世界の読者に伝えるということ (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
3.61
  • (5)
  • (7)
  • (8)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 102
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062882552

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【目次】

    目次 [003-007]
    序章 「世界の読者」の視点 009

    第 I 部 ひとつめのレンズ比較文学篇――世界文学としての日本文学 029
    第1章 アメリカで学んだ、日本文学の大切なこと 031
    第2章 「世界の読者」から読みかえる村上春樹 055
    第3章 「世界文学」という読みかた 079
    第4章 海外の大学から見る「日本文学の発信」 105

    第II部 ふたつめのレンズ地域研究篇――日本研究からみる日本文化・ポピュラーカルチャー・現代日本の批評 
    第5章 日本研究という視点 131
    第6章 日本研究で「日本らしさ」を語ることのむずかしさ 151
    第7章 日本のポピュラーカルチャーを研究する 171
    第8章 海外の日本研究から読む、現代日本の批評 201

    終章 すべての文化は「世界の財産」である 229

    おわりに(二〇一四年二月 河野至恩) [240-241]
    おもな引用・参考文献 [242-257]

  • 文化は生まれた国のものなのか、世界共通の財産なのか?
    これを文学やポップカルチャーを中心に考察する一冊。
    文学の場合、原語でなければ本当の理解はできないのか? 翻訳することで失われるものはある。それを理解した上で、世界に問うことで文化は豊かになっていく。
    うん、その通りだ。

著者プロフィール

上智大学国際教養学部、グローバル・スタディーズ研究科准教授。専門は比較文学・日本近代文学。
主な著書・論文に『世界の読者に伝えるということ』(講談社現代新書、2014年)、“Mori Ōgai and the ‘Literature of the World’:Reading Hyaku monogatari (1911) through the Eyes of the Foreign Reader.” In _“Ōgai” – Mori Rintarō: Begegnungen mit dem japanischen homme de lettres_, edited by Klaus Kracht, 269-286. Wiesbaden: Harrassowitz Verlag, 2014.(「森鴎外と「世界の文学」:「余所の国の読者」の目から読む『百物語』」。ベルリン森鴎外記念館で鴎外生誕一五〇周年を記念して刊行された論集に収録)などがある。


「2017年 『日本文学の翻訳と流通』 で使われていた紹介文から引用しています。」

河野至恩の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
筒井 康隆
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×