰からも好かれなくてはいけない』『大人になってもかわいいことが大事』という呪縛からのがれ
    まずは普通に生きていれば普通に老いるということを
    ちゃんと受け止めて生きようと思うのでした。

  • 地域社会の崩壊によって、地域における年寄りの役割が不要になり、尊敬されるどころか厄介者として扱われるような時代になったという説明が興味深かった。
    年を取った時、自分は社会に、また自分の人生に何を残せるのだろうと考えさせられた。

  • うまく歳を重ねることが出来なくなった日本人。
    主に精神の問題だが、肉体的にも栄養の面から考えて現代人の方が若くなったのではなかろうか。

  • 中高年になって身体の老いに心が受け入れられず、うつになる。大人になれない若者と同じくらい、問題視されてもいいですよね。「かわいい」至上主義の世の中に疑問を感じています。

    身近な年長者、年少者との交流が処方箋とありましたが、やはりそこに帰結するのですね。それが出来ないから困っている方は、どうしたら良いのでしょうか。
    年上の生きるお手本に頼るのは楽です。しかし、私達がその年になった時と環境は異なります。こんなはずじゃなかった、とギャップに苦しむのでは。同世代との交流で刺激を貰うのが良いのではと思いますが。

  • 「若作りうつ」という題名にまず魅かれた。
    年をとることの価値観の世代間の差が著者の興味深い視点で説明されていた。
    皆に愛されるか否か、モテるか否かを問われた世代による社会でどう社会適応するかが求められているとあり、共感できる部分あり。
    エリクソンのライフサイクル論はとてもわかりやすい。
    世代間の相互影響についてを意識しながら、いろんな世代との学び合いを心掛けたい。

  •  精神科医が語るいつまでも若くありたい社会の問題点。

     社会コミュニティの変化が成熟と老いとの接点を奪い、うまく年をとっていくことが難しくなった。サブカル部分については何だかこじつけっぽく感じたが、大部分において作者の理論には同感。
     この意識を持つと持たないとでは大きく違うと思う。

  • 7月新着

  • 5/16 16冊目

  • 上手く歳を取るのが難しい世の中だというのは自分の感覚ととてもよく一致している。年上の人を事例としてみて我が振りなおすしかないという処方箋はあまり役に立ちそうにないが。

  • 理想的な年のとり方なんてない。小さいときに刷り込まれた、かわいい愛される子がいいという価値観のまま、大人になり、年のとり方がわからず、若さにしがみつこうとする。
    オトコは渋い大人という席が用意されているけど、オンナには渋い大人なんていう席はない。年取ってもかわいいというのがほめ言葉だから。ネットの普及により年寄りの希少性が失われた。これからはもっとたくさんの年長者と知り合って、多種多様な生き方を参考にすべき。

  • 誰かのためではなく、自分自身のために頑張りたい気持ちがあればこそ、スキルアップやキャリアアップに夢中になれる。

  • 変化を求めるくせに、変わることを許さない社会。
    それが今のこの国。

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著者プロフィール

1975 年生まれ。信州大学医学部卒業。精神科医。地域精神医療に従事する傍ら、ブ
ログ『シロクマの屑籠』にて現代人の社会適応やサブカルチャー領域について発信
している。
著書『ロスジェネ心理学』(花伝社)、『「いいね!」時代の繋がり』(エレファントブッ
クス新書)、『「若作りうつ」社会』(講談社現代新書)

「2014年 『融解するオタク・サブカル・ヤンキー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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