体の知性を取り戻す (講談社現代新書 2280)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062882804

作品紹介・あらすじ

【あなたの体に眠っている能力をどう引き出すか?】

「小さく前へならえ!」
「気をつけ! 休め!」
長年、社会が要請する「正しい」鋳型に合わせてきた結果、
私たちの体は知らぬ間に〈不自由〉になっている。

でも、自分の体のことは、自分が一番わからない。

あらかじめ体に装備された力とは何か?
どうすればそれを取り戻せるのか?

柔道、キックボクシング、古武術、韓氏意拳……
あまたの武道遍歴から考え抜いた
いまを生きのびるために大切なこと!


【推薦!】

頭による学習にばかり意を注ぎ、身体の感覚などは当てにならないものとして軽視してきた日本の教育の問題点を、著者自身の体験を通じて見事に衝いている。

――甲野善紀氏

身体を語る言語はつねに身体を裏切る。言葉で身体を語りきれるはずがないからだ。その根源的矛盾に耐えるためには、『居着かない文体』が必要になる。その困難な要請に著者は懸命に応えようとしている。

――内田樹氏


【目次】

第1章 「小さく前へならえ」で私たちが失ったもの
第2章 渾身のパンチより強い、手応えのないパンチ
第3章 「基本」とは何か
第4章 動かすのではなく、ただ動く
第5章 感覚こそが知性である

感想・レビュー・書評

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  • 他律的な身体運用ではなく、実感を伴わずとも自分の力を発揮できる武術の出会いを通して、自分の生き方を模索していく筆者の姿は、求道者そのものの姿である。

  • 凡人の著者(失礼)が、達人(甲野師、光岡師)との出会いにより成長していく様子を追体験できます。
    達人の言うことは分かったようで分からない。でも凡人(失礼)の言うことはすっと入ってくる。
    著者が経験した失敗はそのまま自分の失敗として心当たりがあるし、そこからどのように考え方を変質させていけるか。
    大きなヒントになりました。

  • 挫折。

    最初の方の、「小さく前へならえ」や椅子の話が
    屁理屈に感じてしまいモヤモヤして読み進められなかった…

  • 濱口竜介みを感じる本で実際著者が濱口竜介と対談していて、その内容も大変よかった

    http://nonsavoir.com/pre00/pre07_01_00/pre07_01_03

  • この考え方は何か「救われる」感覚があると感じた

  • これほど表現しにくいことをうまく伝えようとしている。

  • 尊敬できる人と仕事できるのが嬉しくて、ついその方のために、承認されるように頑張ろうと力が入ったとき、このスタンスでいいのかな?という違和感があった。それって、他人に自分を受け渡すのと同じことでは?という疑問がわいたのだった。その日にたまたま開いたこの本で、私の感じた疑問と同じことが書いてあって驚いた!何事も、力をも入れずして天地を動かす、を大事にしたい。

  • 尹雄大〈ユン・ウンデ〉はスポーツ選手のインタビュアーを生業(なりわい)としているが、格闘技や武術を嗜(たしな)んでいるので思考の足がしっかりと地についている。全体的には社会に対する違和感を体の緊張として捉え、哲学的に読み解こうとしている。
    https://sessendo.blogspot.com/2020/07/blog-post_28.html

  • ABCで見かけて購入
    やはり、というかの甲野先生のお話など
    自分の身体だけれど、自分ではどうにもならないのだよ、というのに気付けるかどうかというのは大きな違いかな
    ちなみの「自分の存在を実感できないほどの暗闇」というのは何度か体験していて、この本の実感には必須かな、と思いました

  • 理想を追わない、努力を礼賛しない、善悪で判断しない、手ごたえを信じない。今まで「良し」とされてきた価値観がことごとくひっくり返る一冊。

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著者プロフィール

1970年神戸市生まれ。インタビュアー&ライター。政財界人やアスリート、アーティストなど約1000人に取材し、その経験と様々な武術を稽古した 体験をもとに身体論を展開している。
主な著書に『さよなら、男社会』(亜紀書房)、『異聞風土記 1975-2017』『親指が行方不明』(以上、晶文社)、『モヤモヤの正体』(ミシマ社)、『脇道にそれる』(春秋社)など。

「2022年 『つながり過ぎないでいい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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